【ロシア語入門】第1変化と第2変化動詞の現在時制変化

この記事は約6分で読めます。

本日はロシア語の動詞の変化、第1変化と第2変化についてお話します。現在時制の変化の中で基本中の基本です。名詞、代名詞、形容詞の変化で頭がごちゃごちゃになってるかもしれませんが、ロシア語を勉強する上で動詞の活用はとても大切です。

一つ一つしっかり覚えていきましょう!

スポンサーリンク

【ロシア語入門】第1変化と第2変化動詞の現在時制変化

ロシア語で「動詞の変化」はспряжение глаголовと言います。

глаголは「動詞」、спряжениеは「(動詞の)変化」です。

ロシア語の動詞

ロシア語の動詞は語尾がいろいろな形に変化します。変化する前の形のことを不定形と呼びます。

英語だったら、動詞の原形なんて言いますよね。不定形は、辞書の見出しの形になっています。

なお、不定形の多くは-ть(他に-ти、-чь)で終わります。

動詞の語尾ですが、主語によって変化します。

「私は」はя、「君は」はтыだよね?他に何があったかな。

ちょっと表でおさらいをしましょう。

人称/数単数形複数形
1人称 (私は)ямы
2人称 (あなたは)тывы
3人称 (彼は)
   (彼女は)
   (それは)
он
она
оно
они

詳しくは、【ロシア語入門】基本の人称代名詞をマスターしよう!!を見てくださいね。

※話し手を1人称、その相手を2人称、第三者を3人称といい、それぞれに単数と複数があります。

人称代名詞は動詞の語尾を決めるために大切なので、しっかり覚えてくださいね~。

さて、動詞の現在時制の変化ですが、大きく分けて3つあります。

① 第1変化(е変化)

② 第2変化(и変化)

③ 不規則変化

どの動詞がどのタイプになるかは、動詞ごとに決まっています。

この中でもっとも多いパターンは第1変化、その次が第2変化です。

第1変化(е変化)と第2変化(и変化)

それでは、まずは基本の変化を見てみましょう。

 第1変化
(е変化)
第2変化
(и変化)
чита́ть
(読む)
говори́ть
(話す)
кури́ть
(タバコを吸う)
語幹чита-говор-ку-
ячита́юговорю́курю́
тычита́ешьговори́шьку́ришь
он/оно-оначита́етговори́тку́рит
мычита́емговори́мку́рим
вычита́етеговори́теку́рите
оничита́ютговоря́тку́рят

第1変化は-тьをとってそれぞれ-ю, -ешь, -ет, -ем, -ете, -ютをつけますが、

第2変化は-тьだけでなく、その直前の母音字もとってから人称に応じた変化語尾をつけます。

 

さて、表をジーッと見ていると何か気が付きませんか?

第2変化のкуритьのアクセントが移動してる?

その通り。

 

第1変化のアクセントは不定形と同じで移動しないんですが、

第2変化は2人称単数以下にアクセント移動がある場合が多いんです。

これはすべて覚えるしかありません。

ロシア語はアクセントが語の弁別機能を果たしているので、1つ1つしっかり覚えないといけません。

…弁別機能って?

弁別機能というのは、簡単に言うとどの語かを特定する機能のことです。

日本語だったら、例えば「橋」や「箸」の類ですね。

文字を見ればすぐに意味がわかりますが、音声だけだった場合、アクセントでどちらなのかがわかりますよね。

ロシア語も同じで、アクセントが違うだけで意味がかなり変わってしまうものがあります。

外国人がよく間違える例に、писатьписатьがあります。

同じ語なんですが、アクセントが違います。

前者は「おしっこする(幼児語)」、後者は「書く」です。

ということで、第2変化を勉強するときはアクセントの位置にも気をつける必要が出てきます。

語尾を暗記するだけじゃなくて、アクセントの位置も大切なのね。

でも、第1変化も第2変化も語尾の形自体はそこまで難しくないから、余裕余裕♪

そうでしょうか?

それじゃ、ちょっと問題です。

「勉強する」はロシア語でучить(第2変化)と言いますが、現在時制の変化はどうなりますか?

 

Я учю, ты учишь, он учит, мы учим, вы учите, они учят …かな?

 

ロシア語を勉強する上で、大切な約束事がありましたね?覚えてますか?

 

…っあ!!正書法!!

そうですね。

ロシア語を勉強するときは、いつも正書法のことを頭に入れておかなければなりません。

もう一度確認しましょう。

正書法の規則
ロシア語文字 К、Г、Х、Ч、Ж、Щ、Шの後では
に、に、そしてになる。

учюはчの後にюが来てるから、уになってучу

учятは 、чの後にяがきてるからяがаになってучатになるんだ!!

