第一子妊娠・出産のときに苦労したのが、ベビー用品。
何をそろえればいいのか?そもそもあのベビー用品ってロシア語でなんていうのか?
今では夫よりもベビー用品に関しては詳しいと自負していますが、当時は本当に苦労しました。
ということで、本日はロシアで出産予定の方向けに、ベビー用品をロシア語で紹介します。
【子育てin ロシア】ベビー用品必需品をロシア語で紹介
おむつ替えグッズ
テープタイプのおむつ Подгузники
ロシア語ではподгузникиですが、おむつのことを「Памперс(パンパース)」と呼ぶ人もけっこういます。パンパースは商標なんですけどね。日本製だとメリーズ、ムーニー、グーン社が買えます。最近は日本製に見せかけたおむつも数多くあって、「Yoko-san」とか「sonkei」「Tanoshi」など思わず「っえ?(笑)」って思ってしまうような名前もあります。
第一子が生まれたときは、日本製、もしくはパンパースやHuggiesなどの有名ブランド一択だったんですが、最近は「せっかくなら…(?)」ということで、いろんなものを試してます。日本製に近いなぁ…と思ったのは「YokoSan」です。
なお、ロシアにも布おむつがあります。Многоразовый подгузникと言い、中に敷くおむつパッドはвкладышです。双子が生まれた2022年は、ロシア国内でおむつの値段が一気に跳ね上がったので(今は落ち着いていますが)、慌てて我が家もAliexpressで購入しました…が、双子で布おむつは無理でした(苦笑)今はクローゼットの肥やしになってます。早くAvitoかどこかで売らないとな~…。
パンツタイプのおむつ Подгузники-трусики
パンツタイプのおむつはセールじゃないとけっこう高いです。例えば、下はOZONなんですが、メリーズのパンツタイプのおむつ(Mサイズ)44枚入りは1パック1532ルーブルです。1枚あたり35ルーブル!!!!個人的には高すぎてて買う気になれません。
ベビー用品はできる限り事前にセールが開催されているときに買いだめしておくのがおすすめです。我が家は先日、メリーズのパンツタイプのおむつ(Mサイズ)33枚入りを349ルーブルで購入しました。つまり、1枚10.5ルーブルです。
買いだめしておいて、もし必要なかったらAvito(ロシア版メルカリ)とかで売ることもできますしね。
おしりふき Влажные салфетки
日本語では、皮膚の弱い乳幼児が使用するウェットティッシュのことを「おしりふき」と言いますが、ロシア語だと「ウェットティッシュ」のままです(苦笑)Детские влажные салфеткиで検索すると乳幼児用のものが探せます。無香料タイプがよければ、без отдушек、ノンアルコール除菌はбез спиртаとなります。乳幼児用はpH値が赤ちゃんの肌のpH値に近いものになっているので、スーパーなどで売っているものではなく、ベビー用品店で買うようにしましょう。
授乳・調乳グッズ
まずは、大切な言葉を3つ。
- 母乳育児:грудное вскармливание(ГВ)
- 混合育児:смешанное вскармливание
- 完全ミルク:искусственное вскармливание
リャザンの場合ですが、私は産院と周産期母子センターで出産を経験しました。長男(第一子)出産は産院だったんですが、そこは母乳育児を激励していて、入院中は粉ミルクは一切禁止されていました(乳児の体重の減り方が著しいときはもらえるらしい)。3日間の入院中、長男は四六時中泣きっぱなし。私は出ないおっぱいをとにかく吸わせていました。結果、退院後に訪問に来た主治医があまりにもガリガリにやせ細った長男を見て、私が怒られるという…。危うく、餓死させるところだったらしいです。
「とにかく吸わせれば母乳量は増えるから大丈夫!!!」と産院で吹き込まれ、粉ミルクはまるで「悪」のような感じだったので、退院しても粉ミルクを足すことはせず、長男にはかわいそうなことをしてしまいました。
周産期母子センターで双子(第二子・三子)を出産したときも入院中は母乳だけだと思っていたので、ある程度覚悟はしていましたが、こちらは3時間おきに希望するママには粉ミルク30mlを持ってきてくれました。もちろん、授乳指導(日本のようにおっぱいマッサージとかはなく、「30分、1時間おきに授乳しろ」という叱咤激励のみ)はありましたが…。
ロシアで出産を考えている方は、産院によって粉ミルクOKのところもあれば、母乳のみというところもあると思うので、選ぶときは注意してください。
哺乳瓶 Бутылка для кормления
我が家は3人ともpigeonにお世話になりました(1歳6カ月の双子は今現在も使用中)。ロシアではAventも比較的人気がありますが、うちの子たちには合いませんでした。pigeonの哺乳瓶は160mlが1155ルーブル、240mlが1209ルーブルでした。定価(↓)だと高いですが、детский мирでは年に1回は必ずpigeon製品のセール「1+1」(pigeonの製品を2つ買うと、安いほうを1つプレゼント)が開催されているので、それを狙って購入するのがおすすめです。
