本日ご紹介するレシピは我が家の定番シャシリクのレシピです。シャシリクの写真を見ると難しそうに見えますが、家にある材料で簡単にできます。
現地でも普通に食べられているシンプルな定番レシピなので、好みでハーブを加えて自分だけの味を作るのも〇。
とにかく簡単でおいしいので、是非、作ってみてください。
現地在住日本人が紹介!!ロシア式バーベキュー「シャシリク」の基本の作り方
シャシリクって?
シャシリクはもともとは中央アジア、コーカサス地方の料理ですが、ロシアでも広く親しまれている料理です。ダーチャシーズンになると、あっちこっちからシャシリクのいい香りが漂ってきます。
ダーチャシーズン中は、週末はほぼシャシリクっていう家庭もあります(笑)
ちなみに、シャシリクは準備するのも焼くのも男性の仕事。私が日本語を教えている生徒さんのところも、シャシリクはお父さんが全て担当しているんだとか。
シャシリクの基本的な作り方は、薄切りの(もしくはおろした)タマネギとニンニクにハーブ、塩、油を加えたマリネ液に肉を一晩漬けこんでから炭火で焼く…というごくシンプルなもの。ケフィールで下味を漬けるレシピもありますが、お肉がとっても柔らかくなります。
自宅でシャシリクを漬け込む時間がない場合は、スーパーの精肉コーナーへ行けば出来合いのシャシリクを購入することもできます。
私は2012年9月からロシアに住んでいるんですが、毎年ダーチャシーズンが始まる5月上旬の大型連休にシャシリクをやることが多いです。
過去の写真を探してたら、毎年5月にシャシリクの写真が集中してた…(笑)。
ダーチャを購入した当初はмангал(マンガール)がなくて、大きな石で台を作ってました。
ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、ではここからシャシリクの作り方を一緒に見ていきましょう!
材料
ロシア料理ともウズベキスタン料理ともいわれるシャシリクですが、基本の作り方は日本の自宅にある材料で簡単に作れます。
- 豚の肩ロースブロック4kg
- 玉ねぎ 1~1.5㎏
- 塩 大さじ4
- 胡椒
- 酢 大さじ4
- 植物油 大さじ4
- シーズニング 好みでオレガノ、バジリク、パプリカパウダーなど
シャシリクに適している部位は肩や肩ロースです。
適度に脂身のついた肉のほうがジューシーに焼けます。
作り方
1. お肉を2.5センチから3センチのサイコロ状に肉を切ります。
2. 次にマリネ液を作ります。玉ねぎ薄切りします。家庭によっては玉ねぎを薄切りにしたものとピューレ状におろしたものを用意します。
我が家はたまねぎ全体の60~70%を薄切りに、残りはハンドブレンダーかミキサーでピューレ状にしたものを漬け込み液として使用しています。ピューレ状のほうがお肉に味が付きやすく、ジューシーになりますよ。
3. 薄切りにしたたまねぎに塩大さじ4を加え、水分がしっかり出るまで揉みこみます。
粗塩がおすすめです。
4. お肉を漬けていきます。 大きめの容器(鍋でもボウルでも)に肉とたまねぎ、こしょう、酢、植物油、お好みでシーズニングを入れ、揉みこみます。塩は2の工程で十分入れてあるので必要ありません。足りないようであれば、ここで調整してください。
我が家は子どもがいるので、パプリカパウダーを入れました。
パプリカパウダーは鮮やかな赤色であることから辛そうに見えますが、辛味はありません。ピーマンや唐辛子のような風味があるので、小さいお子さんがいる方におすすめです。なお、辛味があるのはチリパウダーです。同じ赤色なので、間違えやすいのでご注意を。
5~10分ぐらい一生懸命揉みこんで…。
出来上がり。
あとは一晩冷蔵庫で漬け込めばOKです。串にお肉を刺して、炭火でこんがりと焼けば完成です。
シャシリク専用の串をロシア語でшампур(シャンプール)と言い、мангал(マンガール)と呼ばれる炭火焼きの台で焼きます。ロシアの串は一番短いもので30㎝です。アマゾンでも似ているものが販売されています。
焼けたらお肉を串から外し、お皿に載せます。
ダーチャシーズンが始まる5月になると、いろんなところからシャシリクの匂いが漂ってきます。ダーチャで栽培した野菜をその場で収穫して食べるのがロシア流。長い冬の間は新鮮な野菜は値段が高いし手に入りにくいので(売ってるけど傷んでたり、高くて毎回は買えなかったり…)、こうやって新鮮な採れたて野菜が思う存分食べられるのは、最高の贅沢です。
脂身のついたシャシリクと新鮮な野菜…これ∞ループ。
まとめ
いかがでしたか。本日は自宅で簡単に作れる『シャシリク』の作り方をご紹介しました。シャシリクはマリネ液に漬けて焼くだけの簡単な料理です。マリネ液に加えるハーブを変えれば自分だけのレシピを作ることもできます。
ぜひ試してみてくださいね。
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