私がロシアで1人目を帝王切開で出産したのは2019年12月。当時34歳でした。
立ち合い出産を希望していましたが、児頭骨盤不均衡&逆子(単殿位という、赤ちゃんのおしりの部分が一番下にあって両足を持ち上げた状態)のダブルパンチで予定帝王切開に(いろいろあり緊急に変わったけど・苦笑)。
なんとか無事出産までたどり着き、現在は育休(ロシアでは子どもが3歳になるまで取得可能)を利用し毎日育児と仕事を楽しんでいます。ちなみに、息子は1歳9ヵ月でやんちゃ盛り。
もともと夫とは「子どもは2人欲しいね」という話をしていたため、2021年1月に(産後1年経過)婦人科健診を受けに行き、無事OKサインが出たので、翌月から妊活を再開しました。
そして、2021年9月下旬…待望の2人目妊娠が発覚!!
1度妊娠初期での稽留流産を経験しているので、出産に至るまで記事を公開することを躊躇いましたが、これからロシアで妊娠出産を計画されている方もいらっしゃるかと思うので、少しでもお役に立てれば…という気持ちでブログにすることにしました。
なお、この記事を作成したのは11月3日で、公開したのは1月に入ってからです。やっぱり不安だったので、なかなか公開に踏み切れませんでした。
【ロシア在住日本人妊娠&出産記①】2人目妊娠発覚!!いざお世話になった産院へ!!
妊娠8週目でかかりつけの産婦人科へ
まずはгосуслуги(ゴスウスルーギ)で診察予約を取得
ロシアにはгосуслуги(ゴスウスルーギ)と呼ばれる、診療予約や税金の支払いなどの公共サービスを提供する便利なポータルサイトがあるので、インターネットや専用のアプリから簡単に診察予約を取ることができます。
その他、国立の医療機関なら予約専用の端末機が設置されているので、そちらから予約を取ることも可能です。
つくづく思いますが、госуслуги(ゴスウスルーギ)最高(診察予約に関しては)。このポータルサイトがうまく稼働していなかった時期(何年も前ですが)は、わざわざ病院まで行って予約専用の端末機で並んで(しかも、すっごい混雑してる)予約を取ってましたからね…(苦笑)病人が長時間待たされて診察予約を取ってる姿はシュールでした。そりゃ、病気も悪化もするわな…と当時の私は思わずにはいられなかったです(遠い目)。
さて、話を戻します。
私はスマフォにアプリが入っているので、アプリから診察予約を取ることにしました。
いつもなら診察予約完了までたったの3分!!(госуслуги(ゴスウスルーギ)のうたい文句をそのまま引用・笑)
…が、ここで問題が。なんと、私を担当してくれた先生の名前がリストに見当たらないという事態が発生。
でも、焦りません。
まぁ…人気のある先生だから、予約が先まで埋まってるのかな~…。それか、システム上の問題かな。
と思うことにし(笑)、毎日госуслугиで先生の名前をチェックしていた私。しかし、1週間経過しても先生がリストに出てこなかったため、さすがに「ただ事じゃない…」と焦り始めた私。
ま、まさか辞めたんじゃ…!!!(ロシアあるある~♪)
そこで、роддомに問い合わせをしてみることに。今考えれば、待つなんてことせずさっさと電話で問い合わせすればよかった(笑)
すると、受付の方から一言。
あ、今休暇中よ。10月18日から出勤するわ。
出たー。先生まさかの休暇中(爆笑)
タイミング悪すぎ!!!でも、休暇中なら仕方がない。なにより、辞めてなくてよかった(笑)
担当の先生が休暇中の場合は他の先生に診てもらうこともできましたが、やっぱり1人目妊娠からお世話になっている先生のほうが安心だったので待つことにしました。結局、госуслугиで診察予約が取れたのは、10月21日の11時。妊娠8週目でした。
コロナ禍でのроддом…ガラーンとした待合室
この日は木曜日で夫は仕事だったんですが、義母に息子(1歳9ヵ月)を預けることができず、夫に会社を抜けてきてもらい、3人で行くことに。
…といっても、コロナの影響で中に入れるのは受診者のみ。受付で検温と名前を聞かれ、私だけ待合室へ。
本当は心細いから一緒に来てほしいっていうのが本音だけど、しょうがない。
コロナ禍以前は、事前に診察予約をした人と当日живая очередь(当日予約なしで診察に来ること)で待つ人で待合室はほぼ満席状態。診察時間がズレるのも当たり前だったので覚悟して行きました。…が、私が受診した日は待合室がガラーンとしていてビックリ。
診察時間は11時だったので、私は10時45分ごろから待合室で待機していたんですが、私の前に待っていたのは10時半予約の女性1人のみ。
女性1人しか待っていなかったにもかかわらず診察時間が遅れていたのは謎でしたが、これなら「すぐに自分の番が回ってくる!!」と心の中でガッツポーズをしたのは言うまでもありません(笑)
でも、不思議。本来であれば立って待ってる人もいるぐらい混んでるんですけどね。
もしかしたら、コロナ禍で人数制限でもしてるのかな?でも、госуслугиでは15分間隔で予約取れたんだけど…。よくわかりませんでしたが、とりあえず人が少なくて快適だったのでよしとしようかな(笑)
ということで、待ち時間15分ほどで診察室に呼ばれました。
待ってる人がいなくても診察時間がズレるという謎(笑)
