ロシアと聞くと、ピロシキ、ウォッカ、バラライカを思い浮かべる方は多いと思います。
ロシアに旅行に行くけど、ロシア土産って何があるんだろう…?
ロシアに行く予定があるけど、おすすめのお土産って何だろう?
今日はそんな方に、ロシア定番のお土産とおすすめのおみやげ市場をご紹介します。
超おすすめ!!ロシアのおみやげ
Матрёшка(マトリョーシカ)
ロシア土産の定番中の定番。まさに王道ですね。絶対押さえておきたいおみやげのひとつです。
木製の可愛らしい人形の中から人形が出てくる入れ子構造になっています。一説によると、箱根の名産品の「入れ子人形」がロシアに渡ったと言われています。
ちなみに、マトリョーシカとはマトリョーナ(Матрёна)という女性の名前から来ています。この名前には「母」という意味があります。
マトリョーシカの値段は、職人さんの絵付けの質と入れ子の数によって変わってきます。入れ子は3個入りからで、多いものだと10個入りもあります。もっとも一般的なのは5個入りタイプのマトリョーシカです。ちなみに、5個入りで400ルーブル(約640円)から。
デザインも豊富で、通常のマトリョーシカやロシアの歴代大統領や海外の有名人をモチーフにしたものも販売されています。
職人さんの手で1つ1つ丁寧に描かれているため、同じものはありません。
気に入ったマトリョーシカがあったら、すぐに買うことをおすすめします。
大きさもデザインもさまざま。是非、お気に入りのマトリョーシカを探してみてください。
Береста(ベレスタ)
日本語で「白樺の表皮」を意味するベレスタは、白樺の樹皮で作られたロシアの伝統工芸品です。接合部分には糊などの接着剤は一切使われておらず、白樺を編み込んで丁寧に作られています。
ロシアでは白樺は頑丈で長く使えると考えられています。しかも、殺菌効果もあるということで、砂糖、塩などの調味料を入れたり、ブレッドケースとして使われたりします。
ベレスタのがあるだけでロシア気分を味わえます!!超おすすめのおみやげです。
Хохлома(ホフロマ塗り)
ホフロマ塗りもロシア土産の定番です。伝統的な模様はロシアの広大な森で取れるベリーや花がモチーフになっています。色鮮やかな色とデザインで、とーってもおしゃれですよね。かわいらしい入れ物にキャンディやチョコレートを入れてみるのはどうでしょうか?
ホフロマ塗りの入れ物は1つ400~600ルーブル(約640~960円)ぐらいで買えます。
Платок(プラトーク)
ウール100%の正方形のスカーフで、冬になると女性が頭に被ったり首に巻いたりします。色鮮やかな生地に細かい模様が施してありとってもおしゃれ。ロシアの民族的な女性用被り物で、最近はロシアの若い女性の間でも人気があります。
サイズ展開は大きく分けて3つ。表記はフリンジ部を除いた生地部分のみです。
- 89㎝×89㎝(1200ルーブル~)
- 125㎝×125㎝(2200ルーブル~)
- 146㎝×146㎝(2500ルーブル~)
筆者おすすめサイズは125×125㎝と89×89㎝。125㎝サイズのものは首に巻くだけでなく、頭から被ることもできるし、ひざ掛けや肩掛けとしても使えるのでとっても便利。ただし、小柄な方だとけっこう鬱陶しく感じるかもしれません。そんな時は89×89㎝のサイズがおすすめです。
かくいう運営者もこの2つのサイズのプラトークを持っています。ちなみに、89×89㎝の小さいサイズのほうが出番が多いです。というのも、運営者が153㎝と背が低く、125×125㎝サイズを首に巻くと大きすぎちゃうんですよね。しかも、プラトーク負けしてしまう…(笑)大きいとすっごく暖かいんですけどね。89×89㎝のサイズは手ごろなサイズで、スカーフのように首に巻いておくとけっこうおしゃれです。
実際にお店で試してみることもできるので、自分に合ったサイズを選んでくださいね。
↑プラトークはロシアの厳しい冬を越すための必須アイテム
なお、私がおすすめはパブロヴォポサドショール社(Павловопосадская платочная мануфактура)のプラトーク。創立1795年の老舗のお店で、今なお絶大な人気を誇っています。
ロシアの防寒具
冬になると氷点下20℃は当たり前のロシア。そこで活躍するのが、防寒具。毛皮のコートや、ウシャンカ、ウール製品などは日本のものより断然あったかいのでおすすめ。冬にロシアへ来る人は、買ってみてはいかがでしょうか。
Ушанка(ウシャンカ)
ウシャンカという名前を聞いても、あまりピンとこないかもしれません。日本では「ロシア帽」とも呼ばれているそうですが、これは耳あてが付いた毛皮の帽子のことです。「Уш」は耳というロシア語の複数形「Уши」から来ています。寒いロシアでは毛皮でできたこのウシャンカが頭部の防寒のためによく着用されます。
