【ロシア妊娠出産記】予定帝王切開だったはずが…!?急な展開にドタバタ!!

この記事は約10分で読めます。

12月20日に3180gの元気な男の子を帝王切開で無事出産し、4日間の入院生活を経てようやく自宅に戻ってきたRIEです。

前回ブログでも書きましたが、お世話になるはずだった産院が急遽閉鎖することになってしまい、12月19日の定期妊婦検診後に予定帝王切開で出産するはずだった私。

しかし、その後ロシア的なドタバタがあり…結局別の産院で緊急帝王切開という形での出産になりました。

無事赤ちゃんが生まれ今は自宅で慣れない育児に奮闘している毎日ですが、少し時間に余裕ができたので、本日はその後のドタバタについてご紹介します。

それにしても…やっぱりここはロシア。一筋縄では行かないことだらけで毎回苦労してます(苦笑)

おすすめ記事

【ロシア妊娠出産記】院内清掃で産院が閉鎖!?急遽決まった計画帝王切開の日

スポンサーリンク

【ロシア妊娠出産記】予定帝王切開だったはずが…!?急な展開にドタバタ!!

12月19日に予定帝王切開のはずだったけど…?!

定期妊婦検診を受診

この日私は8時半に2番の産院で定期妊婦検診があったので、それが終わり次第出産する4番の産院の先生と連絡をとって予定帝王切開になるはずでした。

そのため、前日の夕方から絶食、入院セットも入念にチェックし準備万端の状態でした。緊張のせいで前日はあまり眠れなかったという…(苦笑)

夫は隣でぐっすり寝ていたのが恨めしい(笑)

当日8時半に定期妊婦検診を受けに行くと…。

特に問題なし…と。それで、帝王切開の予定は決まった?もう37週だし、そろそろよね。

実は、今日この検診のあと4番の産院で帝王切開の予定です。16日に電話したらいきなり産院が閉鎖することを聞かされ、19日が出産できる最終日らしく急遽決まったんです。今日産んでも週数的には問題ないですよね…?

えぇ、問題ないわ。週数は十分だし、それにあなたの場合は帝王切開だから、37~38週で出産するのが普通よ。そうそう、出産したら6週間後にまたこちらを受診してね。

わかりました。

無事妊婦定期健診でGOサインが出たので、予定通り車内で産院の先生に電話をした私と夫。

やっぱり週数が早い…!?

覚悟を決めた私。

しかし、電話をすると衝撃の一言が返ってきました。

今日帝王切開してもいいんだけど、やっぱり週数が早いんじゃないかな。

…え?(動揺)で、でも、定期妊婦検診では週数は十分だって言われたんですが…。

いや、でも万が一週数が足りなかったら、未熟児で生まれる可能性もあるだろうし…。それに、もともと私は翌週の25日あたりを予定してたんですよ。まぁ、本日出産をしたいということであれば、もちろんできますが。

もし本日キャンセルした場合、別の産院を探さなくちゃいけないってことですよね。

そうなりますね。本日が出産できる最後の日なので。25日までに入院している方も全員退院させなければならないので…。

あまりにも急な展開すぎてうろたえる私と夫。

3日前の16日に電話した際には、確かに19日に予定帝王切開すると言われたはず…。しかし、いざ覚悟を決めて当日電話したら、今度は週数が足りないかもしれないとのこと。しかも、今日電話してはじめて25日あたりを予定していたという事実を聞かされるという…。

定期妊婦検診ではGOサインが出たけど、産院の先生は週数が早すぎるとの判断。もう訳が分かりません。

とりあえず、一度電話を切って夫と話し合ってからまた電話することに。

あとあとよく考えたら、すぐに4番の産院へ行って診てもらった上で先生に判断してもらえばよかったんですが、この時かなり動揺していたため、そこまで頭が回らず…。

結局別の産院で産むことに

夫と話し合いをした結果、産院をかえることにしました。このとき、37週と3日目…今更感が半端ない時期ですが、医師に週数が早すぎるんじゃないかと言われたら仕方がありません。

