2023年、毎年恒例の居住確認の通知をしに移民局へ…まさかの書類不備で出直しに

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毎年恒例行事の居住確認通知の届け出の時期になったので、今年も重い腰を上げて2月17日に移民局へ行ってきました。

毎年特にルールの変更はないし、特に問題ないだろう♪

と高をくくっていた私でしたが、今年はまさかのルール変更があり、もし郵送で提出していたら面倒なことになっていました(苦笑)ということで、今年の居住確認通知について私の経験談をまとめておきます。

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2023年、毎年恒例の居住確認の通知をしに移民局へ…まさかの書類不備で出直しに

これまでの居住確認通知に関するブログはこちら↓

・2022年、今年も行ってきました!ロシア在住日本人居住確認通知へ

・【2021年2月現在】ロシア在住者必見!!年1回恒例手続き居住確認通知(Уведомление о подтверждении проживания иностранного гражданина)

去年に引き続き移民局へ直接提出

ВНЖ取得後は郵送が認められている居住確認通知ですが、5年に1度は移民局へ直接提出しに行かなければなりません。我が家は去年がちょうどその年で憂鬱になりながら移民局へ足を運んだんですが、結果…整理券なしで手続きが完了。しかも、たったの10分。郵送するよりもラクだということがわかり、今年も直接提出することにしました。

ルール変更がよくあるのがロシア。しかも、事前通知などはほとんど(というかほぼ)ありません。そのため、去年直接提出した際に職員からは「直接提出するのが確実」と言われました。まさか、この助言が早速役に立つとは思いもよりませんでしたが…(苦笑)

提出書類を用意していざ移民局へ

事前にネットで手続きに必要な書類を確認しましたが、特に変更はなさそうだったので去年と同様以下の書類を準備しました。

  1. 申請書 1通
  2. パスポートの原本&コピー 1通(顔写真&ВНЖを発行してもらった際に押してもらったスタンプのページ)
  3. ВНЖの原本&コピー 1通(顔写真&住所登録のページ)
  4. 銀行の残高証明書 原本1通
  5. 昨年提出した申請書の半券(控え)のコピー 1通

…が今年はリャザン州でルール変更があったらしく、提出を求められたのは申請書1通、パスポートの原本、ВНЖの原本、収入を証明する書類の4つのみでした。

事前に情報があれば、不必要に印刷することもなかったのに…(苦笑)紙の無駄です。

ちなみにパスポートの翻訳は念のため毎年持って行ってますが、今年も出番はありませんでした。

狙い目はやっぱり人が少ない土曜日

私が住んでいる地域を管轄する移民局は第1、第3土曜日も9時から13時まで開いているんですが、週末だからかほとんど人がいません。いたとしても数人程度なので、整理券なしでも十分対応してもらえます。なによりも職員さんが親切に対応してくれるので心的負担が圧倒的に軽いです(平日激込みの場合は怒号が飛び交ってることがほとんど・苦笑)。

ちなみに、リャザンの居住確認通知の提出日は以下の通り(2023年3月5日現在)

私たちは移民局の公式サイトで営業時間を確認したのですが、以前はネット上の情報が正しくないことが多く出直しになることがほとんどでした。最近はそういうことがないので、少しずつサービスが向上しているようです。

私がロシアに来た当初は、公式サイトの情報は古くて当てにならなかったし、電話もつながらなかったし(これは今もだけど)…。移民局で何か用事があるたびに、まず営業時間の確認をしに行ってたなぁ…(遠い目)。懐かしい思い出です。

今回も整理券なしで対応してもらえ、「楽勝だぜ」と思ったけど…まさかの出直し?!

人が全然いなかったのですぐに対応してもらえることになり、「やったー!!!」と心の中でガッツポーズをした私。急いで提出書類を窓口に出し、受理されるのを内心ウキウキしながら待っていたら…、なんとここで青天の霹靂。

あら?これじゃ受理できないわ。

えええええ!!!!今なんとおっしゃいましたか!?

 

ビックリした顔をしていると

今年から銀行の残高証明だけじゃ不十分になったのよ。収入を証明する書類の提出が必要になったの。あなた、働いていないの?

私は2019年9月から産休&育休を取得し、同年12月に長男を、そして去年双子を出産しています。つまり、2019年から大学で働いていません。プライベートレッスンでの収入はいくらかあり確定申告もしていましたが、3-НДФЛを取りにналоговаяまでいくのが面倒だったので(いつも込んでて時間がかかる)、銀行の残高証明を提出していました。去年までは問題なく書類が受理されていたし、公式サイトにもルールに変更があった旨などもどこにも記載されていなかったので、今年もすんなり終わると思っていたので、もうね…(苦笑)まぁ、これぞロシアというところでしょうか(笑)

まぁ、今までの対応が甘かったと思うので、今回のルール変更は理解できます。…が、事前に知らせてくれないと困ります。

私が事情を説明すると、職員さんから2通りの提案がありました。

1. 産休手当、育休手当、出産一時金を収入証明として提出する(足りない分があれば3-НДФЛで)

