現地在住日本人が紹介!!ロシアの「国際婦人デー」1年で最も女性が輝ける日とは?

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ロシアは年に8日間祝日がありますが、そのうちのひとつが3月8日の国際婦人デーМеждународный женский деньです。

ロシアでは、8 марта(восьмое марта)と呼ばれることが多いです。

フランス、イタリア、中国などでも、この日は女性に感謝する日として知られていますが、ロシアでもこの日は会社も学校もお休み。

一年のうちでもっとも盛り上がる祝日のひとつです。まぁ…男性諸君にとっては試練の日とも言えますが(笑)どんな日でどうやってお祝いするのか気になりますよね。

ということで、本日は国際婦人デーについてご紹介します。

ロシアの祝日に関してはロシアの祝日はいつ?由来は?どんな風にお祝いするの?をご覧ください。

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現地在住日本人が紹介!!ロシアの「国際婦人デー」1年で最も女性が輝ける日とは?

国際婦人デー(Международный женский день)の由来

もともとはアメリカ、ニューヨークの女性労働者が1909年2月に参政権を求めてデモを起こしたことが由来です。

ロシアでも同様のデモが1913年ごろから始まります。そして、帝政末期の1917年、現在の暦で3月8日あたる2月23日に首都ペトログラード(現サンクトペテルブルク)で女性労働者たちが食糧不足を訴えるストライキを実施、この動きがソ連設立のきっかけとなる二月革命に発展しました。そのため、当時のソ連では国際婦人デーは政治色の強いものでした。しかし、この日が制式に祝日とされる1966年にはその色も薄れ、次第に女性に感謝を示す日に変わっていきました。

現在では他の国と同様、女性に対する感謝のしるしとして男性が色鮮やかなチューリップやバラ、ミモザなどの花束や甘いお菓子をプレゼントする日となっています。

すべての女性が輝ける日…それが、国際婦人デー

そんな大げさな…(苦笑)。たかだが贈り物するだけでしょ?

そんな風に思っている男性諸君、甘い!!

この日、男性にとっては1年でもっともストレス(笑)のかかる日といっても過言じゃありません。

花屋に駆け込んだり、女性の喜びそうなプレゼントを買いにお店へ繰り出したりする男性もいれば、女性をレストランへ招待する男性もいます。この日だけは家の家事を全てする男性だっているほどです。とにかく、男性は女性を喜ばせようとこの手あの手を尽くします。

それだけじゃありません。

ロシアはお祝いごとがあると、必ずステキなお祝いのメッセージを用意しなければなりません。

しかも、ロシアでは長ければ長いほど喜ばれる傾向があるので、その準備も大変。慣れてる人なら相手が喜びそうなお祝いメッセージを即興で作れるかもしれませんが、慣れてない人だとなかなか難しい。

ロシアにはお祝いメッセージを集めたサイトがたくさんありますが、それだけ需要があるということですね。

花屋さんは1年で一番忙しい!

この日、ロシアやウクライナ、ベラルーシなどの市場では「花束」が大量に売られます。この日ばかりは花屋さんも大忙しです。

3月上旬とは言え、この時期はまだまだマイナスを記録することも多い。

だから、この時期に仕入れられる花束はとーーーっても高価!!

私が住むリャザンの花屋さんでは、チューリップが1本70~100ルーブル(100~140円)、バラだと1本100ルーブル(140円)はします。花束ともなると本数や花の種類にもよりますが、2000ルーブルは当たり前の世界です。チューリップ51本の花束で5600ルーブル(8000円)とか…。

た・・・高い!!!

ぶっちゃけ、私が男性だったら絶対に買いたくない!(というか、そもそも現地の私のお給料じゃ物理的に無理・爆笑)

それでも、男性たちはこのときばかりは大金をはたいて花束を買い求めに花屋さんへ押しかけます。

花屋さんには長蛇の列…花束を買いにきた男性でごった返してます(笑)これ、3月8日の風物詩です(笑)これを見ると、もうすぐ春だな~という感じになります。

男性にとっては試練の1日ではありますが、両手いっぱいの花束やプレゼントを幸せそうな顔で抱えている女性を見ると、こういう日が1日ぐらいあってもいいよな~って思います(笑)

男性の中には、高価なアクセサリーや家電製品を購入する強者もいるので、この日をいかに大切にしてるかがわかります。

ちなみに、ロシアには「祖国防衛の日」と呼ばれる、男性に感謝をする日もあるんですが、この日贈られる定番プレゼントといえば…。

ボディソープ、シャンプー、靴下…シェービングフォーム(笑)

