【ロシアで妊娠&出産⑥】妊娠20週!!4回目の妊婦健診へ

この記事は約10分で読めます。

妊娠生活も半分過ぎ、ようやく折り返し地点です。

妊娠9週のエコー検査で双子の妊娠が発覚してからというもの、ネットでハイリスクという文字ばかりが目に入ってしまい、不安でいっぱいでしたが、なんとかここまでこれました。

今日は、妊娠20週での妊婦健診についてお話します。

スポンサーリンク

【ロシアで妊娠&出産】妊娠20週!!4回目の妊婦健診へ

妊婦検診の前日に血液検査&尿検査

私がお世話になっているроддомでは、血液&尿検査は基本的に妊婦健診の前日に検体を提出します(翌日の健診に結果が出るようにするため)。尿は朝自宅で採取し、8時から9時半までに持って行くんですが、1人目を妊娠中に1度だけ5分遅れてしまい、受け取ってもらえなかったという苦い経験があります(笑)。あとは、検尿カップ提出時にカップの蓋を開けておかないと、すっごい怒られます(笑)

血液検査は予約された時間に行くんですが、尿検査を提出する時間帯に合わせて担当医が予約を取ってくれるので、待ち時間はほぼありません。

そうそう…検尿カップは自費です。薬局や大型スーパー、オンラインで手に入ります。1つ10~20ルーブルぐらいです。基本医療費が無料なので、こういうところは自分で用意するのがロシアでは当たり前です。

ちなみに、検尿カップはロシア語でбанка для сбора мочи стерильнаяとかконтейнер для сбора мочи стерильныйと呼ばれています。

今回は8時に血液検査(トップバッター!!)だったので、7時過ぎに夫に車でроддомまで送ってもらいました。

この日は-15℃。роддомは8時から始まるので、7時45分ぐらいに入口を開けてくれるんですが、その10分前に到着。風はなかったけど、やっぱり寒い(笑)

私以外にも女性が2人待っていたんですが、なんと敷地内の除雪作業をしていた方が私たちに気づいてくれて、少し早かったのですが扉を開けて中に入れてくれました。いくら防寒対策してるとはいえ、体はやっぱり冷えてきます。作業してる方がやさしい人でよかった。

Гардеробで防寒着を預け、бахилыを装着

中に入Гардероб(クローク)があるので、冬はそこに衣類(防寒着)を預けます。Гардероб(クローク)は美術館や博物館、劇場やコンサートホール、レストランや学校、ショッピングモールにもあります。
Гардероб(クローク)でダウンジャケットを預けると、番号札とбахилыと呼ばれる靴カバーが渡されます。бахилыは、建物内が汚れないようにするために靴の上から履くんですが、無料でくれるところもあれば、持参しなければならないところもあります。私がお世話になっているроддомは、冬の時期だけ無料で配布されます。

最近ではあまり見かけなくなってきましたが、бахилы自販機なるものもあります。бахилыをうっかり忘れると中に入れないこともあるので、私は常にかばんに忍ばせてるんですが、ときどき片方しかなかったりするので、病院へ行く前に必ずかばんに入ってるか確認してます。

8時に血液検査

Гардероб(クローク)で防寒着を預けбахилыを履いたら、あとは検査室の前で時間になるまで待機です。すでに他の人も待っていましたが、この日は血液検査トップバッターだったので、周りの人と順番の確認は特にせず待っていました。

すると、他の人が検査時間を聞いてきたので、「8時です」と答えると、「あ、じゃああなたの次は私ね」と安心していました。

順番は自分たちで確認するのがロシアです。日本のように病院側が予約順に呼んでくれるなんていう親切なサービスは一切ありません(笑)

そして、8時になり指先から血液を採取してもらい終了。

血液検査の内容によって指先から血液を採取するか、静脈から採取するか違います。この日は指先からだったんですが、未だに鋭利な刃物で指先を切られるのに慣れません。いつもビクビクしてます。