2. 夫の収入証明を提出する

まぁ、1回目ですんなり書類が受理されるほうが珍しいことなので、しょうがない。ここで落胆してたら、ロシアで生活なんてできません。

ということで、1回目はあえなく撃沈。

さて、上記の1と2をもう少し詳しく説明していきます。

働いていない場合の収入証明はどうする?我が家の場合…

あくまで私の場合ですが、ロシア在住日本人の方に参考になれば…ということで、職員さんの話を書いておきます。

とか言いつつ、実は自分が忘れないようにするためにブログに記録として残してるんですけどね(苦笑)

産休手当、育休手当、出産一時金を収入証明として提出する(足りない分があれば3-НДФЛで)

産休手当、育休手当、出産一時金はすべて収入として認められるので、受け取った金額が、州ごとに定められている1ヶ月の最低生活賃金(минимальный прожиточный минимум)の×12カ月分あれば問題ないとのこと。リャザン州の一人当たりの1ヶ月の最低生活賃金は13 945ルーブルなので、×12カ月だと167 340ルーブルになります。Социальный фонд Россииの公式サイトから個人アカウントにログインし、電子版の証明書を請求することができます。請求後個人アカウント宛てに証明書(СПРАВКА О НАЗНАЧЕННЫХ И ВЫПЛАЧЕННЫХ ПОСОБИЯХ)が送られてくるので、自宅で印刷してそのまま移民局へ収入証明として提出することができます。

夫の収入証明を提出する方法もありますが、今回はこちらの方法で収入を証明することにしました。

電子署名がついているだけの証明書だけでは書類として不十分かなぁ…と思ってましたが、問題ありませんでした。管轄のФССへ直接出向いて証明書を請求することもできますが、書類作成に5営業日はかかるとのことでした。

夫の収入証明を提出する

我が家の場合、こちらはハードルが高いです。というのも、夫が私の扶養者として収入証明を提出する場合、家族5人を養えるかどうかを証明しなければなりません。つまり…。

13 945ルーブル×12×5=836 700ルーブル

分の収入証明が必要になります。

夫の月の白い給料は33 000ルーブル(実際はこの何倍ももらっています)。あとは、夫が受け取っている育児給付金が月に25 000ルーブルほど(長男が3歳から受け取れる給付金と3人目以降の子どもが生まれた場合に支給される給付金)。計算しても696 000ルーブルにしかならないため、全然足りません(苦笑)

幸い去年双子の妊娠&出産で出産一時金も育休手当も二人分もらっていたため、私が受け取っていた手当だけで167 340ルーブル分の収入を証明することができました。これ、双子じゃなかったら足りていなかったので、追加で3-НДФЛの提出も求められていたかもしれません。去年分の確定申告は先月オンラインで提出したばかりで審査は5月上旬(3ヶ月)まで続くため、3-НДФЛを提出するとなると、いろいろ面倒になりそうだったのでとりあえず産休・育休手当だけで収入証明をカバーできてよかった(苦笑)ただ、双子の育休手当は2人が1歳半になるまでしかもらえないので(3歳からまたもらえる)、双子が3歳になるまで育児休暇を取得する場合は、3-НДФЛを提出しなければならなくなりそうです。今から若干憂鬱です(苦笑)

3月4日2回目の挑戦で無事書類受理

2月18日は撃沈しましたが、3月4日は無事受理されました。2回目は申請書にどうでもいいような間違いが見つかり、近くのцентр помощиで申請書を修正する羽目に。200ルーブルかかりました。まぁ、でもこれで1年間は居住確認通知のことを忘れて生活できそうです(苦笑)

ちなみに、私が間違えた箇所はこちら↓

以前は移民局(ФМС)だったんですが、数年前から内務省(МВД)管轄になったんですが、どうやら私が使っていた申請書が古かったようです。他の部分は問題なかったのに、最後チラッと職員さんの目に入ったようで修正を求められてしまいました。

どうでもいいところまで細かいんですよね。しかも、よくよく確認したら、去年提出分もМВДじゃなくて、ФМСのままだったし!(爆笑)

そして、たった3文字を修正するためだけに書類を代理作成してくれる業者さんのところに駆け込んで(移民局の前にある)、200ルーブル払って急いで直してもらいました(苦笑)

 

昔はこんなことにお金を払うのが悔しくてバカバカしくて、急いで家まで帰って修正して移民局に提出してましたけどね。もう、さっさとめんどうなことを終わらせられるのであれば、多少の出費はしょうがないと思うようになりました(笑)

今はすぐに直せばその日のうちに受理してくれるので、大分対応はやさしくなりました。以前は書類に不備があったら有無を言わさず後日出直しだったので、窓口で書類を提出するときに胃がキリキリしたものです(遠い目)

これで、とりあえず今年1年は何事もなく暮らせそうです。

最後に

今回初めて移民局へ直接居住確認通知をしてきましたが、いきなり対応が厳しくなったので驚きましたが、何とか終わってよかったです。

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