【ロシアで4人目妊娠&出産記⑪】妊娠糖尿病を診断するためにブドウ糖負荷試験を受けに行ってきた(妊娠29週)

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今週で妊娠29週目に入りました。私の中ではすでに長男妊娠中の臨月並みのお腹の大きさで、毎日ヒーヒー言っております…(腹帯が手放せない・苦笑)すでに限界で、「早く産まれてきてほしい…」というのが本音ですが、正産期まではまだ2カ月弱あります。双子は管理入院を経て何とか37週までもたせましたが、「あのときに比べたら…」と思いつつ、やっぱり妊娠・出産って毎回大変です。

さてさて、昨日は妊娠糖尿病を診断するために、ブドウ糖負荷試験を受けに行ってきました。これ、長男、双子妊娠中には受けなかったので、今回が初。正直検査に3時間もかかったのは大変でしたが、通常の血液や尿検査では診断できないそうなので、ハイリスク妊婦だし…無料だし、とりあえず受けることにしました。

国立医療機関で行われる医療行為は、誓約書を書けば拒否することもできますが、私はせっかくなので受けてきました。

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【ロシアで4人目妊娠&出産記⑪】妊娠糖尿病を診断するためにブドウ糖負荷試験を受けに行ってきた

医療用語

Сахарный диабет:糖尿病

Гестационный сахарный диабет:妊娠糖尿病

Глюкозотолерантный тест при беременности:(妊娠中における)経口ブドウ糖負荷テスト

Глюкоза:グルコース(ブドウ糖)

Натощак:空腹時

検査方法

Глюкозотолерантный тест, ГТТ — один из методов оценки метаболизма глюкозы в организме, в ходе которого уровень глюкозы измеряется натощак, через 1 и/или 2 часа после углеводной нагрузки. Стандартная углеводная нагрузка составляет 75 г глюкозы однократно. При явных лабораторных признаках сахарного диабета (уровень глюкозы натощак более 7,0 ммоль/л) ГТТ не проводится. Крайне важно делать глюкозотолерантный тест при беременности.

https://gemostaz.ru/o-nas/helpfull-information/glyukozotolerantnyy-test/からの引用)

要約すると…ブドウ糖75gを飲む前、飲んでから1時間後、そして2時間後の計3回、血糖値を測る採血を行います。空腹時の血糖値が7.0 mmol/l 以上(明らかな所見)がある場合は、検査は中断されるそうです。

日本の産院の多くは、妊娠中期に「随時血糖」もしくは「50gGCT」(経口ブドウ糖負荷テスト)というスクリーニング検査が実施されるようです。ここで妊娠糖尿病の疑いがある…とされた場合は、今回私が受けた「75gGCT」(経口ブドウ糖負荷テスト)を受けることになるそうです。

今回私は特に「妊娠糖尿病の疑いがある」というわけではなかったんですが(血液&尿検査の結果すべて異常なし)、どうやら妊婦さん全員が受けることになっているそう。強制ではないので、拒否する妊婦さんも多いらしい(もちろん異常がない場合のみ)…。実際、ネットで情報を探してみると、「受けるべきか受けないべきか」なんていうテーマで情報を提供しあっているサイトがありました。

私は年齢もあるし、無料だし…、時間かかるのはちょっと大変だけど(というか夫に迷惑がかかる)、夫も「検査はすべてやっておいたほうがいい」と考えている人なので、私は受けました。

検査時期

妊娠32週以降は胎児に悪影響を及ぼすらしく、検査は妊娠24週から28週にかけて行わるようです。

検査時期についてはネットで情報探していたときに知りました(検査中に・苦笑)。私今29週なんだけど…いいのか?もう受けちゃったのでどうしょうもないんですが…(こういうところアバウトすぎるロシア)。

私の体験談

検査は8時から約3時間でした。終わったのは11時15分だったので、ほぼ時間通り。なんというか、感動してしまった(苦笑)

当日の朝採尿、絶食

ブドウ糖負荷試験当日は、産院から渡された検尿カップに尿を採取。絶食が言い渡されていたので、飲まず食わずで産院へ。妊娠中は食べると気持ち悪くなるので、外出する際はなるべく食べないようにしているため、絶食は特に問題ありませんでした。