検尿カップ提出…滞在時間は10分ほど

血液検査が終了したら、今度は検尿カップの提出。予め担当医から渡される検査用紙を合わせて出します。ちなみに、検査用紙は下の紙っぺら1枚です。

私が通っているроддомでは、検尿カップの蓋は必ず自分で開けて提出しなければなりません。蓋を閉めたまま提出したのが見つかると、けっこうな剣幕で怒られます(笑)けっこうロシア人も忘れる人が多くて、1人目が蓋を閉めたまま提出してしまうと、みんな同じように提出していきます(笑)私もそれに引っかかったことがあり、タイミング悪く看護師に見つかって怒られました(爆笑)

提出窓口に「カップの蓋は開けておくこと!!」って掲示でもすればいいんですけどね(苦笑)

院内に入ってからの滞在時間は10分ほどでしょうか。事前予約があるので、スムーズに終わります。これで妊婦健診前のルーティン作業は完了。あとは、明日の妊婦健診へ行くだけです。

妊婦健診当日

昨日に引き続き、義母に息子を預けいざ出陣。

本日のメニューは以下。

  • 14時20分 ЭКГ(心電図)
  • 14時45分 内科
  • 15時20分 妊娠中期胎児スクリーニング(経腟&経腹エコー)
  • 15時45分 妊婦健診

本来なら胎児スクリーニングと妊婦健診だけだったんですが、前回の健診時に私の呼吸が荒かったことを心配した担当医が(肩で息してた)、後日いきなり電話してきて、ЭКГと内科が急遽追加されました(トホホ)。

双子の妊娠で母体に負担かかってるし、マスクで息苦しいし、妊婦健診はいつも緊張していたので、呼吸が荒くなるのは当たり前だと思ってたんですが、念のためということらしいです。

正直、大きいお腹で院内あっちこっち移動するのはツラかったんですが、なるべく待ち時間が少なくなるように配慮してくれた担当医には感謝です。

これ、全部別の日に指定されてたら…(苦笑)

ЭКГ(心電図)

さて、この日はまずЭКГから。予約時間より前に着いたので、待合室で時間になるまで待とうと思っていたんですが、前の人が出てきてすぐに呼ばれました。開放感あふれる室内(窓から外がバッチリ見える)でいつものように上半身裸になり診察台へ。吸水シート(ペットシート)を敷くのをお忘れなく。

病院によっては、バスタオルでもOKなようです。

「それぐらい用意してくれりゃいいのに…」と思いますが、まぁ、医療費が無…(以下略)。

室内に仕切りはあるけど、窓にカーテンはないのでめっちゃ外から見えるんですよね~。もう慣れちゃいました。

心電図が終わり、結果を受け取ったら今度は内科です。

内科

内科の診察室が変更になってて、院内を大きなお腹を抱えて彷徨うというハプニングが発生しましたが、なんとか診察室発見(苦笑)診察室変更するなら、ドアに貼り紙ぐらいしてくれればいいんですが、そういう配慮は一切なし。幸い、他の妊婦さんが診察室が変更になってることを教えてくれたのでよかったです。念のため、受付へ行って診察室確認し、無事内科医を発見。

前の人の診察が終わり、他に待ってる人がいなかったのでこちらもすぐに診察してもらえました。中に入ると、ちょっと癖の強そうな女性の内科医。

で?今日は何の用??
前回の妊婦健診で呼吸が荒いのを指摘されまして…(かくかくしかじか)。

ЭКГ(心電図)を渡すと、上半身裸になるように指示され、聴診器での心音チェック。その後血圧とパルスオキシメーターで酸素濃度を測定。

途中、私が肩で息をしているのを見かねた先生が、呼吸が荒い理由を聞いてきたので、適当にマスクのせいだと言った私(本当はあなたの威圧的な態度って言いたかったけどやめました・笑)すると、「それならマスク外しなさい」との指示が(爆笑)えー、院内ではマスク着用義務あるよね?よっぽど私の呼吸の荒さが癪に障った様子です(苦笑)っていうか、呼吸が荒いのを指摘されて内科を受診してるのに、こっちに理由聞くなよ(笑)結局、血圧が低い(といっても、私はもともと80/50台)と指摘された以外特に異常はなかったんですが、念のため後日別の病院で循環器科を受診することになりました。

妊娠中期胎児スクリーニング(超音波検査)

