【ロシア妊娠出産記】帝王切開?!妊娠30週で骨盤位の診断を受ける

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みなさん、こんにちは♪

妊娠34週を迎えたRIEです。予定日まで残り1ヵ月強となり、出産準備に追われている日々を送っています。

本日は、30週の胎児超音波スクリーニング検査で発覚した骨盤位についてお話します。

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【ロシア妊娠出産記】帝王切開?!妊娠30週で骨盤位の診断を受ける

妊婦検診でのエコー検査は何回あるのか

ロシア語でエコー検査は“ультразвуковое исследование (УЗИ)”と言います。

日本では妊婦検診の度に超音波(エコー)検査で画像を確認しますよね。

超音波検査(エコー検査)で胎児の姿を見られるので、これを毎回の検診の楽しみにしている妊婦さんや、夫婦や家族で健診に行く人も多いと思います。

では、ロシアはどうか。

通常検診は基本心拍確認、体重・血圧・子宮底長測定の確認だけで、超音波検査(エコー検査)は必要に応じてのみ行われます。

 

私の場合は、妊娠7週に心拍確認の際に超音波検査(エコー検査)をしました。

 

通常の健診時の超音波検査(エコー検査)はありませんが、その代わりロシアでは全3回の胎児超音波スクリーニング検査(скринингがあります。

胎児超音波スクリーニング検査

胎児超音波スクリーニング検査は次の妊娠周期に行われます。

  1. 妊娠10~14週(妊娠初期)
  2. 妊娠16~20週(妊娠中期)
  3. 妊娠30~43週(妊娠後期)

私は妊娠11週、18週、30週にそれぞれ超音波(エコー)検査を受けました。胎児の全身(脳・心臓など)や臍帯、胎盤などを詳細に観察するため、1回の検査は約10~15分ほどかかりました。

妊娠初期に行われる胎児スクリーニングでは、超音波(エコー)検査のほかに血液を採取してダウン症や染色体異常の確率を検査するクアトロテスト(母体血清マーカー検査)も行われます。

妊娠30週の超音波(エコー)検査でまさかの骨盤位(逆子)診断

妊娠11週と18週に受けた胎児超音波スクリーニング検査では、頭位(головное предлежание )だった赤ちゃんですが、30週の超音波(エコー)検査で、まさかの骨盤位(тазовое предлежание)に。

超音波(エコー)検査後、担当医に結果を見せると…。

赤ちゃん、骨盤位になってますね~。

え…それって、帝王切開(кесарево сечение)になるってことですか?

現段階ではまだ頭位になる可能性もあるから、帝王切開になるかどうかはまだ判断できないわ。37週までは様子を見るしかないわね。

赤ちゃんの胎位を聞くと、私の場合は骨盤位の中でも単殿位(чистое ягодичное предлежание)という、赤ちゃんのおしりの部分が一番下にあって、両足を持ち上げた状態になっているとのこと。

骨盤位の中で最も多い胎位だそうで、全体の50~70%が単殿位だとか。

とりあえず、担当医からは37週まで様子を見るしかないと言われトボトボと帰宅した私でした。

骨盤位を治すための方法は特に言われず…、ただ「様子を見ましょう」だけでした。インターネットで調べてみると、一応ロシアにも日本と同じ逆子体操があるんですけどね。ちなみに、外回転術(наружный акушерский поворот)も方法としてあるようです。

正直、骨盤位という診断を受けたときは帝王切開の4文字が頭にチラつきましたが、担当医からは「まだ心配する時期じゃない」と言われホッとした私でした。

狭骨盤の可能性が浮上…やっぱり帝王切開?

絶対立ち合い出産(партнёрские роды)!!

夫の立ち合いのもと、出産をしたいと思っていた私。これが私の唯一の希望でした。

というか、国立の医療機関で出産をする時点で日本ほどの医療サービスを受けられるとは思っていないので、期待も希望も持たないようにしているといったほうが正しいかもしれません(苦笑)

ちなみに、ロシアで立ち合い出産ができるようになったのは2011年11月21日から。けっこう最近ですよね。そのため、周りで立ち合い出産をしたことがある人がまだまだ少ないのが現状です。

さて、30週の妊婦検診で骨盤位が頭位に戻る可能性があると言われ自然分娩をあきらめていなかった私ですが、それを打ち砕く事実が発覚。

それは産院探し(医者選び)をしているときのことでした。

※ロシアの場合、大体30週以降に産院探しが始まります。

知り合いの評判を聞き、とある医者と面会したんですが、彼はお腹を触診し母子手帳を確認するなり、

赤ちゃんは骨盤位だね。あなたの場合、骨盤が狭いから、仮に骨盤位が頭位になっても赤ちゃんの頭の直径が骨盤を通れない可能性もあるから、帝王切開になる確率が高いね。

と衝撃の一言。

え…。

もちろん、まだ決定したわけじゃないよ。でも、骨盤位が治らなかったら帝王切開になるよ。胎児への影響を考えると自然分娩はリスクが高すぎるから。あなたの場合、仮に治ったとしても、児頭骨盤不均衡だったら結局は帝王切開での出産になる。現段階では70%ぐらいの確率で帝王切開かな。その場合は立ち合い出産はできないよ。

帝王切開の場合、ロシアでは立ち合い出産ができません。

確かによくよく思い出してみると、妊婦検診でも狭骨盤(узкий таз)と言われたことはありました。

でも、まさかこうなるとは思ってもいなかったので、あまり気にもしていませんでした。

とりあえず有料のクリニックでより精密な超音波検査(エコー検査)を受けてきてもらって、その結果次第だね。

…ということで、近々有料(2000ルーブル)で精密な超音波検査(エコー検査)を受けてくる予定です。

かかりつけの産婦人科では2Dエコーのみでしたが、有料のクリニックでは4Dエコー。若干高めではありますが、機器も最新式のものを使っているとのことなので料金に関しては納得。

リャザンの平均月収は約30000ルーブル(約50000円)なので、2000ルーブルがいかに高いかおわかりいただけると思います(苦笑)

有料ですが、希望すれば検査後に赤ちゃんの映像を保存したデータをもらえるらしい。やっぱり有料はサービスの質が高い。

しかも、国立とは違い夫もエコー検査に立ち合えるので、出産前に2人でお腹の赤ちゃんと対面できます♪

帝王切開になるかもしれないので若干憂鬱ではありますが、4Dエコーを体験できると思うと今からワクワクしてます。

まとめ

いかがでしたか?本日は30週で骨盤位の診断を受けたときのことについてお話しました。

2018年12月に稽留流産を経験し、今年4月に2度目の妊娠が発覚。

そして妊娠18週に切迫流産の診断を受け、今回は30週のエコー検査で骨盤位…。一筋縄ではいかないのが妊娠生活ですね。

出産まで残り約1ヵ月。帝王切開になるのか経腟分娩が可能なのかという問題はまだ解決されていませんが、どちらにせよ出産が無事終わってくれることを祈るばかりです。

結果については12月上旬にわかる予定なので、また記事にしようと思っています。

 

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