もちろん、理由はそれだけではありません。

正直、私もアレクセイもこの時点で医者に対する信頼感が一気に失せてしまいました。というのも、話が二転三転してるから。

確かに口コミはいいし、腕もいいと評判だったけど、産院が閉鎖するからという理由で急遽帝王切開の日を決め、しかも当日になってやっぱり翌週のほうが安心だから別の産院へ行けとか…。

最後にこの医師のところで診てもらったのは1週間前。この日診もせずに一方的に「週数が早すぎる」と決めつけてました。定期妊婦検診でGOサインが出てるとは伝えたんですけどね。妊娠から出産まで一人の先生が診てくれればこんなことにはならないんですが…。

というわけで、こんな状態で出産に臨むよりは他の医者を探したほうがいいという結論に至りました。私も夫もがっかりしたのはいうまでもありません。

私の場合、胎児が骨盤位(逆子)で、しかも狭骨盤だったので帝王切開はほぼ決まっていました。この時期に産院変更なんて日本だったらあり得ないことだと思いますが、こちらでは予想だにしなかったことがちょくちょく起こります。おそロシアなんて言われる所以です(苦笑)

ということで、先生には今日の手術はキャンセルにしてもらい、別の産院で腕のいい医師を紹介してもらうことにしました。

それじゃ、今日15時以降に電話するので待っていてください。

’まぁ…結局連絡はありませんでしたが(苦笑)

後でわかったんですが、この日出産予定だったのは私だけだったみたいで、私たちがキャンセルしたあと早々に仕事を切り上げて自宅に帰っていたそうです。きっと、週数云々というよりも単純に執刀したくなかったんでしょうね~。

ロシアの国立の病院は建物が古かったり、サービスも悪かったりしてあまり評判はよくありませんが、それでも腕のいい医師はたくさんいたので、今回の件で少し残念な気持ちになりました。

別の産院探し開始

…ということで、別の産院(というか、医師)探しが始まりました。リャザンには産院が3つと周産期母子センターが1つあります。

そのうち、私たちが今回出産でお世話になろうと思っていた4番の産院は閉鎖するため、選択肢は残り3つ。

正直お腹も大きくて動くのも大変だし、定期妊婦検診でお世話になってる2番の産院がいい。あそこなら一般公開日で内部も見学させてもらってるし、いつも通ってるとこだから安心して産める。ただ、口コミが…。

もともと自宅近くにあった2番の産院で産みたかった私でしたが、知り合いはほぼ全員口をそろえて「2番はやめたほうがいい」と言っていたため、どうしても2番の産院に決めることができませんでした。でも、結局別の産院を選んでもこんな結末になるんだったら、正直どこでもいいような気もしてきた私。

とりあえず、知り合いの医者にお願いして2番の産院の評判を調べてもらうことに。そして、4番の産院の先生からの連絡を待つことにしました。

持つべきものは知り合い

自宅へ戻り、知り合いの医者と産院の先生からの連絡を待っていた私とアレクセイ。

知り合いの医者からは夕方に連絡があり、2番の産院も今は特に問題がないから安心して産めるはずだという返事をもらいました。

…が、肝心の先生が見つかっていない。4番の先生からは連絡が全く来ないし…と少しずつ焦り始める私とアレクセイ。

すると、そこへ私の友達から連絡が。

RIE、結局いつ産むことになったの?

私が手短に事情を説明すると…。

1番の産院に私の知り合いでいい医師がいるよ。2番の産院でいい医師がまだ見つかっていないんだったら、私の知り合いにお願いする?