前回の胎児スクリーニングは周産期母子医療センターで11月18日(妊娠12週)に行われましたが、今回はроддомでできました。約2ヵ月ぶりのエコー検査です。以前も書きましたが、ロシアでエコー検査は全妊娠期間で3回のみ。必要に応じて追加でエコー検査もありますが、基本は3回です。吸水シートとお腹に塗ったジェルを拭くティッシュを忘れずに。

不安で押しつぶされそうになりつつ挑んだエコー検査でしたが、今のところ異常なく、週相当(このとき2人とも350gほど)に育っているとのことでした。いっつも思うけど、日本みたいに医師が優しく1つ1つ丁寧に説明しながら診てくれるエコー…憧れます。いや、もちろん有料クリニックで高いお金払えば手厚いサービス受けられるんですけどね(笑)

そんな余裕我が家にはない!!(爆笑)

無料だと、エコー検査のとき胎児の大きさとか異常がないかとか黙々と診ているので、気が気じゃないんですよね。正直、心臓に悪い。結果聞くまで心臓バクバクで平静を保つのがやっと(稽留流産がかなりトラウマになってます)。そうそう、今回のエコー検査で性別もわかりました。女の子と男の子でした。

そういえば、息子妊娠中は逆子(単殿位)だったんですが、双子ちゃんは今のところ横位だそうです。私のお腹は居心地が悪いのだろうか…と思わずにはいられない(苦笑)前回帝王切開で出産してるし、今回は双子妊娠なので、自然分娩は諦めるので、どんな胎位でもいいけどね(笑)。無事に生まれてきてくれるのを願うだけです。

妊婦健診

胎児スクリーニングが終わり、結果をもらって妊婦健診へ。15時45分からの予約でしたが、診察室に入れたのは16時すぎでした。妊婦健診では血圧、体重、腹囲と子宮底長を測定し、血液と尿検査の結果を聞くんですが、今回も異常なし。前回の妊婦健診(12月21日、17週)から体重が+1.6㎏も増えていてちょっとビックリしましたが、もともと痩せ気味なので先生からは何も言われず。腹囲は76㎝、子宮底長は26㎝でした。

調べてみたら、26㎝は単胎妊娠の8ヵ月目(28~31週)に相当するようです。そりゃ、臓器圧迫されて息苦しくもなるわ(ここで納得)。コロナ感染のリスクを冒してまで、循環器科行く意味なさそう~…。

特に異常はなかったので、20分ほどで健診が終わりました。次回の妊婦健診は3週間後の2月8日になりました。これから妊婦健診の間隔が狭くなっていくのかな~…。

次回の妊婦健診までの検査&健診

  • 1月17日 10時 循環器科(心臓内科)受診
  • 1月19日 8時〜8時半 尿検査(検体の提出)⇒尿培養検査(細菌による泌尿・生殖器感染症を調べる)
  • 2月7日 8時〜9時半 尿検査(検体の提出)⇒尿一般検査(尿中に含まれる糖分やたんぱく質、ケトン体の数値を調べる)
  • 2月8日 14時15分 5回目の妊婦健診

循環器科のみ、別の医療機関を受診します。…といっても、私が通ってる産院から徒歩10分のところですが。尿検査は…また義母にお願いかな~…(遠慮する気全くなし・笑)管理入院だけは避けたいので、頼れるものは頼りまくろうと思ってます。私が入院したら困るのは夫と義母だしね。義母からは、手伝えることは何でもするから、なるべく安静を心掛けてと言われてます(笑)

ちなみに、管理入院はロシア語でсохранение беременностиと言います。国立の医療機関で管理入院とか…考えただけでも、おそろしい。収監だけは避けたいです(笑)

最後に

今回は1日でいろんな検査を行ったのでかなりグッタリしましたが、呼吸が荒い以外は特に異常もなくホッとしています。次の妊婦健診は3週間後の2月8日。前日に尿検査提出します。循環器科は紹介状をもらい、1月17日の月曜日に別の病院へ行くことになりました。13日に血液&尿検査提出、14日に妊婦健診、土日挟んで17日に循環器科受診…。義母が息子の面倒を見てくれるのでなんとかなってるようなもんです。

義母には感謝しかありません。っていうか、義母いなかったら、どうやって通院してたんだろう…と考えるだけで恐ろしくなりました。

このまま順調に出産まで行けるといいなぁ…と思う日々です。

ロシア語会話集おすすめはこちら♪

コメント