ちなみに、2023年は11月に「1+1」のセールがありました。私はほぼpigeonで揃えているので(そのほうがセールのときにまとめて買えるのでラク)、歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプー、ボディーソープなどを大人買いしました。これが↓そのときの註文履歴です。
購入するときは必ず価格が近いものを選ばないと損なので、2回に分けて注文しました。
あとは、Сбермегамаркетで高ポイント還元のときを狙ったりすると安く買えるので、普段からチェックしておくといいかもしれません。
Детский мирはピジョン以外にもAventなども「1+1」のセールが行われるので、要チェックです。
哺乳瓶用乳首 Соска для детской бутылочки
上の写真を見てもらうとわかりますが、pigeonの哺乳瓶用乳首もけっこうなお値段です。OZONだと700ルーブル前後で買えます。
粉ミルク Смесь
我が家がお世話になったのは、NAN社とNutrilon社の粉ミルクです。第一子が生まれたときに小児科医に勧められたのが、NAN社の粉ミルクだったんですが、粉ミルクアレルギーで飲めず。結局、Nutrilon社の粉ミルクアレルギー対応のものに落ち着きました。双子(第二子、三子)は現在も粉ミルクを飲んでいるんですが、この子たちは最初からNutrilon社の粉ミルクを使っています。というのも、周産期母子センターで同社の低アレルギー性(гипоаллергенный)の粉ミルクを使っていたので、あえてほかの粉ミルクにする必要もないと思ったからです。
ただ、双子の次男も生後何か月が経ったころに粉ミルクアレルギー発症。最終的にNutrition社の
аминокислотыという重度の粉ミルクアレルギーの乳児に使われるお高い粉ミルクを買うことになりました(涙)
左上の粉ミルクなんですが、1缶たったの400gで3069ルーブル!!!!!衝撃の値段ですよね。
哺乳瓶用ブラシ Ершик для бутылочек
底まできれいに洗えるので、あったほうが便利かな?私は手があまり大きくないので、スポンジで洗ってます。
哺乳瓶スチーム除菌 Стерилизатор
これはおすすめ。我が家はAvent社のスチーム消毒器↓を使っています。
哺乳瓶を同時に6本蒸気で消毒できる機器です。水を少量入れてボタンを押すだけで、短時間で一度に消毒できます。哺乳瓶以外のおしゃぶり、スプーン、フォークや食器なども蒸気で消毒できるから、離乳食が始まってからもかな~り重宝します。
そのほか、専用のケースに入れて電子レンジで消毒する方法もありますが、ロシア語ではСтерилизатор для СВЧと言います。
我が家は電子レンジがあまり大きくなかったので、専用のケースが入らず。思い切ってスチーム消毒器を購入しましたが、買ってよかったベビー用品ナンバーワンです(笑)
おうちでの赤ちゃん用品の必需品
ベビーベッド Кроватка
必要かどうかは赤ちゃんによっても違うので何とも言えませんが、種類が豊富なので購入予定の方は事前にしっかり調べてから購入することをおすすめします。
脚の形状によって、ゆりかごタイプ(маятник)、4本脚タイプ(на ножках)、もしくはキャスター付きタイプ(на колесиках)がありますし、ベッド下収納(с ящиком)が付いているものもあります。
我が家はゆりかごタイプとベッド下収納付きゆりかごタイプのベッドがありますが、ベッド下収納はほこりがけっこう入るし、子どもが大きくなってくると勝手に開けていたずらをするので(洋服全部そこらへんにぶちまける・笑)、自宅に収納スペースがあれば必要ないかな…という感じです。ゆりかごタイプは、第一子はそもそもベビーベッドを拒否、双子のときは(現在進行形で)大活躍。
あと、Кроватка-трансформерというベッドもあります。これは、0歳から使えるベビーベッドなんですが、子どもの成長に合わせてベッドの形状をかえることができます。
マットレス Матрас
防水シーツ Наматрасник
防水シーツの代わりに、吸水シート(ペットシート)を敷いてシーツで隠すのもあり。ただし、赤ちゃんが寝がえりを打つようになってくると、吸水シートがズレて、大惨事になることも…(経験済み)。
シーツ Постельное белье
おむつ交換台 Пеленальный столик
あったほうが便利だという声が多いです。収納スペースが付いてるので、おむつ交換に必要に道具をしまっておけるのが魅力的です。ただ、おむつ交換台は高さがあるため、目を離した一瞬のすきに…なんてこともあるため、我が家は買いませんでした。
というか、以前住んでいたアパートが33㎡で小さかったので、置くスペースもなかったんですけどね(苦笑)
おふろグッズ
ベビーバス ванночка для купания новорожденных
