皆さん、Здравствуйте!
本日のテーマは、義務を表す表現”должен+不定形”についてです。
Нужно/ надоと意味が似ていますが、作り方が異なるのでしっかり頭にいれましょう。
【ロシア語入門】義務を表す表現”должен+不定形”
Должен+不定形:①~しなくてはならない
「~しなくてはならない」は、должен+不定形で表現します。долженは短語尾で、主語の性によって変化を起こします。
Он | до́лжен |
Она | должна́ |
Оно | должно́ |
Они | должны́ |
主語がяとтыのときは、実際の性別に合わせます。また、выのときは必ず複数形で受けます。
Ты должен учиться в школе.
(学校で勉強しなくてはなりません)
Ты должна пойти к доктору.
(医者へ行かなくてはなりません)
Мы должны вставать в 7 утра, потому что мы начинаем работать в 9 утра.
(私たちは9時に仕事を始めるので、7時に起きななくてはなりません)
Я должен сказать тебе кое-что.
(君に言わなきゃいけないことがあるんだ)
Он должен много работать.
(彼はたくさん働かなくてなりません)
最初の文はдолженで2つ目の文はдолжна、つまり最初は男性で2つ目の文は女性っていうことだね。
過去形・未来形の作り方
過去形はдолженの後ろにのбыть過去形を、未来形はдолженの後ろにбытьの未来形をつけます。
Ты должен был слушаться маму и папу.
(お母さんとお父さんの言うことを聞かなくちゃいけなかったんだよ)
Я должна была выйти раньше.
(私は早くここを出なくてはいけませんでした)
Мой друг не готовился и завалил экзамен. Он должен был готовиться.
(友達は試験の準備をしなかったので、受かりませんでした。しっかり準備するべきだったです。)
Я должен был лежать в постели, потому что я заболел.
(風邪を引いたので、ベッドで寝てなければなりませんでした)
Завтра ты должна будешь встать рано.
(明日君は早起きしなければなりません)
Должен+不定形:②~に違いない、はずだ
долженは「~に違いない、はずだ」という意味でも持ち言われます。
Она должна скоро вернуться.
(彼女はもうすぐ戻ってくるはずです)
Экзамен должен быть сегодня.
(試験は今日あるはずです)
Не должен+不定形
Не долженは、後ろに来る動詞の体によって意味がかわるので注意しましょう。
Не должен + НСВ(不完了体):~してはいけない、~しなくていい
Не должен + СВ:~するはずがない
Студенты не должны опаздывать на уроки.
(学生は受業に遅刻してはいけません)
→опаздыватьは不完了体動詞。
Он не должен забыть о встрече: я позвонил ему вчера и напомнил.
(昨日彼に電話したので、会う約束を忘れるはずがありません。)
→забытьは完了体動詞。
Он не должен забывать принимать витамины.
(彼はビタミンをを飲むのを忘れてはいけない)
→забыватьは不完了体動詞。
Если вы не хотите, вы не должны отвечать на этот вопрос.
(もし答えたくなかったら、答えなくてもいいんですよ)
→отвечатьは不完了体動詞。
Нужно/ надоとдолжен
Нужноとнадоは日本語で「~する必要がある」と翻訳され、両方ともほぼ意味は同じです。会話で必要性を表す際に用いられ、アドバイス・助言と言ったほうがいいかもしれません。
Тебе надо тепло одеться, на улице холодно.
(外は寒いから、暖かい格好をしたほうがいいです)
Ему надо больше читать.
(彼はもっと本を読んだほうがいいです)
Фрукты и ягоды, которые нужно есть каждый день.
(毎日食べたほうがいいフルーツやベリー)
一方、долженは必要性ではなく、義務なので強制の度合いが強くなります。
Мы должны встретить его в аэропорту.
(私たちは空港で彼を出迎えなくてはいけませんでした)
Маша должна была помогать отцу.
(マーシャはお父さんを助けなくてはいけませんでした)
また、上記の表現のほかに下記の言い方もあります。
Я думаю, тебе следует сходить к доктору.
(医者に行くべきだと思います)
Ей следует устроиться на работу.
(彼女は就職するべきです)
Нужно/ надоが必要性(アドバイス・助言)、долженが義務なら、следуетはその中間ぐらいの意味になります。
Нужно/ надо<следует<долженの順番に義務の度合いが高くなっていくと考えてください。
そのほかの義務を表す表現:необходимо/ обязан
義務を表す表現はдолженの他にもнеобходимо/ обязанがあります。необходимоは
нужно/ надоと同じように無人称文なので、意味上の主語は与格で表わされます。
一方、обязанはдолженのように、主語の性によって変化し、он обязан/ она обязана / они обязаныのように形が変わります。
Тебе необходимо поехать в командировку.
(出張に行かなくてはいけません)
Вы обязаны пройти медосмотр.
(あなたは身体検査を受けなければいけません)
Вам необходимо сдать экзамен.
(試験に受からなければいけません)
Я обязана заботиться о сыне.
(私は息子の世話をしなければいけません)
まとめ
いかがでしたか。本日は義務を表す表現”должен+不定形”についてご紹介しました。
Долженは、無人称文のнужно/ надоとは作り方が違うので気をつけましょう。
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本日のことわざ
Беда беду родит.
『災いが災いを生む』
運の悪いときには運の悪いことが続くという意味で用いられる。日本語の「泣き面に蜂」「弱り目に祟り目」と同じ意味。
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それでは皆さん、
また次お会いしましょう!
Пока пока!
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