ウクライナに日本語を教えている学生さんがいるんですが、授受表現を教えているときに「祖国防衛の日」と「国際婦人デー」の話題を取り上げたところ、彼曰く…

国際婦人デーは、祖国防衛の日よりも高価なものをプレゼントするのが常識です。

なんだとか(笑)

実際、ロシアの情報サイトによると、男性は女性よりも1000ルーブルほど高いものをプレゼントしてるそうです。

そうそう、言い忘れていましたが、ロシアでは、プレゼントのブーケは奇数本がルールです。偶数本の花束は、墓地に持って行くもので縁起が悪いとされているからです。ロシアの花屋さんで花束を購入する場合は、奇数本でしか売られていないので問題ありませんが、日本でロシアの女性に花束を贈るときは、気をつけましょう!

ロシア人男性は一体いくら使ってるの?

恋人・奥さんがロシア人の方が気になるのはここですよね(笑)

ご存じの方も多いかもしれませんが、ロシアは地域によって収入が大きく変わるので、実はこの質問の回答ってなかなか難しいっていうのが実情です(笑)

それでも、やっぱり知りたいですよね。

ということで、とあるロシアの情報サイトで見つけたアンケート結果をご紹介します!

そのサイトによると、月収が30000ルーブル(43000円)の場合、平均で花束に1800ルーブル(2600円)、プレゼントに2400ルーブル(3500円)、月収が80000ルーブルの場合、花束に3000ルーブル(4300円)、プレゼントに3700ルーブル(5300円)ほど使うそうです。

ちなみに、私が住んでいるリャザン(モスクワ南東約200㎞に位置)の平均月収は約30000ルーブル(43000円)。これが、首都モスクワになると、80000~90000ルーブル(115000~130000円)になります。

月収30000ルーブルで1800ルーブルの花束…正直、財布が一緒の我が家でこんな高いものをサプライズで購入されたら、別の意味でビックリしちゃいます(爆笑)

まぁ、夫は私が生花をあまり好きじゃないのを知ってるので、一度も買ったことはありませんが(笑)

ちなみに、私が今までにもらったプレゼントはこちら↓

財布とハードディスクは当時彼氏だった夫にもらいました。お菓子をもらうことが多いですね。

店頭に並ぶ大量の花束とプレゼント

国際婦人デーが近くなると、花屋さんだけではなくスーパーやホームセンターでも大量の花束やプレゼントが並びます。先ほど、花屋さんは高いと言いましたが、こちらではかなりリーズナブルな価格で購入できます。

国際婦人デー前日(2021年3月7日)に食料品の買い出しに行ったんですが、花は鮮度が命ということもあり、今日は午前中からたくさんの人でにぎわってました。写真を何枚か撮ってきたのでちょっとご紹介。

大型ホームセンター「Leroy Merlin」

フランスのホームセンター「Leroy Merlin」では、入り口を抜けるとすぐに色鮮やかな花束や花鉢が並んでいました。

バラは11本で558ルーブル(810円)とかなりリーズナブル。

ほかにも、花鉢がありました。菊の花鉢は998ルーブル(1400円)。バラの花鉢で410ルーブル(600ルーブル)でした。

ちなみに、ロシアでは菊の花も普通にプレゼントとして送ります。そういえば、一度だけ知り合いのロシア人が私の職場まで花を届けに来てくれたことがあるんですが、その時ちょうど授業中だったので、私のデスクの上に置いてってくれました。授業が戻ってきて見ると、なんと菊の花が一輪花瓶に入って置かれていてビックリしてしまいました(笑)

大型スーパー「Глобус」

ドイツの大型スーパー「グローブス」は、こんな感じ。

店舗が大きいので、花以外にもお菓子やワイン、シャンプーやリンス、ボディソープなどのバス用品、化粧品、家電製品まで取り揃えてあります。迷ったらここくれば何かしら見つかります。

私は料理が好きなので、家電製品とか調理道具とかもらえると嬉しいですね~(笑)

「Leroy Merlin」で558ルーブル(810円)のバラの花束11本買って、こちらで200~500ルーブル(300~700円)ぐらいのお菓子の詰め合わせとか、350ルーブル(500円)ぐらいのボディケア用品購入すれば、それだけで立派なプレゼントになります。

