リャザンに来たら、絶対おすすめする観光名所…それは、リャザンクレムリンです。
クレムリン敷地内中心にあるウスペンスキー大聖堂は一見する価値があります。特に内部のイコンがとても美しいので、訪れる際は是非内部も見学していってください。
また、クレムリン内にはいくつか博物館があるのですが、民族歴史博物館はロシア語が分からなくても見ているだけで楽しめるのでおすすめです。
では、本日はリャザン州おすすめ観光名所、リャザンクレムリンをご紹介します。
リャザン州おすすめの観光名所!!リャザンクレムリン【Рязанский кремль】
↑リャザンのクレムリン案内図
グレボフスキーの橋【Глебовский мост】
かつては吊り橋でした。クレムリンへ入るためにはこの橋を渡るしか方法がなく、町が敵から攻撃を受けた際には、住民が避難し橋を上げ応戦しました。現在の橋は19世紀に建てられたもので、公園とクレムリンを結ぶ橋となっています。
クレムリン敷地内と手前の公園には1軒ずつお土産屋さんがあるので、買い物したい方におすすめです。また、天気が良ければ露店もたくさんでています。
大聖堂の鐘楼【Соборная колокольня】
グレボフスキーの橋を渡ると、目の前に鐘楼が見えてきます。高さ83.2メートルの鐘楼は、リャザン州でもっとも高い建築物のひとつだと言われています。1789年に建設が開始され、1840年に完成しました。
↑グレボフスキーの橋と大聖堂の鐘楼
ウスペンスキー大聖堂【Успенский собор】
ウスペンスキー大聖堂は17世紀に建てられました。大聖堂の上にある5つのたまねぎ型をしたドームは、生神女(マリア)、イエス・キリストと3人の使徒を表わしています。大聖堂の中には聖障と呼ばれる、イコンで覆われた壁があります。高さは27mの木製イコンとしてはロシア国内でもっとも高く、歴史的価値があります。
壁一面に描かれたイコンは1865年に完成しましたが、1929年、当時政権を握っていたボリシェヴィキが宗教弾圧をおこなったため、大聖堂は閉鎖を余儀なくされ、壁画は石灰で白く塗られてしまいました。その後、1992年に大聖堂が使われるようになりましたが、壁画は一部しか残っていません。
なお、ウスペンスキー大聖堂は5月から9月にかけての4ヵ月間だけ使われています。
見学は無料ですが、一般の方がお祈りに来るので写真撮影はなるべく控えましょう。もし撮影したいという方は、確認をとることをおすすめします。また、中を見学する際、女性は長めのスカート(最近はジーンズでも入れるところが多いですが)と頭にプラトークをかぶる必要があるのでご注意ください。ジーンズの場合は、プラトークを腰に巻けば中に入ることができます。短いショートパンツやスカートなどの露出が多い服装は歓迎されないので教会の中を見学したい方は気をつけてください。
なお、リャザンのウスペンスキー大聖堂では、入口でプラトークの無料貸し出しを行っているので、万が一忘れてしまった方もご安心を。ただし、見学者が多い場合は足りないこともあります。
↑ウスペンスキー大聖堂
↑ウスペンスキー大聖堂内部
ハリストス降誕聖堂【Христорождественский собор】
ハリストス降誕聖堂は14世紀の終わりにオレグ大公の命により建設が始まりました。15世紀に完成しましたが、その後も何度か立て直しが行われました。現在の姿は19世紀の初めに建てられたものです。ウスペンスキー大聖堂同様、1930年に一時閉鎖されましたが、2002年に利用されるようになりました。
ウスペンスキー大聖堂の内部より暖かいため、ハリストス降誕聖堂は1年中使われています。こちらも見学は無料です。中ではおみやげが販売されています。手ごろな価格なので、おすすめです。
オレグ大公の館【Дворец олега】
オレグ大公の館は、クレムリン敷地内にある建物の中で一番大きなもので、17~18世紀を代表する建築物です。オレグ大公の館は、当時リャザン司教の住居として使用されていましたが、現在はリャザンの歴史博物館となっています。
↑オレグ大公の館
リャザンクレムリン内の博物館に関する情報はこちらの公式サイトをご覧ください。
ペフチェスキー・コルプス【Певческий корпус】
ペフチェスキー・コルぷスはオレグ大公の館の隣にあります。17世紀に建てられた建築物で、当時は司教に仕える人たちが住んでいました。現在は博物館になっていて、1階は当時の生活の様子、2階は民族衣装が展示されています。
オカ川クルーズ【теплоход по реке Оке】
時間がある方は、是非オカ川クルーズも体験してみてはいかがでしょうか。クレムリンの近くに船着き場があるので、とっても便利。クルーズは1時間~1時間半ほどかかります。2019年は4月から営業を開始する予定です。毎日12時から20時まで2時間おきに運行しています。チケットの販売は出発20分前に始まります。
12:00, 14:00, 16:00 | 18:00, 20:00 | |
成人 | 400ルーブル | 500ルーブル |
子ども(6~10歳) | 200ルーブル | 250ルーブル |
子ども(5歳まで) | 無料 | 無料 |
(2018年12月現在)
詳細はこちらの公式サイトで確認してください。
↑4月の写真
↑9月の写真
まとめ
いかがでしたか?モスクワ近郊で観光を考えてる方は、モスクワからバス・電車で3時間のリャザンに来てみてください。モスクワやサンクトペテルブルクとは違った、静かでのどかなリャザンの魅力に引き込まれること間違いなしです。
なお、リャザンへの観光を考えている方は、リャザンって?見どころは?在住者が語るおすすめスポットもチェックしてみてください。
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