【ロシアで4人目妊娠&出産記②】尿&血液検査でроддомへ

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今日はお世話になっているроддомで、尿&血液検査をしてきました。

妊娠も4回目(うち1回は初期流産)となると、いつどんな検査や産休・育休の申請を行うのか頭の中に入っているので、大分気持ちにゆとりが出てきます。

今日は尿検査と血液検査について、どんな流れで検査が行われるのか、以前書いた妊娠・出産体験記と重複することもありますが、私の知っていることをお話ししようと思います。

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【ロシアで4人目妊娠&出産記②】尿&血液検査でроддомへ

尿&血液検査は朝一

国立の医療機関はほとんど同じだと思いますが、尿&血液検査は大体8時から10時くらいまでに提出or採血します。朝早いです。

尿検査は自宅で採尿し、自費で購入した検尿カップへ入れて提出

尿検査は、起床後すぐに検体を採取し、検尿カップ(15~20ルーブルぐらい)に入れて指定された時間帯に整理券(направление)と合わせて提出します。医療機関によっては、提出の際に検尿カップのふたを開けた状態にしていないと怒られます(笑)私が通うроддомは8時から9時半までに提出することになってるんですが、1分でも遅れようものなら、提出拒否されることもあるので要注意。我が家は夫が一度だけやらかし、出直しをくらいました(苦笑)。尿検査は毎日8時から9時半までに提出できるので、このときは翌日に夫が再度時間内に提出しに行きました(笑)まぁ、彼らからしたら仕事少なくなったほうがラクだし、安月給で仕事してるんだから、相手のことを思いやる必要もないですからね(遠い目)。ザ・ロシア。

ちなみに、検尿カップは薬局や大型スーパー、ネットショップなどで購入することができます。

我が家はレンタで定期的に大量に買ってストックしてます。薬局のほうが高いです。ЕАПТЕКАで購入すれば、スベルスパスィーバが使えます。

血液検査は整理券の予約時間に検査室へ

血液検査はも妊婦健診時に担当医から整理券(направление)が渡されます。私が通っているところは、整理券に予約日時と検査室が手書きで書いてあり、指定された日に行くことになっています。

採血の方法は静脈採血と指先か採血する方法の2種類あって、それぞれ検査項目が違います。毎回妊婦健診前に(つまり月1のペース)受けるのは、指先からの採血方法で行われる血液検査です。静脈採血は妊娠中に数回あったと思いますが、正確な回数は忘れてしまいました。

静脈採血

こちらは初回の妊婦健診後に必ず行われていて、私も本日採血してもらいました。腕の静脈から血液を採取します。

血液検査の項目は以下のとおり。

  • 梅毒・HIV・B型&C型肝炎検査:анализ крови на сифилис, ВИЧ, гепатиты В и С.
  • 風疹ウイルス抗体の検査:определение антител к вирусу краснухи
  • 生化学血液検査(血糖値やコレステロール値等を調べる):биохимический анализ крови
  • 血液型検査:определение группы крови и Rh-фактора
  • 血液凝固検査:коагулограмма

静脈採血はнатощак、つまり空腹時採血になります。採血が朝一とはいえ、何も食べられないとつわりでけっこうきつかったりします。

採血後は業者に検査を委託しているようです。検査項目はどこも一緒なのかな?

指先から採血する方法

妊婦健診前に行われる血液検査はこちらです。妊婦健診日に結果が間に合うように、健診日前日までに採血します。血糖値やコレステロール値等を調べる生化学血液検査(биохимический анализ крови)で、指先をカッターのような刃物でちょこっと切って血液を採取します。ほとんどのロシア人はこちらの採血方法のほうが「痛くない」と言うんですが、私は断然こちらのほうが痛いし、慣れません(苦笑)

静脈から採血する方法の血液検査は妊娠中数回しかありませんでしたが、尿検査と指先から採血する方法の血液検査は妊婦健診前に毎回します。血液検査は指定された日時に採血するので、血液検査と合わせてに尿カップを提出するとラクです。

