【国際結婚ママ必見】我が家の日露ハーフの名づけ事情

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みなさん、こんにちは。

長男5歳、双子(長女&次男)2歳8カ月、三男8カ月の日露ハーフの子育てに奮闘中のRIEです。

子どもが生まれたら、やっぱり気になるのが「名づけ」ですよね。

「お父さんの字をひとつ取って…」とか「漢字はこれにしたの」とかなど、名づけの経緯って聞いてるだけでもワクワクしますよね。

今回は「我が家の名付け事情」ということで、私たち家族がどうやって子どもたちの名前を決めたのかをご紹介したいと思います。

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【国際結婚ママ必見】我が家の日露ハーフの名づけ事情

名付けの前に悩んだのは、苗字! 我が家は夫婦別姓

現在我が家は、
旦那はロシア姓、私は日本姓

子も日本姓

と登録しています。

まず、結婚する際に考えたのが、夫婦同姓にするのか、それとも別姓にするのか。

結論から先に申し上げると…私は迷わず夫婦別姓を選びました。

ロシアは夫婦で苗字が違う

これにはロシア語の文法が大きく関係しています。

ロシア語の名詞には性の区別(女性・男性・中性)があり、それが苗字にも適用されるのです。

「女性」の場合、多くは「ア」「ヤ」といった語尾が付きます。

例えば、プーチン大統領は名字は男性なので「プーチン(Путин)」ですが、女性だと「プーチナ(Путина)」になります。
同じ要領で、「ドストエフスキー(Достоевский)、女性は「ドストエフスカヤ(Достоевская)」となります。
男性・女性で変化するため、夫婦だけでなく子どもも性別によって姓が変わります。

男女同じ苗字でしか登録できない日本

さて、我が家の場合ですが…。
夫の姓はСиницын(シニツィン)
私が姓を変えれば、Синицына(シニツィナ)
となります。
日本で婚姻届けを提出する際に知ったんですが、夫の姓に変更する場合、夫と同じ姓を名乗らなければならない…と決まっているそうです。つまり、私の姓はСиницына(シニツィナ)ではなく、夫と同じ姓…Синицын(シニツィン)になります。

夫の反応はというと…

えー変だよ。これロシアで書類の手続きするときに絶対問題になるでしょ。
そりゃそうですよね。
私もロシアじゃ問題になると思う(笑)

面倒だし、夫婦別姓で

ということで、私はあっさり夫婦別姓を選びました。
最初は、家族になるんだから同じ姓を名乗りたいっていうあこがれもありましたけどね。さっさと捨てました(笑)
日本を生活基盤にするんだったら、別に男性の苗字を名乗っても別に問題ないと思ったんですが、今後もロシアに残るつもりだったので、わざわざいばらの道を進む必要はない…と判断した結果です。
ロシアはただでさえ手続きが面倒です。すぐにイチャモンつけられ、出直しさせられる国。わざわざ問題になりそうなことをする必要はありませんし、避けたほうが無難。

「なんで男性の苗字なの?」

なんて毎回聞かれるのも面倒だし、

「まさか、あなた男…!?」

なんて言われるのも、噂されるのもイヤです(笑)

日本国籍の子どもの姓は日本国籍側の苗字

国際結婚した夫婦の子供は、日本の役所に出生届を提出することで日本の親の戸籍に入籍します。そのため、日本では原則、生まれた子供の苗字は、日本の親の苗字となります。
我が家は私が戸籍筆頭者です。
つまり、日本の親が外国人配偶者の苗字を名乗っている場合、子供も外国人の苗字となりますが、夫婦別姓で日本の親が外国人配偶者の苗字を名乗っていない場合、子どもの苗字は日本人の苗字になります。
我が家は夫婦別姓だったので、日本へ出生届を提出する際に、子どもは全員「高橋」になりました。

ちなみに、子供の苗字を日本と海外で統一する必要はないので、子供の苗字を日本では日本の親の苗字に、海外では外国の親の苗字にすることもできるそうです。

でも、これもあとあと面倒なことになりそうだったので、我が家はロシアでも日本でも子どもたちには「高橋」の姓を継いでもらうことにしました。

子どもの名付け

日本名?それともロシア名?

さて、ここからが本題。

子どもたちの苗字は「高橋」になったけど、それじゃ名前はどうするか。

日本名?ロシア名?

結論から言うと、我が家の子どもは4人ともロシア名をつけました。

長男「ミハイル」、長女「エカチェリーナ」、次男「アレクサンドル」、そして三男が「ユウリ」です。

今後もロシアを生活拠点にするつもりだったので、日本名よりもロシア名のほうがいいだろうという私と夫の判断でした。

日本名だと書類の手続きで正しくスペルを書いてもらえないかもしれないし、そもそも覚えてもらえない可能性大ですからね。

私の名前が里枝(りえ)で、書類上ではРиеで統一してるんですが、Риэと書かれることがあって、間違いを見落とすと…まぁ後で大変なことになります(苦笑)そんな苦労、子どもたちにはさせたくない(涙)

ロシア名で日本になじみのある男の子の名前を探すのは難しい

ロシア名にするんだったら、

国際的に通用する日本にも馴染みのある名前を選びたい。できれば、漢字も充てたい。

これが私の希望でした。

女の子だったら、「アンナ(Анна)」、「マリヤ(Мария)」、「ユリヤ(Юлия)」などけっこう日本にも馴染みのある名前があったんですが、問題は男の子の場合。

一生懸命探したんですが、「イリヤ(Илья)」「ユウリ(Юрий)」「ロマン(Роман)」ぐらいしか思いつかない。

イリヤは×。私の地元の地名に「入谷(いりや)」があるから何となくイヤ。

そうなると、残りはユウリかロマン。

もし子どもが3人生まれて、3人とも男の子だったら?(もともと2人の予定だったけど)

だったら、最初から私たちが気に入った名前をプレゼントしたほうがいいんじゃ…?

ということで、結局夫と2人で気に入った名前を選ぶことにしました。

我が家は男の子3人生まれたので、気に入った名前をプレゼントして正解でした。

ロシアの場合、公共の場で「〇〇さん」と呼ぶときに「名前+父称」が使われるので、父称との相性も大切だという夫の意見を採用し、まず私が気に入った名前をピックアップして、あとは夫に選んでもらいました。

せめて漢字を充てたいという気持ちはあったんですが、無理やり充てても逆に違和感があるかなぁ…ということで、みんなカタカナです。

ロシアの風習「父姓」はミドルネームには入れず

 ロシア人の名前は、「名前+父称+姓(苗字)」という構成になっています。

実父の名に基づく「父称」をミドルネームのように用いて、〇〇の息子/娘を表します。

我が家は話し合った結果、日本ではミドルネームや父姓の文化がないので入れないことにしました。

仮にエカチェリーナに父称をつけた場合、ファーストネームと一綴りで「エカチェリーナアレクセーブナ」と記入されることになるんですが、さすがに長すぎるし、わかりにくい。

出生届を書いたとき、「エカチェリーナ」を枠内に収めるのですら苦労したんだから(苦笑)

名づけ方はいろいろあるけど…

名前は親が与える初めてのプレゼントなので、夫婦でたくさん考えて素敵な名前が見つかるといいですね。

 

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