【ロシアで妊娠&出産予定の人必見】ロシアで日露夫婦の赤ちゃんが生まれたら?出生届の提出方法と期限は?

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本日はロシア国内で日露夫婦間に子どもが生まれた場合の出生届の方法について、私の体験と合わせて記事にまとめてみました。在モスクワ日本国大使館のサイトでも詳しく記載されているので、必ずそちらもチェックしてくださいね!!

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【ロシアで妊娠&出産予定の人必見】ロシアで日露夫婦の赤ちゃんが生まれたら?出生届の提出方法と期限は?

出生届の提出期限&提出先

日本人と外国人の夫婦の子どもが外国で生まれた場合、父か母のどちらかが日本人であれば、生まれてくる子どもは日本国籍を取得することができます(血統主義)。日本国内で生まれた場合は子どもが生まれた日から14日以内に出生届を提出しますが、海外で生まれた場合は出生日を含め3カ月以内に、出生した国の日本の大使館・領事館、もしくは日本の市区町村役場に出生届を提出する必要があります。

提出する人は夫でも妻でもどちらでもかまいません。大使館の人曰く、書類に不備が見つかった場合、最悪書き直しとなるため、できれば日本語ができる人に来てほしいとのことでした。

ちなみに、我が家はすべてロシア人の夫が在モスクワ日本国大使館まで出生届を提出しに行きました。もちろん、書類に不備がないよう事前に不明な点は大使館に電話で問い合わせをして、入念に準備しました。

帝王切開後1カ月は動けないし、頻回授乳で睡眠不足。「出生日を含め3ヵ月以内に」とはありますが、とてもじゃないですが、リャザンーモスクワ間を行き来する元気はありませんでした。

日本人とロシア人の子どもがロシアで出生した場合

こちらは在モスクワ日本国大使館の出生届に関するページをそのまま引用します。

日本人とロシア人の子供がロシアで出生した場合にはロシア国籍も同時に取得しますが、出生後3ヶ月以内に当館を含む在外公館または日本の市区町村役場に出生の届出をしないと、子供の日本国籍は出生時に遡って喪失しますのでご注意ください。

https://www.ru.emb-japan.go.jp/japan/JVISANDTOURIZM/RYOJI/jnew/registerbirthnew.html

ざっくり言うと、(提出期間内に)出生届の提出忘れたら、日本国籍はなくなりますよ~っていうことです。ちなみに、日本国内で日露夫婦間に子どもが生まれた場合は、生まれた時点で日本国籍かロシア国籍かを選ばないといけないようです。これは、日本の血統主義とロシアの血統主義・出生地主義によるものらしいですが、詳しくは調べていないのでわかりません。

そのため、日本在住の日露夫婦で二重国籍を希望する場合は、ロシアに渡って出産する…という選択をされる方もいるようです。

出生届に必要な書類

では、ここからはロシア国内で日露夫婦間に子どもが生まれた場合の出生届の方法について説明していきます。まずは必要な書類から。なお、出生届に関することは在モスクワ日本国大使館のホームページにも記載されているので、そちらも合わせて確認してください。

①出生届・・・2通

用紙は領事部にありますが、在モスクワ日本国大使館のホームページでダウンロード可能。自宅で印刷する場合は、A3用紙でプリントアウトする必要があるので要注意。指定用紙以外は受理されないそうです。

記入するのは用紙の左半分のみで、右半分は白紙のまま提出します。印鑑がない場合ですが、大使館に問い合わせたところ拇印可です。

なお、在モスクワ日本国大使館のホームページには、書き方の例もあるので、そちらを参考にして書きましょう。とても分かりやすいです。

②外国官公署発行出生登録証明書若しくは医師作成の出生証明書・・・1通

日本語だとなんだか難しい名前ですが、要するにсвидетельство о рожденииのことです。第一子が生まれたときは、ЗАГС(戸籍登録課)で発行してもらったんですが、2022年に双子を出産した際は、МФЦで申請できるようになっていました。すごいな、МФЦ!!

産院内にМФЦが併設されているところも増えてきているので、とても便利になりました。私は帝王切開後で激痛で歩くのもやっとな状態なので、入院中はсвидетельство о рожденииの発行手続きなんてやったことありませんが…(苦笑)

なお、出生証明書は大使館でコピーをとった後返却されるので、原本をそのまま持っていってください。

③上記②の和訳文・・・2通

出生証明書(свидетельство о рождении)の翻訳文が2通必要になります。翻訳の作成は日本人当事者が任意のA4用紙に行うことができますが、必ず翻訳の最後に氏名を記入する必要があります。去年、パスポートの更新で大使館へ出向いたときに出生届について質問したんですが、親切な大使館職員の方が、翻訳のフォーマットをくれました。

もし必要な方がいれば、ダウンロードして使ってください。

出生届証明書(フォーマット)

そういえば、大使館で出生届の質問をした際に、母子手帳ももらいました。もし必要な方がいれば、大使館で聞いてみるともらえるかもしれません。

なお、翻訳の仕方がよくわからない人がいれば、大使館の方に相談しましょう。親身になって話を聞いてくれますよ~!

