約4ヵ月の日本滞在を終え、先月29日にJL49便で無事ロシアに戻ってきました!!
コロナ禍で海外渡航を控えてる人がほとんどだと思いますが、我が家のようにいろいろ事情があって一時帰国しなければならない方もいるかと思います。
そんな方々のために、今回日本からロシアへ帰国するまでにどのような手続きをしたのかご紹介したいと思います。
コロナ禍で常に政府の対応が変わっているため、渡航を考えている方は必ず最新の情報を取得してくださいね。なお、ロシアから日本への渡航については、ロシア在住日本人「コロナ禍での一時帰国、PCR検査、そして2週間の隔離」をご覧ください。
では、一緒に見ていきましょう!
現地在住日本人がコロナ禍に日本からロシアへ帰国するまで
運航便のスケジュールについて
まず最初に、現在の東京発モスクワ行便、モスクワ発ヘルシンキ経由東京行便の運航情報について確認しておきましょう。
東京発
2021年4月9日まで東京発モスクワ行便は下記のとおり運航することが決定しています。もちろん、関係当局の認可を前提としているので、状況によっては運休になることも予想されるので、必ずJALの公式サイトを確認してください。
便名・運航日 | 出発空港・時間 | 到着空港・時間 |
---|---|---|
JL49 | 東京国際空港(HND) | モスクワ シェレメチェボ空港(SVO) |
毎週金曜日 | 8:05発 | 12:35着 |
モスクワ発
モスクワ発ヘルシンキ経由東京行便の運航情報もここに記載しておきます。
便名・運航日 | 出発空港・時間 | 到着空港・時間 | 備考 |
---|---|---|---|
JL47 | モスクワ シェレメチェボ空港(SVO) | ヘルシンキ ヴァンター空港(HEL) | |
毎週金曜日 | 14:15発 | 15:00着 | 到着後、一旦降機後に乗継 |
JL48 | ヘルシンキ ヴァンター空港(HEL) | 東京国際空港(HND) | |
毎週金曜日 | 17:40発 | 10:10着(翌日) | 第3ターミナル到着 |
機内の様子
1月29日のJL49便に搭乗したんですが、座席は1/3埋まってるか埋まっていないか…という感じでした。今回乳幼児連れが私たち含め5組いたので、バシネットが使える席は使えませんでした。私と息子は一番後ろの59Hに座ったんですが、隣の席が空いていたので2席利用でき、かなり快適な空の旅でした。
真ん中の4席を利用して横になってる人もいたし、お手洗いもいつ行っても空いていたので、かなり空いていたと思います。
ロシアへの入国制限
2020年11月よりビザの発行と日本国籍者の入国制限を緩和しています。
それに伴い、日本国籍者等のロシア入国も所持する査証の条件に従って可能となりました。
渡航に際しては、査証カテゴリーに関わらず、渡航直前3日以内(搭乗前72時間以内)に受けたPCR検査の陰性証明書(ロシア語または英語)の提出が求められています。また、労働活動のためにロシアに到着する外国人(労働査証所持者)については、14日間の自己隔離を実施する義務が課されているので、注意しましょう。
私はВЖН(定住許可)でロシアへ入国しているので、14日間の自己隔離は特にありません(が、とりあえず2週間はなるべく自宅で待機する予定です)。
日本人がロシアへ行く場合は要海外渡航前PCR検査
今回、ロシアへ渡航したのは私と息子。
私はВЖН(定住許可)を取得済みの日本国籍者。息子は日本とロシアの二重国籍者で、日本での入国審査では日本人として、ロシアではロシア人としてパスポート入国しました。
二人とも海外渡航前PCR検査を受ける必要があると思っていたんですが、クリニックで発行してもらう陰性証明書のパスポート記載欄に日本のパスポート番号を記載するべきか、それともロシアのパスポート番号を記載するべきなのかわからず、在モスクワ日本国大使館に問い合わせをしてみたところ、日本とロシアの二重国籍者である息子は海外渡航前にPCR検査を受ける必要はないとのこと。その代わり、現地(つまりロシア)に戻ってから3日以内にPCR検査を受ける義務があります。
現在日本国内で海外渡航前PCR検査を受けるとなると、自費で25000円はかかります。
私と息子二人合わせて50000円の出費を覚悟していたので、これ聞いたときは目が点になりました(笑)ちなみに、私が住むリャザンという町でPCR検査を受ける場合の費用は2100ルーブル(≒3000円)でした。
