みなさん、こんにちは。
本日はロシア語の間接疑問文の作り方を紹介します。
間接疑問文は会話でよく使われるので、しっかりポイントを押さえて使えるようになりましょう。
【ロシア語入門】助詞をли用いた疑問文をマスターしよう!!
間接疑問文
間接疑問文って?
例えば、日本語で「私は知りません」という文と「ナターシャは来ますか」という文を組み合わせると、「私はナターシャが来るかどうか知りません」という間接的な疑問文ができますね。これを間接疑問文と呼んでいます。
ロシア語でも、”Я не знаю.”と”Наташа придёт?”という2つの単文を組み合わせると次のような間接疑問文ができます。
Я не знаю, придёт ли Наташа.
(私はナターシャが来るのかどうか知りません)
前半の”Я не знаю,”を主節、後半の”придёт ли Наташа”を従属節と言います。
疑問詞がない疑問文を間接疑問文にする場合
先ほどの例文をもう一度見てみましょう。
Я не знаю, придёт ли Наташа.
(私はナターシャが来るのかどうか知りません)
Да/нетで答える疑問文を間接疑問文にする際、助詞лиが使われます。
この場合、疑問文のポイントとなる要素を間接疑問文の先頭に置き、その直後にлиを入れます。助詞лиは、日本語の「~かどうか」に当たる語です。
次の日本語をロシア語にすると以下のように3つの文ができます。
例)明日彼女がくるかどうか、わからない。
Я не знаю, придёт ли она завтра.
Я не знаю, она ли придёт завтра.
Я не знаю, завтра ли придёт она.

え?!何が違うの?!
従属節の先頭に来る要素は、疑問文のポイントとなるものでしたね。つまり、従属節の先頭に来る要素が、疑問点ということになります。
つまり、1番目は「来るのかどうか」、2番目は「彼女なのかどうか」、そして3番目は「明日なのかどうか」に疑問点を置いていることになります。
厳密に訳すとこんな感じです。
Я не знаю, придёт ли она завтра.
(彼女が来るのかどうかわかりません)
Я не знаю, она ли придёт завтра.
(来るのが彼女なのかどうかわかりません)
Я не знаю, завтра ли придёт она.
(彼女が来るのは明日なのかどうかわかりません)
もうすこし例を見てみましょう。
Ты знаешь, живёт ли Саша в Москве?
(サーシャがモスクワに住んでるかどうか知ってる?)
Он спросил, будет ли завтра дождь.
(彼は明日雨が降るかどうか聞きました)
Она не помнит, закрыла ли она дверь.
(彼女はドアを閉めたかどうか覚えていません)
上の3つの例文は、それぞれ動詞の直後に助詞лиが来ていますが、形容詞や副詞が従属節の先頭に持って来ることもできます。
Он спросил, новый ли у них компьютер.
(彼は彼らのコンピューターが新しいかどうか聞きました)
Сестра поинтересовалась, хорошая ли погода в нашем городе.
(妹(姉)は私たちの町の天気が良いかどうか聞きました)
Алексей спросил Анну, часто ли она ходит в кино.
(アレクセイはアンナによく映画館へいくのかどうか聞きました)
Мама спросила, смогу ли я ей помочь.
従属節の中に動詞の不定形がある場合は、以下のような語順になります。
Она спросила, нужно ли ему завтра рано вставать.
(彼女は明日彼が早く起きる必要があるかどうか聞きました)
Он спросил, будешь ли ты обедать.
(彼は君が昼ご飯を食べるのかどうか聞きました。)
疑問詞を使った疑問文を間接疑問文にする場合
今度は疑問詞がある場合の間接疑問文の作り方を見ていきましょう。

疑問詞は、”кто(誰が)”, “почему(どうして)”, “Где(どこで)”, “куда(どこへ)”, “когда(どこへ)”などのことで、ロシア語で”вопросительные местоимения”と呼ばれています。
まずは例を見てみましょう。
Я не знаю, когда родился Пушкин.
(私はいつプーシキンが生まれたのか知りません)
上の間接疑問文を2つの文にすると、「私は知りません」”Я не знаю,”という文と「プーシキンはいつ生まれましたか」”Когда родился Пушкин?”という文に分けることができますね。

あれれ?さっきみたいに語順が変わったり、助詞лиを入れたりしないの?
疑問詞がない疑問文を間接疑問文にする場合、疑問文のポイントとなる要素を間接疑問文の先頭に置き、その直後にлиを入れましたが、疑問詞を使った疑問文を間接疑問文にする場合、疑問文をそのまま挿入すればOKです。特に語順を変える必要もないので、すっごく簡単です。
ちょっと例を見てみましょう。
Антон спросил меня, куда я поеду в отпуск.
(アントンは私に休暇にどこへ行くか聞きました)
Вы знаете, сколько это стоит?
(あなたはこれがいくらするか知っていますか)
練習問題
1)次のロシア語を日本語に訳しなさい。
1. Я не знаю, собираются ли наши друзья прийти к нам в гости в субботу?
2. Я не знаю, будет ли сегодня дождь.
3. Не знаешь, будет ли Олег завтра в университете?
4. Жена спросила мужа, помыл ли он посуду.я
5. Интересно, знает ли Таро русский язык?
6. Вы не знаете, во сколько открывается магазин?
7. Я хотел бы знать, почему вы ушли с последнего места работы.
8. Не знаешь, далеко ли отсюда до Москвы?
9. Нам любопытно, когда ты был в России.
10. Мама спросила, смогу ли я ей помочь.
11. Мы спросили, дорогие ли билеты в театр
12. Он спросил меня, хорошо ли я себя чувствую.
13. Саша поинтересовался, сдала ли я экзамен.
14. Не знаете, какая станция метро ближе к красной площади?
15. Мне интересно, может ли он действительно сделать это.
まとめ
いかがでしたか。
本日はロシア語の間接疑問文の作り方を紹介しました。
助詞лиは他にも用法があるんですが、とりあえずは会話でよく使われる間接疑問文をしっかり覚えましょう。
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本日のことわざ
О вкусах не спорят.
それでは皆さん、
また次お会いしましょう!
Пока пока!
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