ロシアのお菓子と言えば、プリャーニキ(пряники)。
見た目はドイツのレープクーヘンにそっくりなロシア伝統の焼き菓子で、どこでも売られています。
ロシアではお茶菓子として紅茶と一緒に食べられることが多く、みんな大好きです。
本日は素朴な焼き菓子「プリャーニキ」(пряники)の作り方を一緒に見ていきましょう。
【ロシア料理】素朴な焼き菓子「プリャーニキ」(пряники)
プリャーニキ(пряники)って?
プリャーニキはロシア伝統の焼き菓子で、ジャムやスパイスを加えて作ります。
日本語ではプリャーニキと呼ばれていますが、これはпряникの複数形пряникиから名前が付けられています。
プリャーニキはトゥーラ産が有名で、スーパーのお菓子コーナーでも手軽に購入することができます。
プリャーニキの起源は9世紀まで遡るといわれていますが、当時のプリャーニキはスパイスなどは使われず、砂糖の代わりにはちみつが使用されていました。
はちみつを使うことで長期保存ができるため、当時は貴重な食べ物だったそうです。
トゥーラはモスクワの南、約180kmに位置している小さな町です。サモワールやプリャーニキの生産地として有名で、プリャーニキ博物館は歴史や当時の作り方などを知ることができます。
現在スーパーで売られているものは当時のプリャーニキとは違いジャムやスパイス入りだったり、何も入っていないシンプルなものだったりします。
ちなみに、本日ご紹介するのはジャムもスパイスも入っていないシンプルなプリャーニキです。スーパーではпряники сливочныеという名前で売られています。
材料(一口サイズのプリャーニキ約35個分)
【生地】
・牛乳 250ml
・小麦粉 125g、500g
・砂糖 250g
・塩 ひとつまみ
・植物油 50ml
・バニラ砂糖 16g
・ベーキングパウダー 30g
・たまご 1個
・たまごの黄身 1個
【アイシングクリーム】
・たまごの白身 1個
・粉糖 125g
準備
・小麦粉は分量別にふるい、500gのほうにはベーキングパウダーを入れて混ぜておきます。
・オーブンは180℃に予熱しておきます。
・たまご1個を白身と黄身に分けておきます(黄身は生地に、白身はアイシングクリームに使用します)。
作り方
1, 牛乳を鍋に入れて、火にかけ沸騰させます。
2. ボウルに小麦粉125g、砂糖250gと塩ひとつまみを入れよく混ぜます。
3. 沸騰した牛乳を2に入れ、スパチュラ(ヘラ)でよく混ぜます。
4. 3に植物油を加え、さらによく混ぜます。
5. 4にたまご1個、黄身とバニラ砂糖を加え混ぜます。
6. 5に小麦粉500gを加え、生地がまとまるまで混ぜます。
写真のように生地がまとまればOK。
7. パンこね台(ペストリーボード)に小麦粉で打ち粉を打ち、6の生地を載せてこねます。
捏ねていると写真のようになります。
8. 生地を二つに分け、麺棒で1㎝ぐらいの厚さに伸ばし、丸型でくり抜きます。
型がない場合はコップを使ってもOKです。一口サイズのほうが食べやすいので、なるべく直径が小さくなるようにくり抜いてください。
9. ベーキングペーパーを敷いた天板にくり抜いた生地を載せ、180℃に予熱したオーブンで焼きます。
表面がうっすらきつね色になったらOKです。
10. 生地を焼いている間に、アイシングクリームを作ります。白身と粉糖をボウルに入れ、混ぜます。
これで完成です。
11. 焼きあがったらハケを使って、アイシングクリームを塗れば完成です。
まとめ
いかがでしたか。本日は『プリャーニキ(пряники)』の作り方をご紹介しました。
スパイスやジャム入りもおいしんですが、シンプルなプリャーニキもおすすめです。知り合いからは「お店のプリャーニキみたい!!」と絶賛してもらえました(笑)
ロシア人直伝!!「квашеная капуста」(キャベツの酢漬け)を作ろう!!
ロシア定番サラダ「Винегрет」(ビネグレットサラダ)を作ってみよう!
【ロシアの生活】週末は小屋付き菜園「ダーチャ」へ
【保存版】ロシアへ来たら絶対に食べておきたいおすすめ料理
コメント