以前は診察予約した人とживая очередьで待ってる人が診察の順番について言い争ってたりする光景(これもロシアあるある・笑)をよく目の当たりにしてたんですが、今回はそんなこともなくストレスフリーでした♪
超音波検査(УЗИ)はなし…次回の妊婦検診は1ヵ月後
妊娠8週だったら、エコーで心拍確認できるかな…。
と不安と期待が入り混じった複雑な心境だった私でしたが、この日は何故かУЗИ(超音波検査)はなく、問診と内診のみ!!!(笑)
心拍確認ないんかーい!!!(心の声)
1人目と2人目妊娠したときはすぐに超音波検査に回してくれたんですけどね~…。でも、待てよ…。物は考えよう。当日検査だと料金が発生したし、роддомは2Dエコーのみ(つまり、機器が古い)。どうせお金を払うんだったら、夫の知り合い(合気道を教えてる息子さんの親御さん)が働いている有料クリニックでやってもらったほうが絶対いいに決まってる。
いや、もちろんその場で心拍確認してもらえたほうがいいに越したことはないんですけどね(苦笑)
ちなみに、当日検査だと700ルーブルかかるみたいでした。意外と高くてビックリ。知り合いだったらもっと安くやってくれそうだし、有料クリニックのほうが機器が最新式だし、日本並みのサービスを受けられるし、あえてроддомで有料でしようとは思いませんでした(笑)
その後妊婦さん専用のカルテを作成してもらい、次回の健診日を決めました。
次の妊婦健診は1ヵ月後だけど、いつがいい?
一応希望を聞かれたので、11月22日19時15分にしてもらいました。月曜日は唯一夫が18時に帰ってこれるので、3人で一緒に行こうと思っています。
とはいっても、夫と息子は入り口で待機ですけどね(苦笑)
それでも、つわりがけっこう重いので夫が送迎してくれるだけでもかなり有難いです。
ロシアあるある…今後1ヵ月は検査で駆けまわる日々
次の妊婦検診は1ヵ月後(11月22日)ですが、それまでに行うタスク(検査)はこちら。
・血液検査-10月25日 9時52分
・ЭКГ(心電図)-10月27日 14時
・内科-11月8日 14時15分
・眼科-11月11日 15時10分
・尿・血液検査-11月19日
・妊娠初期胎児スクリーニング(妊娠11週から13週までの間(要電話予約))→何度も何度も電話をかけて11月9日にようやく繋がり、11月18日に検査することに。
すべて無料で最後の胎児スクリーニング以外はすべて私がお世話になっているроддомでできるんですが、無料がゆえに融通が利かず…。指定された日時に検査に行かなければなりません。次の健診まで1ヵ月ありますが、そのうち6日間は検査で半日潰れる計算です…。こちとら絶賛つわり中だってばよ!!!もう少し妊婦を労わってくれ(笑)
日本だったらきっと1日で全て終わるんだろうなぁ…と思いながら、「ここはロシアだし…」と諦めてます(苦笑)
有料でもいいから1日で全て検査できるサービスとかあればいいんですけどね。まぁ…仕方がありません。
ちなみに、胎児スクリーニングは自宅から15㎞離れた周産期母子医療センター(перинатальный центр)で診てもらう予定です。理由を聞いたんですが、私の年齢が36歳ということで、妊娠初期の胎児スクリーニングだけは精密に検査ができる周産期母子医療センターに行くことになってるらしいです。精密に検査ができるのはありがたいんですが、若干遠い(苦笑)
周産期母子医療センター(перинатальный центр)は車でも30分はかかるので、タクシーかなぁ…。マルシュルートカはコロナ禍で怖いので、乗りたくないし…。
そうそう、夫のほうもエイズ検査を受けることになっています。これは、前回の妊娠のときと同様です。紹介状(направление)をもらっているのでこちらも無料ですが、やっぱり平日に半休もらって行かなければならないので、すっごく不便です(苦笑)
しかも、紹介状に書かれている検査機関の名前が解読できず、とりあえず放置してる夫(直前に焦ってやるタイプ)。ロシア人ってみんな字の書き方に癖があって読めないことが多いので、毎回困ります。
「紹介状に検査日時とか書いておくから、わざわざメモなんかしなくてもいいわよ」と毎回言われるんですが、達筆すぎて読めないことがほとんど。私は毎回メモするように心がけてます(苦笑)
まとめ
この記事を作成したのは、11月3日。公開は1月に入ってからです。記事を書いていたときは、毎日重いつわりに必死に耐える日々が続いていました。妊娠に気づいたのが4~5週目だったんですが、すでにつわりが始まっていました。今回は吐きづわり、においづわり、眠りづわりのほか、ひどい倦怠感、頭痛、胃もたれなど、複数のつわりでノックアウト寸前。食べたくても食べられず、少量口にしてもすぐに胃が痛くなり、リバースする日々。上の子の世話もままならない状況でなかなかハードな日々を送っていました(2度と経験したくない…)。
エコー検査ですが、こちらは10月25日に知り合いのクリニックを受診済みで、無事心拍も確認取れました。このエコー検査でビックリ事実が判明するんですが、それについてはまた後日。
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