8時に空腹時採血

1回目は空腹時の採血。8時…つまり朝一番に採血。看護師さんが「8時の人~」と呼んでくれたので、「はいはい、私です!!」と返事してすぐに静脈から採血してもらえました。

採血室

採血中に看護師さんから今日の予定を教えてもらい、このあと結果が出るまで40分ほどかかるからそれまで待機するようにとのこと。検査結果が出たら名前が呼ばれるので、結果を持って主治医のところへ行く…ということでした。

待っている間に尿検査を提出し、お手洗いを済ませ(頻尿ツライ)、あとはひたすら待合室で検査結果待ち。

9時前に検査結果を受け取り、主治医のもとへ。

75gのブドウ糖を一気飲み

主治医はちょうど席を外していたので、看護師さんに結果を見せると、ブドウ糖が入った液体を持ってきてくれました。州によっては、このブドウ糖が有料のところもあるそうですが、私のところは無料でした。

激甘すぎて衝撃。ロシアの国立の病院食で砂糖たっぷりの激甘紅茶が出るんですが、これの何倍も甘い。一口目は「甘いけど…何とかいけるかな…?」とか思ってましたが、最後の最後に溶け切れてないブドウ糖がこんにちは…やられました。飲み切ったあと気持ち悪くなりました。

飲用後は甘すぎて気持ち悪くなりましたが(空腹にこれはキツイ!!!)、そのあと血糖値が急激に上昇したからなのか、フラフラに。体にけっこうな負荷がかかっていた様子。

1時間後に採血

採血室の前で気持ち悪さと闘いながら待っていると、若い女の人がやってきて、「採血の順番待ち?」と聞いてきたので、ブドウ糖負荷試験中で、もうすぐ1時間経つから、時間になったら採血しに行くと伝えると、「私と同じ検査ね。ブドウ糖飲んだあと気持ち悪くならなかった?」と聞かれたので、「気持ち悪くてフラフラする」と伝えると「やっぱり?私もよ…」とのお返事。仲間がいた!!!(苦笑)

少しその若い妊婦さんと会話して、1時間経ったところで採血室へ。空腹時と同じ左手の静脈から採血し、次は50分後ぐらいに採血しに来てとの指示。

1時間後じゃないんかい!!!!(アバウトすぎるロシア)

さらに1時間後に採血…検査結果は後日

50分後に…と言われましたが、たった10分でも血糖の数値が変わりそうだったので、しっかり1時間待ちました(これで妊娠糖尿病の診断になったらイヤだし)。待っている間、私以外に3人ブドウ糖負荷試験を受けていることがわかり、少しおしゃべりをしました。妊娠周期の話になり、周りが26週と28週で、私が29週だと言うと、「ぇ?29週なの?お腹全然大きくない…」と一言。

ですよね~。双子妊娠中も誰からも双子がいると信じてもらえなかったし…。

とお話ししてたらあっという間に1時間経過。最後は右手の静脈から採血して終了。結果は午後になってから主治医に渡されるとのことで、次回の妊婦健診時に検査結果を聞くことに。検査終了後は足早に車に乗り込み、自宅へ。夫は午後出勤になりました。

まとめ

ということで、本日はブドウ糖負荷試験を受けてきたときのことをお話ししました。次回の妊婦健診は3月14日です。ブドウ糖負荷試験の結果はそのときに教えてもらうことになります。もし異常があれば、すぐに電話かWhatsappに連絡が来るはずなので、なければ「問題なかった」ということになります(適当過ぎ)。次回は30週を超えての妊婦健診なので、産休手続きかな~…。時間かかりそう…。というか、今気が付いたんですが、次回も19時に予約しているので、もし産休手続きということになると、この時間にはやってないだろうから、別の日にまた来ることになるのか!?やってしまった。何も考えないで夕方にしちゃった。主治医に連絡して時間変えてもらわないとダメかな…。ううう…面倒くさい。

ということで、次回は3月中旬ごろの更新になる予定です。

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