まぁ、でもこれは定番中の定番なので、新鮮味はないですけどね(笑)

毎年職場でボディークリームとかボディソープ、シャンプー&リンスの詰め合わせをもらってるので、たまっていくばかりです(笑)人によっちゃ、使わないプレゼントを他の人にあげちゃうってことも(苦笑)

大型スーパー「Лента」

リャザンに3店舗ある大型スーパー「レンタ」。こちらでもリーズナブルにプレゼントを購入することができます。

お昼近くに行ったところ、チューリップの大安売りをしていて、人が集まってました(笑)

チューリップ(単色)5本の通常価格が242.99(350円)ルーブル、会員カード価格で229.99ルーブル(330円)、そして今日はセール価格で139.99ルーブル(200円)!!でした。11本だと、通常価格が421.99ルーブル(610円)、会員カード価格で399.99ルーブル(580円)、セール価格で299ルーブル(430円)とかなりお買い得でした。

そして、お祝いに欠かせないのがケーキ!!「レンタ」では7日、8日の2日間だけホールのケーキが40%割引で購入できました。

大きさやケーキの種類によっても価格は変わってきますが、大体400~900ルーブル(500~1300円)の価格帯のものが売られています。ここから40%割引なので、お得感ありますよね。

まぁ、多分通常価格を引き上げて、そこから40%割引なんだろうけど。

ちなみに、我が家の自宅近くにあるスーパーにも、野菜&果物売り場の一画で花が売られていました。

自宅近くのスーパーで販売されていた花

花屋さんで花束購入するよりも、お財布にやさしい金額です(笑)

鉢植えをプレゼントしたら、そのままダーチャに植え替えができるのでいいかもしれませんね。

バレンタインデーはあまりポピュラーではない

よくロシアに興味のある日本人の方から「バレンタインデーはお祝いするんですか?」という質問をいただきます。

ロシアにも一応バレンタインデーは存在するんですが、「祖国防衛の日」(2月23日)と「国際婦人デー」(3月8日)があるので、あまりポピュラーではありません。

リャザンに限っては言えば、お祝いムードは一切ないですね。

せっかくなので、ロシア流のバレンタインの過ごし方もご紹介します。

男女が互いにプレンゼントを渡し合う

日本のバレンタインデーって「女性が男性に自分の気持ちを伝える」っていうイメージが強いと思いますが、ロシアの場合は「自分の好意を相手に伝える」という感じです。

好意といっても、恋愛感情だけじゃなくて、家族・友だち同士に対する好意もこれに含まれるので、日本の義理チョコ・友チョコに近い感じでしょうか。

ロシアにホワイトデーはない

これはバレンタインのお返しの日として日本で作られた日なので、ロシアにはありません。

ロシア人に「ホワイトデーのお返しはどうするの?」と聞いても相手は一体何のことだかわからないので、気を付けましょう!

ちなみに、私の夫(日本語学習歴10年以上)でも、ホワイトデーのことはよく知りませんでした。

お祝いの表現

さて、ではここからは国際婦人デーに使えるお祝いのフレーズを紹介していきます。

よく使われる定番フレーズをご用意したので、是非使ってみてくださいね!

Поздравляю тебя с 8 марта!

(パズドラヴリャーユ チビャー ス ヴァシモーヴァ ルタ!)
『国際婦人デーおめでとう!』

С 8 марта!

(ス ヴァシモーヴァ ルタ!)
『国際婦人デーおめでとう!』

「Поздравляю тебя」の部分を省略することもできます。

こちらのほうが言いやすいですね。

С праздником!

(ス プラーズドニコム)
『祝日おめでとう!』

Это тебе подарок!

エータ チベー パダーラク)
『これ、あなたに』

プレゼントを手渡すときに使います。

まとめ

いかがでしたか。本日はロシアの祝日『国際婦人デー』についてご紹介しました。

2021年は3月8日が月曜日なので、土曜日から3連休ですね。つい最近祖国防衛の日でお休みだったばかりですが、今から連休が待ち遠しいです(笑)ちなみに、連休前の金曜日は、仕事を早く切り上げるところがけっこうあります。この日は働くムード0ですね(笑)

午後から職場でシャンパン開けてみんなでお祝い…なんてこともザラです(笑)

ロシア人の友だち、恋人、奥さんがいる方は、是非お祝いしてくださいね!

それでは皆さん、
また次お会いしましょう!
Пока пока!

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