ロシアの家庭料理のひとつ「ビーフストロガノフ」(бефстроганов)。
日本でもいろんなレシピが公開されていますよね。作ったことがある方も多いかもしれません。
本日は我が家でよく作るとりむねを使ったビーフストロガノフをご紹介します。
30分ほどで簡単に作れますが、見た目はとっても豪華。メイン料理にピッタリなので、忙しい方におすすめです。
【ロシア料理】とりむねとサワークリームで作る超簡単ビーフストロガノフ
ビーフストロガノフって?
ビーフストロガノフは、ロシア料理の代表的な家庭料理。細切りにした牛肉と野菜をスメタナ(サワークリーム)で煮たものが定番で、付け合わせにパスタ、じゃがいものピューレを添えて食べられています。クリーミーなのにほのかな酸味があっておいしいです。
日本では、トマトソースやデミグラスソース、スメタナ(サワークリーム)の代わりに生クリームを加えて作られていますが、ロシアでは新鮮なトマト(もしくはトマトピューレ)とスメタナで煮込んで、塩コショウで味付けするのが一般的です。マッシュルームを入れてもおいしいです。
由来
誕生した由来は諸説ありますが、その中で最も有力な説をご紹介します。
現在世界中で食されているビーフストロガノフですが、もともとはロシアの貴族であるアレクサンドル・セルゲーエヴィチ・ストロガノフ(1795~1891年)のために考案された料理と言われています。
晩年のアレクサンドルは加齢のせいで歯が抜け落ちてきてしまい、大好物であるビーフステーキが食べられなくなりました。
そこでシェフであるフランス人のアンドレ・デュポンがビーフステーキを食べやすいサイズに切り、肉を柔らかく煮込んだ料理を開発したのです。
そして、その料理を「ビーフストロガノフ」と名づけました。
ビーフストロガノフはロシア語で書くと、бефстрогановです。”беф” とはフランス語の “Bœuf” (牛肉)と貴族の名前である “Строганов” からつけられたと言われています。
材料
・とりむね 500g
・トマトピューレ 大さじ1~2杯
・にんじん 1本
・たまねぎ 1個
・小麦粉 大さじ1杯
・スメタナ(サワークリーム) 大さじ2~4杯
・にんにく 2~3片
・塩 小さじ1/2
・こしょう 少々
・植物油 大さじ3~4杯
今回私は半量で作っています。
作り方
1. たまねぎはみじん切りに、にんじんは4面スライサーの広千切りで切ります。
2. たまねぎと小麦粉を混ぜ合わせます。
3. とりむねは薄く切り、ミートハンマーで叩きます。
4. フライパンに油を敷き、とりむねを炒めます。
5. 4にたまねぎを加え、さらに2~3分炒めます。
6. 5ににんじんを加え、炒めます。
7. 6にトマトピューレと水200mlを加え、塩コショウで味付けをします。10分ほど煮込みます。途中フライパンの底が焦げないように混ぜてください。
8. 7にスメタナ(サワークリーム)とにんにくを加えます。にんにくはすりおろすか、ガーリックプレッサーで潰してください。よく混ぜながら2分ほど煮込んだら完成です。
飾り付けにみじん切りにしたウクロップ(ディル)を載せると色鮮やかになります。
※写真はウクロップ(ディル)なしです。
まとめ
いかがでしたか。本日は『ビーフストロガノフ(бефстроганов)』の作り方をご紹介しました。
家庭によっては、水ではなくブイヨンを使います。トマトピューレ、にんにくの量は味を見ながら調整してください。トマトピューレの代わりに生トマトを使ってもおいしいです。
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