【ロシア育児奮闘記】息子、1ヵ月健診で市立小児病院デビュー

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出産から早1ヵ月が経過しました。この1ヵ月、本当にあっという間でした。

今は大分落ち着いてきて毎日大変ながらも楽しむ余裕すらでてきました。

…が、ここまでくるにはいろいろありすぎました(苦笑)

予定帝王切開での出産だったはずが、執刀を依頼していた医師(知り合いイチオシ!)に急に断られ(しかも、妊娠37週で!!)、その後ドタバタがあって結局自分が妊婦検診でお世話になっていた産院で産むことになったという。

しかも医師に断られた翌日に緊急帝王切開で。

入院した産院では母乳育児を推奨していることもあり、産院内での粉ミルク使用禁止を告げられ、出ない乳をひたすら新生児に吸わせろと言われ…。おかげで息子の体重は出生時の10%以上減ってしまったという。おまけに息子は入院中ずっと腹を空かせていたため、ギャン泣き状態。

切腹で満身創痍な状態で、息子のギャン泣き…何のいじめなんだと思った私。

そして、息子の体重は問題視されずそのまま退院させられ(おまけに、退院後も母乳が出るまで続けろと言われる)、翌日自宅を訪れた小児病院の先生から「あり得ない」という顔をされたという(その後も数日間母乳だけの育児が続くものの、結局混合ミルクに…息子が不憫で仕方がない)。

とにかく出産直前から退院1週間は本当にいろいろありすぎて、発狂しかけてました。

でも、そのおかげでまた少し強くなれた気がします(苦笑)

ということで、あれよあれよと1ヵ月が過ぎてしまい、今日は夫と一緒に3人で小児病院へ1ヵ月検診へと行ってきました。

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【ロシア育児奮闘記】息子、一ヵ月健診で市立小児病院デビュー

週に1度の«грудничковый день»

ロシアでは新生児が1ヵ月を迎えるまでの期間、地域を管轄している小児病院の医師、若しくは看護師が自宅訪問をして新生児の健康状態を診ることになっているんですが、その期間が過ぎると、いよいよ初めての健診です。乳児健診は月に1度、乳児が1歳を迎えるまで受けることになっています。

産院を出てからは、毎日15~20分散歩を日課にしていた我が家でしたが、今日は自宅から小児病院までの往復と健診で1時間弱かかる予定。幸い、息子は外出するとすぐに寝てしまうタイプなのでよかったのですが、問題は小児病院。

ママから免疫をもらってるとはいえ、病気をもらわないか心配。

そう思っていた私でしたが、ロシアの小児病院には週に1度«грудничковый день»という日が設けられていて、この日は健診を受ける乳児だけが病院を訪問できるようになっています。

грудничковыйとは、грудничокの形容詞で「乳児の」という意味があります。つまり、«грудничковый день»とは「乳児の日」という意味ですね。

我が家がお世話になっている小児病院では、水曜日の8時から11時までが«грудничковый день»でした。

すっごくありがたいシステムですね。

持ち物

健診で必要なものは以下の通り。

  • Одноразовые пелёнки(吸水シート)…数枚
  • Подгузники(おむつ)
  • Влажные салфетки(おしりふき)

吸水シートはペットシートのことです。

おむつ交換台や診察台を汚さないようにするために必要で、私は90㎝×60㎝のものを購入しました。

自宅でも使えるので我が家ではかなり重宝してます。

吸水シート

Ашанの自社ブランド製品がかなり安かったので、この2つが終わったらそちらも使ってみようと思ってます。

小児病院で言われたものは3点だけでしたが、替えの洋服やおしゃぶりなども持っていくといざっていうときに役に立ちますね。

防寒具に身を包んでいざ出陣!!

暖かい時期なら特に問題はないのですが、冬ともなればしっかりした防寒具が必要になります。

…ということで、我が家が購入したのがこちら(左側)↓

防寒具

ロシア語でкомбинезон-трансформер утепленныйと呼ばれています。

2WAYオール(コンビドレス)になっているので、新生児の頃はドレスオール、足をよく動かすようになったらカバーオールにして使うことができます。

裏地は羊毛で-25℃まで対応できるようになっていて、外すと春秋シーズンにも使えるという優れもの。

ロシアのサイズで74を購入しました。これなら息子が1~1.5歳ぐらいまで使えるかな。

肌に一番近い部分から、薄手の足付きプレオール→厚手の足付きプレオール(写真右)→防寒具の順番に着せました。

小児病院のおむつ交換台にて

ちなみに、本日のリャザンの気温は…1℃。

厚着しすぎたかな…(汗)

