12月20日、午前11時15分に緊急帝王切開で元気な男の子を出産した私。
その後、縫合処理をして11時55分に手術が終わり、安静室に運ばれました。
私が出産した産院では、帝王切開で出産した場合、6~7時間ほど安静室で経過観察をします。
そして問題がなければ病室へと案内され、そこから新生児との生活が始まります。
本日は入院生活1日目の様子を写真付きでご紹介します。
【ロシア妊娠出産記】緊急帝王切開で無事出産→入院生活1日目スタート
3人部屋での入院生活がスタート
術後7時間後に3人部屋へ
11時55分に手術が終わり安静室に運ばれた私でしたが、経過観察で特に問題がなかったため、19時に3人部屋へと案内されました。ただ、まだ痛みが半端なかったので、このときの移動は車イスでした。
起き上がるときに腹筋に力を入れるとかなりの激痛。もがきながら何とか起き上がり、車イスに座りました。産院スタッフさんに「もっと奥に腰かけて」と言われましたが、それすらできないぐらいの痛み。移動中の小さな振動ですら辛かった…。
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私が入院生活を送った3人部屋
私が出産した市立2番産院には、大部屋(3人)と個室があります。大部屋は無料ですが、個室は有料です。個室の希望があれば、出産前に産院スタッフに伝えるんですが、私は結局大部屋にしました。
日本と大きく違うのは、カーテンで仕切られていないところでしょうか。プライベートな空間は一切ありません。
ほかのママとおしゃべりできて心強い半面、自分の赤ちゃんが泣いたときに気を使ったり、ほかの赤ちゃんの泣き声が気になることも…。
でも、大部屋にして大正解でした。というのも、術後のお腹の痛みと赤ちゃんのお世話で疲労困憊していたため、正直個室を満喫する余裕は全くありませんでした。
大部屋ではベッド、ナイトテーブルのほかに、共用の冷蔵庫、ベビースケール、おむつ交換大、テーブル1台とイス2脚がありました。
洗面台の近くにゴミ箱が2つあるんですが、銀色のごみ箱には使い終わったおむつを、白いゴミ箱には使い終わった布おくるみを入れます。
布おくるみは産院から支給されましたが、赤ちゃんをくるむだけでなく、おむつ交換の際のおむつ替えシートとして使ったり、赤ちゃんのおしりを洗ったときのタオルとして使っていました。
布おくるみがあるといろんな場面で活躍してくれます。すっごく便利!!自宅に戻ってからも重宝してます。
ちなみに、それ以外のごみは全て共有トイレに備え付けられているゴミ箱に捨てなければなりませんでした。
これがけっこう苦痛だった…(涙)まぁ、いいリハビリにはなりましたが(苦笑)
布おくるみと使い終わったおむつ以外は、共用トイレの洗面台の横に置いてあるゴミ箱に捨てました。
手術当日はノーパン生活
Халат(前開きのガウン)を着ての手術だったんですが、手術当日はхалатのみ(下着なし)で過ごしました。
産後の悪露の問題があったので、ベッドには吸水シートを敷いてその上で寝ました。
先ほどの3人部屋のベッドの上に吸水シートが敷いてあったんですが、気づきましたか?(笑)
お手洗いや処置室へ行く場合は、お股に吸水シートを挟んで移動(笑)
めちゃくちゃ滑稽でしたが、みんなやってるとあら不思議!それが「普通」だというような感覚になるんですね(笑)
ちなみに使い捨てパンツと産褥パッドを持ってきていたんですが、お手洗いで用を足すだけでも脂汗が噴き出るほどだったので、その日は履けませんでした。
まさか激痛で履けないとは思わなかった(笑)
もちろん、翌日は頑張って履きましたが(爆笑)
使い捨てパンツは5個入りで350ルーブルほどでした。決して安くはありませんでしたが、すっごく頑丈でおすすめです。
産褥パッドは2日間だけで、3日目からは日本の普通の日用のナプキンを使いました。
ただ、日本のナプキンは両面テープが強力なのか、剥がすときに使い捨てパンツが破れてしまいました。
ロシアで購入した産褥パッドの両面テープは日本ほど強力じゃなかったようで、使い捨てパンツが破れることはありませんでした。
産褥パッドは10個入りで大体350ルーブルぐらいでした。
痛み止めの注射
病室に移動すると、すぐに痛み止めの注射をしてもらいました。1回目は処置室まで移動するのが難しかったので、病室でおしりに痛み止めを打ってもらいました。幸い、このとき私1人だけだったのでよかったです(笑)でも、このあともう一人帝王切開で出産した方が運ばれてきました。
痛み止め打っても痛いんですけどね(涙)
