【ロシア料理】長期保存可!洋なしのヴァレーニエ

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本日ご紹介するのは、洋なしのヴァレーニエです♪

ヴァレーニエとは、簡単に言ってしまうとロシアの果実入りジャムのこと。

夏のダーチャで採れた果実で作った自家製のヴァレーニエは格別です♪

本日は我が家で作っているヴァレーニエをご紹介します。

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【ロシア料理】長期保存可!洋なしのヴァレーニエ

ヴァレーニエ(Варенье)って?

ヴァレーニエ(варенье)とは、ロシア語で果実の砂糖煮のこと。

jarmoluk / Pixabay

Варение(ヴァレーニエ)は、「煮る」という意味の動詞варитьから来ていて、直訳すると「煮たもの」。

夏のロシアでは、森やダーチャ(菜園つきのセカンドハウス)で採れた果実(りんご、洋なしやベリーなど)を砂糖で煮て瓶詰にします。Варенье(ヴァレーニエ)は果実の栄養価やビタミンを閉じ込め長期保存ができるため、長い冬を越さなければならないロシア人にとっては大切な栄養源です。

材料は果物と砂糖だけなので、無添加で身体にとーってもやさしい。

ヴァレーニエ(варенье)はゼリー状のДжем(ジャム)とは違い、果実が丸ごと入っているのが特徴です。

ヴァレーニエ(варенье)はブリヌイ(ロシア風パンケーキ)のトッピングや、ピローグやケーキ、クッキーのフィリングに使われます。また、紅茶のお茶うけとして食べられることも。

また、ラズベリーのヴァレーニエは薬効があると言われていて、温かい紅茶と一緒に摂取すると発汗効果を促しすぐに風邪が治るんだとか。

私の夫も風邪を引いたときは、器に入れたラズベリージャムを食べながら温かい紅茶をよく飲んでいます。

果実:砂糖=1:1

ヴァレーニエ(варенье)の基本レシピは、果実:砂糖=1:1です。この比率で煮ることでトロリとした飴色のキレイなシロップができます。

ダーチャで採れる果実によって味が変わってくるため、毎回同じものができることはありません。

そこがまたヴァレーニエ作りの楽しみだったりします♪

ダーチャ

写真は義母が所有するダーチャ。5月初旬から寒くなる9月ごろまで休みの日はダーチャで畑仕事に精を出します。

義母のダーチャ

我が家も町の近くに土地を購入し、現在平屋を建設中です。完成したら引っ越したら本格的に家庭菜園に挑戦する予定です。

洋なしのヴァレーニエの作り方

材料

・洋なし 1.2㎏

・砂糖 1.2㎏

・水 200ml

作り方

1. なべに水と砂糖を入れ、シロップを作ります。火は弱火で、なべが焦げないようにときどきヘラでかき混ぜます。

2. シロップを作っている間に、洋なしの準備をします。

洋なしは皮を剥き、芯と種の部分を取り除き、厚さ3~4ミリのくし形切りにします。

3. シロップができたら火を止め、洋なしを入れて混ぜます。このとき、砂糖が完璧に溶けていなくても大丈夫です。

洋なしとシロップがよく混ざったら、2時間このままにしておきます。

水分が少なく感じるかもしれませんが、洋なしから出てくるので心配ありません。

シロップに入れた直後

 

2時間後

4. シロップが沸騰するまで弱火でじっくり煮ます。沸騰したらさらに5~6分ほど煮て、火を止め完全に冷めるまで置いておきます。

5. シロップが冷めたら再度沸騰するまで弱火で煮て、沸騰したらさらに5~6分ほど煮て、火を止め完全に冷めるまで置いておきます。

6. 再度5を繰り返します。

この作業を繰り返していくと、洋なしが少しずつ透明になっていきます。

7. 再度沸騰するまで弱火でじっくり煮ます。沸騰したら、弱火でさらに1時間ほど煮て完成です。

8. 煮沸消毒した瓶と蓋に入れれば長期保存できます。瓶が冷めたら、冷暗所に保管しましょう。

 

まとめ

いかがでしたか。本日は洋なしのヴァレーニエ(ロシアジャム)の作り方をご紹介しました。ジャムを煮る時間は、洋なしの種類・厚さによっても変わってくるので、場合によっては煮る時間を増やしてください。

果実をしっかり残すためには、弱火でじーっくり煮るのがポイントです。

面倒だからといって強火で時短しようとすると、洋なしの形がなくなってしまうので気をつけてくださいね。

我が家ではプレーンヨーグルトのソースとして使ったり、ブリヌイのトッピングとして大活躍してます。

是非作ってみてくださいね♪

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