ちなみに、これが判明したのがロシアへ戻る4日前(笑)結局、在モスクワ日本国大使館のほかにJALと在日ロシア大使館にも電話で問い合わせをしたという…(苦笑)
ということで、海外渡航前PCR検査を受けたのは、私だけ。都内にあるTEAM MEDICAL CLINICで受けました。
というのも、ほとんどのクリニックで自費だと25000円はかかるところ、ここでは一人当たり9900円(税込み)で検査が受けられ、渡航用陰性証明書は別途1通5500円(税込み)で発行してもらえたから。つまり、一人当たり15400円ですね。
証明書は英文だけで問題ありませんが、必ずクリニックのスタンプが押されているものが必要になるので、ご注意ください。
ネットで安く検査が受けられる場所を探していましたが、自宅から通えるところで一番安かったのはここでした。ちなみに、検査方法は鼻咽頭ぬぐい液で行われるので、渡航先の条件を確認してから検査を受けてくださいね。
ロシアでは鼻咽頭ぬぐい液でも、唾液でもどちらでもかまわないそうです。
結局、自費で50000円かかると思っていた海外渡航前PCR検査は、私1人の15400円で済みました。これでも高く感じられるかと思いますが、安くできたと思ってます。保険が適用されればいいんですけどね~…。
なお、出発当日はチェックインカウンターで陰性証明書の有無の確認のため提示が求められるので、パスポートと一緒に用意しておきましょう。
機内で配布される感染拡大防止のための質問票
ロシア政府の質問票が機内で配布されるので、機内で事前に記入しておき、モスクワ シェレメチェボ空港に到着後、検疫係官に渡します。
このとき、渡航用陰性証明書の提示を求められるので一緒に渡します。質問票は回収され、渡航用陰性証明書は返却されます。
機内で実際に配布された質問票はこちら↓
質問票はロシア語と英語で書かれているので、ロシア語が難しい方でも安心して記入できますが、A4サイズで両面に記入しなければならないので、時間に余裕を持って書くことをおすすめします。
ちなみに、私は息子の分と合わせて2枚記入しました。
不明な点は客室乗務員の方が丁寧に教えてくれるので、質問しましょう!(笑)なお、空港到着後にゆっくり記入するスペースは一切ないので、必ず機内で書きましょう!
シェレメチヴォ空港到着後
ロシアを出国する際はターミナルFでしたが、今回はターミナルDに到着しました。バス移動もなく、空港直結だったので寒さに凍えることもありませんでした(笑)幼い子どもがいると、バス移動っていうだけで防寒着を持っていかなくちゃいけないので、けっこう大変です。
さて、到着後は普段通り入国審査を受けます。そのあと、手荷物の受け取りに進むんですが、その前に機内で記入した質問票と陰性証明書を提出するためのカウンター(机が並べてあって、職員が座ってるだけですが・笑)があります。
質問票はそのまま回収、陰性証明書は確認後返却されます。
あとは手荷物を受け取って、税関検査を通って到着ロビーへ向かえば終わりです。
ロシア国籍の方は、入国後3日以内にPCR検査を受けて、Госуслугиで結果を通知する義務があるので、職員の方にГосуслугиのアプリをダウンロードするように指示を受けていました。
ロシア入国後
私の場合特に自宅待機などの指示もないので、通常の生活に戻ってます。
…とはいえ、万が一ということもあり得るので、14日間は外出を必要最低限に抑えようと思っています。
マスク着用してない人の多さを見て、ロシアに戻ってきたんだという実感が湧いてきました(笑)
一方、息子は日露の二重国籍者なので、翌日リャザン市内にあるクリニックでPCR検査を受けに行ってきました。検体は鼻腔と口腔両方から採取。
結果は翌日メールで届き、あとは夫のГосуслугиのアカウントから息子の結果を通知しました。
私も息子も、今はコロナというよりは、積雪で道のコンディションが悪く自宅待機を余儀なくされてる感じです(笑)
まとめ
今回コロナ禍での一時帰国でしたが、特に問題なく日本とロシア間を行き来できました。
もちろん、渡航前にPCR検査を受けに行って陰性証明書をもらいに行くのに手間とお金がかかりましたが、まぁ…それはしょうがないですね。
家庭の事情でどうしてもこの時期に一時帰国しなければならなかった我が家でしたが、次はコロナが落ち着いてから家族3人で日本へ行きたいと思っています。
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