ロシアには、マースレニッツァと呼ばれる「冬を送り春を迎える」お祭りがあります。
マースレニッツァはロシア語で『Масленица』と書きますが、これはバターという意味の『масло』(マースラ)と女性という意味の『ница』からできているので、別名「バター祭り」とも呼ばれています。
マースレニッツァは1週間続きますが、この期間に食べられるのが「Блины」(ブリヌイ)です。各家庭で焼かれた「Блины」(ブリヌイ)は、食事の際に出されます。
では、なぜ「Блины」(ブリヌイ)なのか?
それは、「Блины」(ブリヌイ)が、春の象徴である「太陽」を連想するからなんです。
1年の中でもっとも「Блины」(ブリヌイ)が食されるのはマースレニッツァの期間ですが、家庭に常備されてる材料で手軽にできるため、日常的によく食べられています。
喫茶店やコーヒーショップでは、軽食やデザートとして親しまれています。
ロシアではボルシチやピロシキと並び、ポピュラーな料理のひとつと言えます。
今日は、ロシアで広く食べられている「Блины」(ブリヌイ)のレシピをご紹介します。
ロシア版クレープ「Блины」(ブリヌイ)を作ってみよう!!
材料
※直径24㎝のフライパンで焼いた場合、約20枚出来ます。
・牛乳 500ml
・たまご 3コ
・バター 10g
・小麦粉 200g
・さとう 大さじ2
・塩 小さじ1/2
・仕上げのバター 適量
・お好みの具
下準備
1. 小麦粉はふるっておきます。
しっかりふっておかないと、ダマになってしまいます。
2. バターは室温で戻しておくか、電子レンジで溶かしておきます。
作り方
1. ボウルにたまご、砂糖、塩を入れ、白っぽくなるまでよく混ぜます。
2. 牛乳1/3を1に加え、さらに混ぜます。
3. ふるっておいた小麦粉を少しずつ加えながらよく混ぜます。
このとき、いっぺんに小麦粉を加えてしまうとダマになりやすいので、必ず少しずつ加えていってください。
4. 最後に室温に戻した(溶かした)バターと残りの牛乳を加え、よく混ぜたら生地の出来上がりです。
※室温に戻した(溶かした)バターを先に入れて混ぜると、分離しにくいです。
5. 油をひいたフライパンをよく熱し、クレープを焼くように両面焼いていきます。
※フライパンが十分熱くないと、生地がフライパンにくっついてしまい、上手にひっくり返せなくなるのでご注意。
6. 焼けたらお皿に載せ、バターを塗って完成です。お好みの具を載せて召し上がってください。我が家では、いちごジャムとサワークリームを載せてデザートとして食べています。
いちごのヴァレーニエとサワークリームの愛称は抜群♪キレイにお皿に盛り付けすれば、カフェ気分を味わえます♪
ヴァレーニエの作り方に興味のある方は、いちごロシア人直伝!!いちごのヴァレーニエ(果実の砂糖煮)も是非見てくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ブリヌイは各家庭でよく作られるロシア料理です。レシピも家庭ごとに違います。
私が紹介したブリヌイは牛乳を使用していますが、家庭によってはケフィールを使うこともありますし、パンケーキのような厚みを出すために、ベーキングパウダーやイーストを加えるところもあります。
いろんなレシピを試してみて、自分の好みに合うブリヌイを探してみても面白いかもしれません。
なお、アレンジバージョンに興味がある方は【ロシア料理】アレンジ!!カボチャ入りブリヌイも是非ご覧ください。
それでは皆さん、
また次お会いしましょう!
Пока пока!
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