温暖化の影響なのか、ここ数年は冬らしい冬がない気がします。

リャザンは2月が一番寒いので、これから一気に気温が下がることも考慮に入れて購入しました。

これがあればベビーカーにそのまま乗せることができるので、散歩のときにも使えます。

肝心のベビーカーはまだ購入してませんが(苦笑)

小児病院

私たちがお世話になった小児病院はこちら。

市立小児病院(入り口)

自宅から徒歩10分弱とめちゃくちゃ近かったのですが、入り口だけ見ると小児病院には到底見えず(笑)

建物の中に入ると…思っていたよりキレイで安心しました。

市立小児病院内の様子

診察室

ただ、誰もбахилы(バヒール)を履いていなかったため、床は泥でけっこう汚れてました。

私たちは一応бахилы(バヒール)を着用したんですが、周りの人たちは靴のままでした。入り口付近にはбахилы(バヒール)を捨てるゴミ箱が置いてあったんですけどね。

受け付けでмедицинская карта история развития ребенка(カルテ)を受け取り、診察室へ。

медицинская карта история развития ребенка(カルテ)

ちなみに、こちらのカルテは自分たちで事前に用意します。

乳児が受ける一ヵ月健診の内容

1ヵ月健診では、体重・身長・頭囲・胸囲の4つを測定しました。

日本だったら、発育曲線に沿って生まれた時と比較して順調に大きくなっているかどうかを確認しますが、こちらにはそんなものありません(苦笑)

医師が測定し、看護師がその値を記入していくんですが、比較するものが全くないのでこちらはピンと来ないという…。

まぁ…医師から指摘がなければ心配はないので、あまり気にする必要もないんですけどね。

実際、夫は体重・身長・頭囲・胸囲がどのくらいあったのか全く覚えていませんでしたし。

出産日に撮影

生まれたときはこんなに小さかった我が子ですが、1ヵ月健診のときには…。

生後30日

いつの間にかほっぺがこんなにもまんまるく。たったの1ヵ月でこんなに顔が変わるんですね。

息子の出生時の体重は3180g。産院を出る頃には2800gまで減ってしまったんですが(その後も数日間母乳のみでさらに2600gまで減少)、今日の健診で4100g。無事ここまで大きくなってくれてよかったです。

B型肝炎の予防接種(2回目)

この日は健診のほかに、B型肝炎(гепатит В)の予防接種がありました。1回目は出産12時間以内に予防接種が行われました。今回は2回目です。足の太ももに注射したのですが、泣いたのは一瞬だけ。

 

えらいぞ、息子!!

なんて思ってましたが、この時期はまだ何をされているのかよくわかっていないから泣くことはあまりないとのことでした(笑)

次は2ヵ月健診のときに3回目のB型肝炎の予防接種があるそうです。

超音波(エコー)検査は後日

この日は体重・身長・頭囲・胸囲の測定とB型肝炎(гепатит В)の予防接種だけでした。

後日別の病院で超音波(エコー)検査を受けるように言われました。

この超音波(エコー)検査で、

  • 心臓
  • 頭部
  • 腹部
  • 股関節

に異常がないかどうか調べるそうです。

健診の予約はгосуслугиで

今回私たちは特に事前予約などをしないで健診を受けたんですが、次回からはгосуслуги経由で予約もできるとのことでした。

幸い、今日は私たちの前に誰も待っていなかったのですぐ診察室へ入れましたが、いつもそうとは限らないので次回からはしっかり事前予約してから行こうと思ってます。

というのも、予約していないと事前予約した人が優先されるため、かなり待たされることがあるから(苦笑)

1時間だけなら我慢もできますが、2時間待たされることもざらです。

まとめ

いかがでしたか?本日は息子の市立子供病院デビューについてご紹介しました。

次回の2ヵ月健診は2月26日。今月30日には息子の超音波(エコー)検査があります。

それ以外に母親学級にも参加するように言われているので、けっこう大変です。

幸い、夫が仕事の合間を縫って一緒に来てくれるということなので助かっていますが、これ一人で乳児連れて行くと考えたら…おそろしい。

特に今の時期は気温が上がったり下がったりで、溶けた雪が凍ることがけっこうあります。気が付くと一面がスケートリンクになってたり(笑)

早く暖かくなって気軽に外出できる季節になってほしいですね。

 

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