みなさんは、ロシア版ザワークラウト「квашеная капуста」(クヴァーシュナヤ カプースタ)をご存じでしょうか?
日本ではドイツの「Sauerkraut」(ザワークラウト)が有名ですが、実はロシアにもあります。ロシアでは「квашеная капуста」(クヴァーシュナヤ カプースタ)と呼ばれていて、直訳すると「発酵キャベツ」。
必要な材料はキャベツとにんじん、そして塩のたった3つだけです。野菜を千切りにし、塩もみをしたあと、数日間室内で発酵させれば完成です。キャベツのシャキシャキした歯ごたえと、程よい酸味が食欲を増進させます。
毎年、気温がグッと下がり自宅のバルコニーが冷蔵庫になる10月下旬、どの家庭でもよく作られています。ロシアの厳しい自然環境のなかで育まれた保存食です、
それでは、本日は基本的な「квашеная капуста」(クヴァーシュナヤ カプースタ)の作り方をご紹介します。
ロシア人直伝!!「квашеная капуста」(キャベツの酢漬け)を作ろう!!
材料
・キャベツ 10kg(2㎏)
・にんじん 2㎏(400g)
・塩 200g(40g)
・キャベツの葉 1~2枚
※発酵させる際に必要になります。
必要な道具
・4面スライサー
・おもし
・квашеная капустаを発酵させる容器
※我が家はバケツを使っています。
・布
下準備
・ キャベツ、にんじんをよく洗っておく。
作り方
1. キャベツは4等分に切り、包丁で細切りにします。
2. にんじんは皮をむき、ヘタを切り落とし、
4面スライサーで広千切りにします。
3. のし台に千切りにしたキャベツとにんじんを載せ、塩を少量振りかけて手でよく混ぜます。水分が出てきたら、容器に移します。
※容器に材料をすべて入れてから混ぜるとムラになる可能性があるため、のし台で少しずつ混ぜます。
4. 最期にバケツの中に入っている材料をよく混ぜます。
5. キャベツの葉、重しをのせ、ほこりが入らないように布をかぶせます。
6. 発酵させる際、バケツの中にほこりやゴミが入らないように布をかぶせます。室内の暖かいところ(16~20℃)に置いてください。発酵にムラが出ないように、毎日1回、しっかり混ぜます。暑すぎる場所や、混ぜるのを忘れると失敗するのでご注意ください。3日ほどで完成です。
完成したら、冷蔵庫と同様の環境下で保存してください。室内に置いたままだと発酵が進んでしまい、酸っぱくなってしまいます。
なお、3日はあくまで目安となります。室内環境によって発酵時間は変わってきます。
我が家は大体3日目には程よいすっぱさになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「квашеная капуста」(クヴァーシュナヤ カプースタ)はロシアでよく作られる家庭料理です。肉料理に添えてもいいですし、винегрет(ヴィネグレット)やсолянка(サリャンカ)に加えてもおいしいです。
是非、一度試してみてください。
それでは皆さん、
また次お会いしましょう!
Пока пока!
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