④出生地を証する文書・・・2通

病院で生まれた場合には、病院名および住所のわかる同院ホームページのプリントアウトでOK。出生証明書(свидетельство о рождении)にも出生地に関する情報が記載されているんですが、市までの記載となっているため、これだけでは書類として不十分だそうです。
そのため、住所が番地まで記載されている書類を用意することになります。

病院で生まれた場合には、病院名および住所のわかる同院ホームページのプリントアウトで問題ないとのことです。スクリーンショットで該当ページを撮影して、あとは印刷するだけで問題ありませんでした。

「っえ…そんなんでいいの?」と夫に言われ、電話で問い合わせしましたが、大丈夫だそうです。

ちなみに、第一子出産時に提出した産院の病院名・住所のプリントスクリーンがこちら↓

⑤上記④の和訳文・・・2通

こちらは病院名と住所の部分だけの翻訳で問題ありません。A4の用紙に病院名と住所を和訳して、最後に翻訳者の氏名を記載しプリントアウトします。つまり、翻訳と翻訳者の氏名合わせてたったの3行で終わりです。

スクリーンショットで撮影した部分に記載されているロシア語を全て日本語に翻訳するんだと思ってたので、ロシア語が少ないところを一生懸命探してスクショしましたが、そんな必要ありませんでした(笑)

⑥戸籍謄(抄)本、全部事項証明書、一部事項証明書

必須ではありませんが、両親の戸籍謄(抄)本を持っている方は、持っていくと大使館の方が本籍の記載などを確認してくれるそうです。有効期限が切れた戸籍謄本でも問題ないので、ある方は持って行きましょう。

出生届提出後

大使館の方の話によると、出生届が受理されて戸籍謄本に反映されるまで最短でも1カ月はかかるとのことでした。なお、反映されたかどうかは各個人が自分で確認しなければならないので、時期を見て日本国内にいる親戚に代理で戸籍謄本を取得してもらい、記載事項に不備がないか確認しましょう。

子どものパスポート申請には戸籍謄本が必要になる(発行日から6カ月以内のもの)ので、そのままロシアに送ってもらうといいかもしれません。

なお、我が家の話になりますが、2022年5月に生まれた双子は生後4カ月のときに在モスクワ日本国大使館でパスポートの申請・発行をしてもらいました。そのときは(というか今現在もですが)、ロシア国内の情勢が情勢だったので、戸籍謄本のコピーのみで対応してもらえました。

日本国内に住んでいる実母に代理で戸籍謄本を取得してもらい、妹がスキャン。メールに添付して送ってもらったものを私がプリントアウトして大使館に持っていきました。

現在も日本-ロシア間の航空便は制限されているので、日本からロシアへは荷物を送るのは困難だと思います。子どものパスポートの申請を予定されてる方は、まず大使館に電話で戸籍謄本は原本が必要なのか問い合わせてみるといいと思います。

二重国籍になったら…

二重国籍になる場合はロシア連邦内務省への通知(重国籍となった時から2ヶ月以内)が義務付けられています。ただし、何の書類を以て二重国籍と見なされるのかはちょっと不明です。

多分戸籍謄本がそれに当たるとは思うんですが、そもそも戸籍謄本というシステムがないロシアで、この書類を以て日本の国籍を取得したと見なされるのか…という問題があります。まぁ、ロシア語に翻訳して、ナタリウスの公証があれば真正な書類だということは証明できますが…。

ということで、我が家は子どもたちの日本国旅券取得後2カ月以内にロシア内務省に二重国籍の通知をしました。長男のときも、双子のときも生まれてすぐに日本国旅券を作っているので、まぁ…これでいいかな…と(っえ?)

こちらは事前にロシア内務省に問い合わせをしておいたほうがいいと思います。

まとめ

本日は、ロシア国内で日露夫婦間に生まれた子どもの出生届の提出方法についてまとめました。私は現在第4子を妊娠中なので、無事生まれれば来年出生届を提出しに(夫が)在モスクワ日本国大使館へ行くことになります。産後に準備を始めると大変なので、予め出生届を印刷して記入できる部分は記入しておいて、不明な点は在モスクワ日本国大使館に電話で問い合わせておくことをおすすめします。

そうそう、子どものパスポートを申請予定なら、出生届を提出する際にパスポートの申請用紙をもらっておくといいかもしれません。パスポートは基本的に申請した当日に発行してもらえるので、領事部で申請書を記入するよりも自宅で準備しておいたほうが時短になると思いますし、申請は代理でできても、受け取る際は本人確認が必要なので、子ども連れで長居は厳しいと思います(苦笑)

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