本日はソ連時代から国民に愛され続けているスイーツ「ピロージナエ・カルトーシカ」の作り方を紹介します。
ロシア語で「じゃがいもケーキ」という意味ですが、ジャガイモは使わずに、粉々にしたビスケットやスポンジ生地、食パンなどをバターや練乳、牛乳で作ったクリームに混ぜて、じゃがいもの形にしたスイーツです。
実は、当ブログですでにスポンジ生地を使ったカルトーシュカのレシピをとビスケットを使ったカルトーシュカのレシピを公開しているんですが、本日はパン粉を使ったカルトーシュカのレシピを紹介します。
【ロシア料理】家にあるパン粉で作るソ連時代の定番スイーツ「カルトーシュカ」
材料(ピンポン玉サイズ25~30個)
【生地】
・パン粉 300g(※)
→自宅に余っているパンの耳などをミキサーやフードプロセッサーで拡散させたあとに、電子レンジやオーブンなどで乾燥させて作ります。
・牛乳 125ml
・砂糖 150g
・無調整ココア 大2
・無塩バター 150g
・コニャック 大2(お好みで)
【飾り付け】
・カカオ 大2
・粉糖 大1
※パン粉について
我が家はホームベーカリーでパンを焼いているんですが、日にちが経って固くなってしまったものをパン粉として使用しています。固さが不十分なパンは、電子レンジやフライパン、もしくはオーブン(50~60℃ぐらいの低温)で追加で乾燥させるだけで簡単に作れます。
ロシアは空気が乾燥しているので時間が経つとパンがカッチカチに固くなります。それを細かく砕いてパン粉に使っているんですが、お店で買うパン粉よりもおいしいです。今回紹介するカルトーシュカのレシピも、自家製のパン粉で作っています。是非自宅にあるパンからパン粉を作ってみてください。
ちなみに、固くなったパンやお店で売っているラスク(パンを二度焼きしただけのもの)のことをロシア語で「сухари(スハリ)」と言い、このсухари(スハリ)を粉状にしたものをпанировочные сухари(パニローヴォチヌィエ スハリ)、つまりパン粉と言います。
ロシアにはパン粉がないという方がよくいるんですが、出来合いのパン粉は製菓コーナーにあります。
もしくは、ベーカリーコーナーでсухари(スハリ)が激安で売られているので(パンの耳のように袋にいっぱい入ってる)、それを購入して自宅で粉状にして使います。
ベーカリーコーナーで売られているсухари(スハリ)は売れなかったパンを二度焼きしてるようなので、いろんな種類のパンから作られたсухари(スハリ)が袋詰めされてます(笑)
このсухари(スハリ)、ロシア人は紅茶につけてふやかして食べたりもします。
準備
・パンからパン粉を作っておく。
レシピはこれを参考にしてみてください。
パンの塩加減によってはカルトーシュカがあまり甘く感じられないかもしれないのでご注意ください。
・飾り付け用のココアと粉糖を混ぜ、ふるいにかけておきます。
作り方
1. ミルクパン(鍋)に砂糖、ココア、そして牛乳を入れてよく混ぜます。
2. 中火にかけて沸騰するまで泡だて器でよく混ぜます。
3. 沸騰し始めたら火を止めて、バターを入れて溶けるまでよく混ぜます。
4. 3にパン粉を入れて、よく混ぜます。20分ほどそのまま置いておきます。
5. 4の生地を成型し、仕上げに純ココアと粉糖を混ぜたものをまぶして、冷蔵庫で冷やせば完成です。
今回、分量2/3で作ったんですが(パン粉が足りなかった…)、約20個のカルトーシュカができました。
まとめ
本日はロシアのスイーツ「カルトーシュカ」をご紹介しました。
自宅に余っているパンの耳や固くなり始めたパンで作れるので、フードロスを減らすためにもいいですよね。
「本場の味を食べてみたい!」という方は、ちょっと時間はかかってしまいますが、こちらのレシピで作ってみてください♪
私は手間がかかるほうのカルトーシュカが好きです♬夫も夫の親戚の舌も唸らせた味で、一口食べたら虜になること間違いなし!是非作ってみてくださいね♪
ロシア料理に興味がある方におすすめの書籍です♪
それでは皆さん、
また次お会いしましょう!
Пока пока!
コメント