外国人向けのフェイクファーであれば、市場で500ルーブル(約800円)から購入できます。日本ではあまり馴染みはありませんが、防寒機能は抜群なウシャンカ、寒がりな方に是非おすすめです。
Вещи и изделия из шерсти(ウール製品)
冬場は街中でよくウール製品を見かけます。寒いロシアの冬を越すための必須アイテムです。
ウール製品でおすすめは手袋と靴下。お店に行けば簡単に手に入りますが、是非市場や露店で売っているものを買ってみてください。ロシアのバーブシュカ(おばあちゃん)によってひとつひとつ丁寧に編まれているので、とっても頑丈で長持ちします。
手袋、靴下の値段ですが、1組250ルーブル(約400円)からです。
ロシアのお菓子
ロシア語でお菓子はСладость(スラーダスチ)と呼ばれています。日本語に翻訳すると「甘いもの」。その言葉通り、ロシアのお菓子はとにかく甘いのが特徴です。
スーパーへ行くと、種類豊富なお菓子が販売されています。特にチョコレート菓子がおすすめです。特にКрасный октябрь(クラースヌィ・オクチャーブリ)、Алёнка(アリョーンカ)、そしてБабаевский(ババエフスキー)がロシアで人気のあるチョコレート会社です。
購入するときは、是非量り売りを試してみてください。箱詰めされたお菓子もたくさんありますが、割高で少量しか入っていません。
ちなみに、お正月になるとお菓子の詰め合わせなどもたくさん販売されます。時期が過ぎると一気に値段が下がるので、お得にたくさんお菓子を買いたい人は詰め合わせを購入してみてもいいかもしれません。
こんなにたくさんおすすめがあると目移りしちゃうな。
ホント!!全部欲しくなっちゃった。
ところで、こういったおみやげってどこで買えるんだろうね。
旅行をしてると、おみやげを見る時間ってなかなかないんだよね。だから、空港の搭乗待ち時間に免税店で買っちゃおうかなって。
その気持ち…すっごくわかります。てっとり早いし、何よりも余計な労力を使いませんからね。ただでさえ、旅行で知らない土地にいると、それだけで気疲れ起こしちゃったりしますよね。
でも、ちょっと待ってください!!
運営者は声を大にして言いたいことがあります。
それは…
空港でおみやげを買うのは待って!!
最初に言っておきます。
空港は、お土産屋さんで買うよりも3倍高いです。もしかしたら、それ以上かも。
空港だけでなく、観光客向けの施設が多いところ(例:アルバート通り)は観光客向けの値段になってます。ロシア人(よほどお金に余裕がある人以外)は絶対に買わない値段です。現にこういうところは外国人観光客しかいないと思います。
逆を言えば、ロシア人も利用しているようなお店で買えばいいということになります。現地の人が買っているということは、価格も適正だということですからね。
それじゃ、どこで買えばいいの。
ずばりおすすめは、ベルニサージュおみやげ市場。
お金に余裕はあるけど、時間がない…という方は空港でおみやげを購入するのも一つの手段ですが、なるべく出費は抑えたい…という方にピッタリです。
モスクワ最大規模!!ベルニサージュおみやげ市場
Вернисаж(ベルニサージュ)はИзмайловский рынок(イズマイロフスキー ルィノック)ともよばれる、モスクワ最大のおみやげ市場です。日本の旅行ガイドブックにも紹介されているので、ご存じの方も多いかもしれません。
地下鉄パルチザンスカヤ(Партизанская)駅から、徒歩10分ほどのところにあります。
パルチザンスカヤ(Партизанская)駅メトロの地下鉄路線図の右上に位置しています。
ベルニサージュについては、また別の記事でご紹介しますが、気になる方は公式サイトをご覧ください。日本語もあります。写真が豊富で、見たら絶対行きたくなること間違いなし!!
おみやげのテーマパークといっても過言ではありません。掘り出しものに出会えるチャンスもあるので、是非半日とは言わず1日時間をとって楽しんでください。
まとめ
いかがでしたか。本日ご紹介したおみやげは、ほんの一部です。ほかにもたくさんあります。モスクワを観光する方は是非ベルニサージュ市場も行ってみてください。ここに来れば、なんもそろっているので、手ぶらで帰るっていうことはまずないと思います。ちなみに、ここは市場なので、一度に大量購入するときは値引き交渉もできるので、現地の人とのやり取りを楽しむのもありです。ロシア語が分からない人は、メモ帳とペンかスマフォの電卓を使うとスムーズに店員とやりとりができると思います。
ロシア土産についてもっと知りたい方は是非こちらの本を手に取ってみてください♪
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