第1変化も第2変化も形はそこまで難しくはありませんが、

第2変化のアクセント位置、そして正書法をうっかり忘れてしまうことがあるので気をつけましょう!

第1変化と第2変化の相違点を表にまとめたので、もう一度確認してみてください。

第1変化と第2変化の相違点
第1変化動詞第2変化動詞
語幹不定形の-тьをとった部分不定形の-тьとその直前にある母音をとった部分
語尾-ю, -ешь, -ет
-ем, -ете, -ют
-ю, -ишь, -ит
-им, -ите, -ят
アクセント不定形と同じ2人称単数以下のアクセントが移動することがある
不定形による変化型の判別方法大半は-ать(-ять)で終わる大半は-итьで終わる

※不定形による変化型の判別方法については後日改めて説明しますが、とりあえずはこう覚えましょう。

練習問題

次の動詞の意味を調べ、現在人称変化をさせなさい。

1)第1変化の動詞

Знать, думать, играть, работать, делать, отдыхать,слушать

2)第2変化の動詞

смотреть, стоять, звонить, помнить, строить, спорить, верить

まとめ

いかがでしたか。本日は動詞の第1変化、第2変化の現在変化を勉強しました。

不規則動詞を勉強する前に、この基本の2つの変化をしっかり覚えましょう。なお、第1変化、第2変化を見分けるためにはいくつかルールがあります。

詳しく知りたい方は【ロシア語入門】知っ得!!第1変化と第2変化動詞の例外を覚えちゃおうをご覧ください。

 

最後になりましたが、先ほどの解答です。

基本語彙なので、しっかり覚えてくださいね。

第1変化
Зна́ть
(知る)
ду́мать
(思う)
игра́ть
(遊ぶ)
де́лать
(する、作る)
отдыха́ть
(休む)
слу́шать
(聞く)
語幹зна-ду-игра-дел-отдых-слуш-
язна́юду́маюигра́юде́лаюотдыха́юслу́шаю
тызна́ешьду́маешьигра́ешьде́лаешьотдыха́ешьслу́шаешь
он/оно/оназна́етду́маетигра́етде́лаетотдыха́етслу́шает
мызна́емду́маемигра́емде́лаемотдыха́емслу́шаем
вызна́етеду́маетеигра́етеде́лаетеотдыха́етеслу́шаете
онизна́ютду́маютигра́ютде́лаютотдыха́ютслу́шают
第2変化
смотре́ть
(見る)
стоя́ть
(立つ)
звони́ть
(電話する)
по́мнить
(覚える)
стро́ить
(建てる)
спо́рить
(ケンカする)
ве́рить
(真実)
語幹смотр-сто-звон-помн-стро́-спор-вер-
ясмотрю́стою́звоню́по́мнюстро́юспо́рюве́рю
тысмо́тришьстои́шьзвони́шьпо́мнишьстро́ишьспо́ришьве́ришь
он/оно/онасмо́тритстои́тзвони́тпо́мнитстро́итспо́ритве́рит
мысмо́тримстои́мзвони́мпо́мнимстро́имспо́римве́рим
высмо́тритестои́тезвони́тепо́мнитестро́итеспо́ритеве́рите
онисмо́трятстоя́тзвоня́тпо́мнятстро́ятспо́рятве́рят

 

もっと勉強したい人は、こちらの参考書がおすすめです♪

初心者向けのおすすめ参考書は【ゼロから始める】初心者におすすめのロシア語の参考書をご覧ください。

本日のことわざ

Понедельник — день тяжелый.

(ポニェジェーリニク ジェーン チェジョールイ)
『月曜日は重たい日』

金曜日になって、「明日から2連休!!」と思いきや、

あっという間に休みが終わってしまい、また1週間が始まります。

あの何ともいやな気分を言い表したものです。

それでは皆さん、
また次お会いしましょう!
Пока пока!

コメント

  1. 東 信太郎 より:

    私も、学士時代にドイツのケルン大学で留学しておりました。留学当初は、その際、運の巡り合わせで出会った大家さんの友人が旧ソ連圏出身の方でその方に一からドイツ語を教えてもらいました。その彼女の影響もあり、現在は大学院進学の準備の傍ら、独学でロシア語を勉強しております。ですから、RIEさんのブログや文法の解説を楽しく拝見させていただきました。ありがとうございます。

    • RIЕ より:

      東さま、コメントありがとうございます。
      ケルン大学に留学されてたんですね。私はたった1年だけで、しかも今はドイツ語を全く使わない環境にいるため、少しずつ忘れ始めてます…。
      ブログがお役に立ってると聞き、嬉しくなりました。
      最近は文法についての投稿がめっきりなくなってしまったので、そろそろ再開しようかなと思っています。
      また是非見に来てください!大学院進学応援してます!