【ロシア料理】栄養満点!!奇跡の果実「シーバックソーン」のシロップ

この記事は約4分で読めます。

みなさんはシーバックソーン(サジー)と呼ばれる果実をご存じですか?

私が住むリャザン(モスクワから南東約200㎞)では、9~10月になるとシーバックソーン(サジー)の収穫時期を迎えます。

日本ではほとんどお目にかかることはありませんが、栄養価が高いことから、近年注目されつつあるスーパーフルーツのひとつです。

本日は、我が家で作っているシーバックソーンのシロップの作り方をご紹介します。

スポンサーリンク

【ロシア料理】栄養満点!!奇跡の果実「シーバックソーン」のシロップ

シーバックソーンとは?

シーバックソーン(サジー)は、ロシア語でоблепихаと言います。

シーバックソーンはユーラシア大陸減産のグミ科の植物で、小さなオレンジ色の果実には200種類以上の栄養素(ビタミン類、ミネラル類、ポリフェノール、脂肪酸、アミノ酸、食物繊維…)が含まれています。

特にビタミンCはレモンの9倍、Eはクルミの3倍、アミノ酸は米酢の4倍、鉄分はプルーンの39倍も含まれているから驚きです。

日本で「スーパーフルーツ」とか「奇跡の実」と呼ばれるのも納得ですね。

u_7p4xy3cb / Pixabay

シーバックソーンは木の枝に棘があるため、収穫がとっても大変。

枝ごと切って実をとる方法、来をゆすってふるい落とす方法、専用の収穫器具を使う方法などがあります。

我が家では枝ごと切って、あとは自宅ではさみで丁寧に一粒ずつとってます。

調理方法

収穫したシーバックソーンは、冬の貴重な栄養源。
ロシアではそのまま冷凍保存したり、ジャム、100%ジュースにするほか、シーバックソーンオイルを作ったりします。
シーバックソーンティーなども人気です。

Mareefe / Pixabay

キャロットジュースみたいな鮮やかなオレンジ色。すっごくキレイです。

では、シーバックソーンのシロップの作り方を見ていきましょう!

材料

・シーバックソーンの果汁 1㎏

・砂糖 1~1.3㎏(お好みで調節してください)

写真のシーバックソーンは2.7㎏です。

下準備

・シーバックソーンの果実をよく洗っておきます。

作り方

1. シーバックソーンを大きな鍋に入れ、ブレンダーで潰していきます。

果実には果汁がたっぷり含まれているので、はねないように気をつけましょう。

2. こし器に入れ、果汁を取り出します。

2.7㎏のシーバックソーンから、約2㎏の果汁が取れました。

3. 果汁に砂糖を加え、よく混ぜます。砂糖は好みで調節してください。

ロシアでは果実:砂糖=1:1が基本です。シーバックソーンは酸味が強いため、砂糖をもっと入れる家庭もあります。

4. 砂糖が完全に溶けたら、煮沸消毒した瓶とふたに入れて完成です。

加熱処理すると栄養価が失われてしまうため、我が家では砂糖と混ぜるだけ。室温では保存できないので、必ず冷蔵庫に入れてください。冷凍保存もできます。

まとめ

いかがでしたか。本日はシーバックソーンのシロップの作り方をご紹介しました。

砂糖を加えなければ、100%シーバックジュースになります。去年我が家ではジュースにしてボトルや製氷機に入れて冷凍保存したんですが、酸味が強すぎて食べる機会があまりなかったため、今年は予め砂糖を入れてシロップにしました。

なるべくシーバックソーンの栄養価を損なわない方法で調理しているため、ここでは煮ていません。

…が、その分長期保存もできません。

ジャムのようにゼリー状にはなりませんが、我が家ではプレーンヨーグルトのソースとして使ったりしてます。相性抜群です♪

おすすめ記事

【ロシアの生活】週末は小屋付き菜園「ダーチャ」へ
【保存版】ロシアへ来たら絶対に食べておきたいおすすめ料理

ロシア料理に興味がある方にはこちらの本がおすすめです♪

コメント