なんと、友達の知り合いが産院で勤めているとのこと。

1番の産院は建物がすっごく古いし、自宅からかなり遠いためく選択肢から外していた私でしたが、4番の産院の先生からは一向に連絡がこないし、これ以上待っていられないということで、友達の知り合いの先生にお願いすることにしました。

そして、運よくその日夜勤で先生が出勤しているということだったので、21時過ぎに産院で診てもらうことになりました。

この日は木曜日。できれば新しい医師を見つけて週末前に一度診てもらいたかった私たちにとって本当にラッキーでした。

産院はどこも一緒

1番の産院に着くと、先生は私の母子手帳を確認し一通り検診をしてくれました。しかも、すっごく丁寧に。

1番の産院

入り口

そして、状況を把握した先生は私と夫にこう言いました。

奥さんは大学の教師だよね?それじゃ、旦那さんは?

僕はエンジニアです。

じゃあ、僕ら医師と同じで安月給だよね(笑)だったら、ここで産むんじゃなくて2番の産院で産みなさい。そもそもどうして1番の産院に来たんだい?家から遠いし、それにここは君たちが住んでいる地域の産院じゃないから、出産費だって35000ルーブル(約6万円)かかる。2番の産院だったら無料で出産できるし、それに改装したばかりで設備だって整ってる。

いや…まぁ、いろいろ口コミなどを参考にして…。

今はどの産院だって腕のいい医師はいるよ。それに奥さんの場合は帝王切開だよね。だったら、経験を積んだ医師が担当するだろうから、結局どこで産んでもかわらないよ。それなら、君たちが住んでいる地域を管轄している2番の産院で産むのが一番だよ。余計なお金を払う必要なんてない。

そうですか…。

奥さんの場合、いつお産が始まってもおかしくない。現に今内診したけど、お産の兆候があるからね。明日朝一でいいから、2番の産院に電話をして「陣痛が始まったかもしれない」って言って診てもらいなさい。運が良ければ、そのまま入院になるはずだよ。

わかりました。

うまくいくといいね。それじゃ、お大事に。

最後、医師はアレクセイと握手して去って行きました。友達の知り合いの医師のところで産もうと思っていた私とアレクセイでしたが、丁寧に診てくれた上に的確なアドバイスまでくれた医師。

自分の損得ではなく相手の立場に立って考えてくれた彼の言葉を信じ、私たちは2番の産院(私が定期妊婦検診でお世話になっているところ)で産むことにしました。

この1番の医師、実は私の大学の教え子の知り合いだったことが判明(笑)やっぱり何かつながりがあるとスムーズに進むのがロシア。コネ社会です。

決戦は金曜日

ドリカムの有名な1曲です。私と同世代の方ならわかるかな?(笑)よくカラオケで歌ったものです。

それはさておき…(笑)ということで、翌日は1番の医師のアドバイス通り2番の産院に電話することにしました。

それにしても、4番の産院の医師…無責任にもほどがある。せめて、他の医師を紹介するぐらいはしてほしかったというのが本音。でも、まぁ…そこまでする義理もないのか(苦笑)

そういえば、4番の産院の閉鎖の件ですが、私はてっきり院内清掃で2週間ほど閉鎖になるのかと思っていたんですが、実際は国の予算削減のために4番の産院を閉鎖して周産期母子センターと統合するということでした。

リャザンには産院が3つと周産期母子センターが1つありますが、4番の産院が閉鎖されたら残りは3つです。

最近リャザン大学も予算削減のために人員削減で解雇されている人がいるので、今後が不安ですね。

まとめ

いかがでしたか?本日は予定帝王切開日に起こったドタバタをご紹介しました。

結局、20日の早朝におしるしが出て、慌てて2番の産院へ行ったら緊急帝王切開となりそのまま午前中に出産になりました(苦笑)

正直、こういうケースはレアだとは思います…が、そういうことが起こり得るのがロシア。まさか先生に見捨てられるとは微塵も思っていなかったのですが、最終的には自分がもともと希望していた産院で無事出産ができたので、これはこれでいい方向に進んだのかなと思っています。

なお、出産レポについてはまた別の記事でご紹介しようと思っています。

慣れない育児で毎日奮闘中ですが、時間を見つけてブログをアップしていこうと思っているので、気長にお待ちください。

ロシア語会話集おすすめはこちら♪

コメント