材料は砂糖とりんごだけ!!ロシアンジャム「りんごのヴァレーニエ」を作ってみよう!

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ヴァレーニエ(Варенье)は果実の砂糖(シロップ)煮のことで、ロシアではりんご、洋なし、さくらんぼ、ラズベリー、黒スグリ、などいろいろな果物をヴァレーニエにします。ジャムとは違い、果肉がごろっと入っているのが特徴です。

果実の栄養価やビタミンをそのままに閉じ込め長期保存ができるヴァレーニエは、長くて厳しい冬を越すためのロシア人が考え出した生活の知恵です。紅茶と一緒に食べてもいいし、アイスクリームやヨーグルトにかけておいしいヴァレーニエ。夏の収穫シーズンに作っておけば、1年中重宝する優れもの。
本日は我が家で作っているりんごのヴァレーニエの作り方をご紹介します!

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材料は砂糖とりんごだけ!!ロシアンジャム「りんごのヴァレーニエ」を作ってみよう!

材料

りんご 1㎏

砂糖 600~800g

りんごは新鮮なものを用意してください。ボケているものは煮崩れを起こしてしまいます。砂糖はりんごの酸っぱさによって調整してください。昔ながらのレシピだと果実:砂糖=1:1で作ることが多いのですが、それだと甘すぎるので我が家では作っていません。シナモンを加えるとまた違った味が楽しめます♪

作り方

1. りんごを洗い、写真のように薄切りにします。

皮は剥かないこと!皮と一緒に煮ることで、煮崩れを防ぎます。

2. 鍋に果実と砂糖が層になるように入れ、からめます。しばらく(できれば一晩)おくと、りんごからたっぷりの水分が上がってきます。

果実と砂糖を交互に鍋に入れることで、砂糖が果実全体にいきわたりやすくなり水分が出やすくなります。分量が少なければ、特に気にしなくてもOK。

3. 強火にかけ、沸いたらアクを取りながら5分煮ます。ときどきヘラで混ぜてください。

りんごから出た水分で煮るので、焦げることはありません。逆に言うと水分が十分でないと焦げるかもしれないので、2の工程で一晩置いておくのはけっこう重要です。

4. 5分経ったら火を消して、蓋をして完全に冷めるまでそのまま置きます。

1回煮たあと

5. 冷めたら3と4の工程を2回繰り返します。

この工程を繰り返していくと果肉が透明になっていきます。

6. 3回目は冷まさず熱いうちに保存瓶に入れ、蓋をして瓶を逆さにして置き、布を被せて脱気します。

布を被せる前

透き通ったりんごがとってもキレイ

 

まとめ

本日は我が家で作っているりんごのヴァレーニエの作り方をご紹介しました。りんごが収穫時期を迎える8月下旬ごろからは道端で売られているのをよく見かけます。この時期はバケツいっぱいに入ってるりんごが100〜200ルーブル(150~300円)で買えるし、いろんな種類のりんごに出会えたりするので、郊外へ行くときはいろんなりんごを買ってます。

郊外の村で売られていたりんご

 

りんごと砂糖があれば簡単にできるので、ぜひ作ってみてくださいね!

ロシア料理に興味がある方におすすめの書籍です♪

それでは皆さん、
また次お会いしましょう!
Пока пока!

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