最近では、折り畳み式のベビーバス(Складная ванночка)やエアータイプのベビーバス(Ванночка для купания новорожденных надувная)もあって、選択肢がかなり増えたと思います。ベビーバスによっては、温度計が付いているもの(с термометром)もあります。水抜き栓(сливная пробка)があるものを購入しましょう。
最近のベビーバスは水抜き栓が付いてて当たり前なんですが、第一子が生まれた2019年は、安いものだと付いてなかったりしました(苦笑)
人によっては、あえて水抜き栓のないベビーバスを買う人もいるかもしれません。例えば、商品の不良で水抜き栓からお湯が漏れたら困るとか…(ロシアではありそうな話)。実際に口コミを見ると、たま~にそういうコメント書いてる人がいます。でも、水抜き栓がなかったら、毎回ベビーバスをひっくり返さなければいけないので、けっこうな重労働です。
ベビー泡ソープ Пенка для Подмывания Новорожденных
我が家はピジョンの新生児から使えるベビー全身泡ソープを使ってます。最近はネットでいろんな泡ソープが売られていますけど、って乳児期って赤ちゃんを沐浴させるだけでも苦労するのに、さらに石鹸を泡立てるのなんか無理です(私が不器用なだけかもしれないけど)。
湯温計 Термометр для воды детский
ベビーバスに付いていれば買う必要はありませんが、浴槽で入るようになったら必要かもしれません。お湯の温度調節が難しいので、慣れないとけっこう大変です。
日本のように温度設定ができるといいんですけどね…。セントラルヒーティングなので仕方がないようです。
おでかけの赤ちゃん用品の必需品
ベビーカー коляска
ロシアでは必需品です。ベビーカーはご自身の住んでいる町の道に合わせて購入しましょう。
リャザンは道が凸凹してるので、タイヤがしっかりしたタイプじゃないとベビーカー押せません(苦笑)
第一子のときはアパートの7階に住んでいたので、私でも持ち運びができる軽量タイプ(それで8㎏)のものを探しました↓
双子は2台購入しました。新生児期から使えるタイプで、なおかつダーチャの凸凹道に耐えられるベビーカー↓持ち運びはできないので、家の周りを散歩するときに使っています。
双子が生まれた数か月後にリャザン郊外の一軒家に引っ越ししたので、車輪がしっかりしたものが必要でした。
そして、お出かけ用のベビーカーです↓こちらは何とか車のトランクに入ります(苦笑)
ちなみに、バギー(Коляска-трость)はショッピングモールなどでは見かけますが、散歩で使っている人はほとんどいないです。モスクワのように道がしっかり舗装されていればいいんですけどね(笑)
チャイルドシート автокресло детское от 0
抱っこ紐&ベビースリング Кенгуру/ Слинг
最近ではロシアでもいろんな種類の抱っこ紐やベビースリングを買えるようになりましたが、それでもまだまだ少数派。リャザンではほとんど見かけません。抱っこ紐に関しては、赤ちゃんの成長に悪影響を与えるという考え方の人がけっこういるようです。ベビースリングは赤ちゃんの股関節の発育に理想的なM字型開脚姿勢ができるため、抱っこ紐より需要があるかな?という感じです。
我が家は、第一子が生まれたときにヒップシート付き抱っこ紐を買いましたが、抱っこ紐を使用したのは数回のみ。ヒップシートは長時間抱っこしなければならないときに使ってました。
防寒着
ロシアの場合、寒さ対策は大切です。特にアウターは春秋用と冬用の2種類を用意しましょう。
春秋用のジャンプスーツ(демисезонный комбинезон)は車で移動する際にも大活躍します。写真のジャンプスーツはbaby go社(детскийй мирで買えます)のもので、クリアランスセールの時に購入しました。確か、1着500~600ルーブルほどだったと思います。シーズン中は倍以上の価格で販売されています。
そして、冬用ジャンプスーツ(зимний комбинезон для новорожденных трансформер)↓
こちらは足の部分がスリープスーツバッグ型になります。小さいうちはスリープスーツバッグ型にして、大きくなったら写真のようにセパレートレッグにして使用できるので、大きめのサイズを購入すれば長く使えます。中は羊毛なんですが、取り外し可能なものを買えば、春秋用として使うこともできます。
リャザンは冬になると-15℃ぐらいまで下がります。地域によって防寒対策は異なると思いますが、真冬のリャザンでは冬用ジャンプスーツ+毛布などを掛ければ十分です↓。
冬は外気浴をさせるんですが、ぐっすり寝てるので、ときどき寒くないか心配になります(ロシアあるある)。
まとめ
いかがでしたか?今回はベビー用品必需品をロシア語で紹介しました。
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