毎回と書きましたが、第一子妊娠時は妊婦健診前に毎回尿検査と血液検査(指先)がありましたが、双子妊娠時は尿検査のみ毎回で、ときどき血液検査(指先)がありました。毎年少しずつやり方が変わっているようです。

整理券があると負担大幅減↓

 

今でこそなんでも整理券を発行してもらえて、指定された日時に行けば待ち時間なく検査を受けることができるようになりましたが、以前は来たもの順なんてこともザラ。採血の時間帯は大体2時間ぐらいなので、出直しを食らいたくない人たちが早朝から並び、長蛇の列…なんてこともありました。

まぁ、9年ぐらい前の話で、しかも産婦人科じゃなくて、何かの病気で他の国立の医療機関にお世話になったときのことですが…(苦笑)

今日は指先からの採血が8時32分、静脈採血が8時49分でした。尿検査は8時から9時半までに検体を提出すればいいので、時間に余裕のあるときに出すだけ。朝の渋滞を回避するため、7時に自宅を出発し、8時にはроддомに到着しました。採血まで時間があったので、まず検尿カップを提出し、あとは指先からの採血が先だったので、検査室前で待機してました。

するとラッキーなことに、私より予約が前の人たちがほとんどいなかったので、予約時間前に採血してもらえることに。

自分より予約が前の人がいないと、繰り上げで検査してくれることがほとんど。だから、平日夫が半休取ってくれてるときは、なるべく早めに検査に行くようにしてます。

指先からの採血終了後、また別の検査室前で待機。すると、こちらも予約時間前に呼ばれました(笑)

 

…がここで一つ問題が(物事がトントン拍子で進むことがないのがロシア・苦笑)。なんと、担当医が発行した整理券に不備があるとのことで、再発行してもらえとのこと(爆笑)幸い、今日は担当医が午前出勤だったので、すぐに診察室へ行って事なきを得ました。日本だと向こうの手違いだと、謝罪があってすぐに対応してくれると思いますが、ロシアは相手のミスでも私たち(患者側)が自分で対応しなければなりません(苦笑)ちなみに、診察室前には診察を待っている人たちがいて、みんな予約しているため、こういったイレギュラーで診察室に入る(わりこむ)場合は、臆することなく、ほかの待合室の人たちに事情を説明して、すぐに終わるから先に行かせてくれと半ば強引にお願いすること(苦笑)こうでもしないと、予約した人たちがどんどん来て診察時間が終わってしまいます。

このぐらい図々しくないと(日本人から見るとね)ロシアではやっていけません。

10年住んでも慣れませんが、こういったイレギュラーに対応できるようになったってことは、少しは成長(?)したんだな~と思います。この日はイレギュラーがあったものの、予約時間前に採血をしてくれたこともあり、8時45分にはроддомを出ることができ、自宅には9時半に帰れました。

 

ちなみに、ОМС(外国人であれば、РВПもしくはВНЖがあれば発行できる)を持っていれば、妊娠にかかわる医療行為は基本的に無料です。今日の検査もすべて無料です。

まとめ

今日は初回妊婦健診後の尿検査・血液検査についてお話ししました。検査結果は次の妊婦健診時に教えてもらえるので、私たちは特に何もする必要はありません。11月は検査祭り。次は11月9日(来週の木曜日)に周産期母子医療センターで妊娠11週から14週の間に受けるスクリーニング(エコー検査&血液検査)があります。日本の出生前診断にあたるものです。妊婦さんが35歳未満だと、роддомでスクリーニングを受けられるんですが、35歳以上の場合はより高度な(?)スクリーニングを受けるらしく、周産期母子医療センターへ行くことになります。

…といっても、これはあくまでリャザンの場合ですが。

周産期母子医療センターは双子妊娠中に管理入院&出産でお世話になっていますが、リャザンの町はずれにあるので、遠い…。そっち方面は運転したことがないので、自力でたどり着けるかどうか…。

エコー検査は6週のときに有料クリニックで心拍確認しただけなので、今からいろいろ不安です。何事もなく終わることを祈ってます。

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