ちなみに、この日は2回痛み止めの注射を打ちました。2回目は就寝前で、処置室まで歩かされました(笑)
赤ちゃんと同室に
私が大部屋に引っ越しすると、ほどなくして赤ちゃんと再会。
ただ、まだお起き上がって世話をする元気がなかった私。それを見た産院スタッフさんが添い乳をさせてくれました。
私たちの産院では、母乳育児を推奨しています。母乳を出すためには、とにかく赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことが大切よ。って言っても、まだ起きられないだろうから、添い乳をしてね。少ししたら様子を見に来るから。
ということで、添い乳からスタート。出ないおっぱいを一生懸命吸う我が子…。
一生懸命吸ってくれてるんだけど、初乳すら出ていない状態。かわいそうな気もするけど、母乳出すためには赤ちゃんにも頑張ってもらわないと…。複雑な気持ちでした。
ちなみに、この産院では粉ミルク使用禁止です。
産院によっては母乳が出ない場合粉ミルクの使用を許可してくれるところもあるそうですが、ここはかなりのスパルタ。数日間母乳が出なくても赤ちゃんは問題ないらしく、生まれたときの体重から10%ぐらい減っても大丈夫とのこと。
赤ちゃんが泣き始めたらひたすら授乳するようにと指導されました。
今思えば、入院中ずーっと泣き止まなかった我が子はお腹が空いてたってことですね…。
30分ほど寝たかと思ったら、その後数時間泣きっぱなし。おっぱいあげると、永遠と出ないおっぱいを吸ってる状態。結局疲れて寝落ち。
入院中はひたすらこのルーチンの繰り返しでした。
4日間の入院生活で赤ちゃんは10%以上体重が減り、そのまま退院。翌日私が住んでいる地域を管轄している子供病院の小児科の先生が訪問検診に来てくれたんですが、骨と皮だけになった我が子を見て「あり得ない」というような顔してました。結局その後も数日間母乳のみでの育児を強いられたんですが、最終的に母乳量が増えなかったので、その後は混合で育てることに。
退院したとき、ちょうど母乳量が少し増え始めていたので、訪問検診に来てくれた先生はあと数日母乳育児で頑張るようにと指示を出しましたが、このとき拒否して粉ミルクを使い始めるべきだったとかなり後悔してます。
ちょっと話が脱線してしまいましたが、添い乳を小1時間ほど続けていると、スタッフさんが様子を見に来てくれました。
どうかしら~?あら、お母さん頑張ってるわね。でも、そろそろ疲れてきたでしょう?赤ちゃんこっちで預かるわね。少し休んで。
ただ寝ておっぱいをあげるだけでしたが、予想以上に手術のダメージが大きかったようです。
赤ちゃんの泣き声が
部屋で休んでいると、どこからか赤ちゃんの泣き声が…。
泣き止まない…。もしかして、新生児室の我が子がずっと泣いてるんじゃ…?
そう思うと居ても立っても居られなくなり、様子を見に新生児室へ。もちろん、お腹は激痛…。
たった数十メートル先の新生児室へ行くのにもすっごい時間がかかりました。
新生児室を見ると、産院のスタッフさんがスマフォをいじってる姿が目に入りました。そして、その隣で泣いてる新生児。
あやすこともせず、放置プレー。たまたま私が見に行ったときにスマフォをいじっていただけかもしれませんが、それにしても泣いてるのにそのままにしておくって…。
泣いてたのは別の赤ちゃんだったんですが、結局心配で自分の部屋に連れていくことに。スマフォいじってるスタッフさんを見てしまったら預けられない…。
無料なので、まぁ仕方がないですね。
でも、夜中に何度か部屋を見回りに来てくれて、おむつ替えを手伝ったり、おくるみの巻き方を教えてくれたりしたときはすごく助かりました。
まとめ
いかがでしたか?本日は入院生活1日目の様子を写真付きでご紹介しました。
ちなみに、この日私以外に3人の女性が帝王切開で出産したそうです。けっこうな数ですよね(苦笑)
大部屋に運ばれてきたときは私1人だけでしたが、その1時間後に一人、翌日午前中にもう一人運ばれてきました。私が入院していたフロアは帝王切開で出産した人が集められていたようで、みんな腰を曲げておばあちゃんのような姿勢で歩いていました(苦笑)
この日は食事は一切なしで、口にできたものは水のみでした。
翌日からキセーリ、コンポートなどの飲み物や具なしのスープが出されるようになりました。
正直、お腹の痛みがすごかったので、手術当日は何も食べる気になれませんでしたが…(笑)
でも、すっごく喉だけは乾いたので、とにかく水をたくさん飲んでいました。
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