甘納豆は、豆類や栗、さつま芋の輪切りなどを砂糖漬けにした和菓子のひとつですが、今回ご紹介するのは、かぼちゃで作る甘納豆!!
ロシア語でцукаты из тыквыと呼ばれ、ダーチャで収穫した大量のかぼちゃを消費するために作られています。見た目も味もドライフルーツのアプリコットに似てて、一口食べただけではかぼちゃだとわかりません(笑)保存もできるので、自宅にかぼちゃが余っているという方、ぜひ試してみてください。
大量消費におすすめ!!バターナッツかぼちゃで作る甘納豆 “Цукаты из тыквы”
ダーチャで収穫したバターナッツかぼちゃ
我が家は2022年の夏ごろにリャザン郊外(車で15分ほど)に建てた平屋の一戸建てに引っ越したんですが、敷地内で家庭菜園をしています。去年初めてかぼちゃを育ててみたんですが、同じウリ科のズッキーニを近くに植えるという初歩ミス。交雑種ができてしまい、結果大失敗(甘くないかぼちゃができてしまい、お世辞にもおいしいとは言えずすべて処分…)。
今年はかぼちゃとズッキーニは離れたところで育てたんですが、何とか無事収穫ができました。
しっかり摘心しなければいけないんですが、途中から放置プレー…かぼちゃの葉っぱが生え放題。
かぼちゃは収穫後追熟できるので、風通しのよい日陰で(常温)3〜4週間ほど置いておけばよりおいしくなります。我が家は屋根裏に保管して、少しずつ食べてます。
バターナッツかぼちゃは日本のかぼちゃのようにホクホクしていないので、煮物には不向き。我が家では、かぼちゃのプリンやクッキー、パウンドケーキ、本日ご紹介する甘納豆などのスイーツを作ってます。
では、かぼちゃの甘納豆のレシピを見ていきましょう!
材料
・バターナッツかぼちゃ 1㎏
・砂糖 500g
・食用クエン酸 小さじ0.7杯
・ナツメグ お好みで
・シナモン お好みで
・粉糖(シュガーパウダー) 大さじ0.7杯
・コーンスターチ 大さじ0.7杯
我が家は家庭菜園で育てたバターナッツかぼちゃで作りました。
作り方
1. かぼちゃは皮を剥き、種とわたを取り除きます。1cm角に切ったら、鍋に入れます。
ロシアでは、たねは捨てずに干して食べることもあるそうですが、我が家は捨ててます。
2. 鍋に砂糖を入れ、よく混ぜ、ふたをしてから6~10時間ほど置きます。砂糖を入れるとかぼちゃから水分が出てきます。
3. 2に食用クエン酸と調味料を入れて混ぜます。
4. 強火にかけます。沸騰させ、かぼちゃが柔らかくなるまで煮ます。煮すぎると形が崩れてしまうので気を付けてください。
5. かぼちゃをザルへあけます。シロップは再度沸騰させ、5~7分ほど煮詰め火を止めます。
6. 5のシロップが入ってる鍋にかぼちゃを入れて、冷まします。
7. 5と6を繰り返します。
8. かぼちゃをザルにあけ、余分なシロップを落とします。1時間半から2時間ほどそのまま置いておきます。
9. 天板にクッキングシートを敷き、かぼちゃが重ならないように載せます。
10. 100℃に予熱しておいたオーブンで、2~3時間ほど乾かします。
乾燥させすぎると、かたくなってしまうので気を付けてください。
11. オーブンから取り出したら、そのまま乾燥した部屋に1日置きます。
12. 粉糖とコーンスターチを混ぜたものをかぼちゃにまぶせば完成です。
残ったシロップはお料理やお菓子作りに使えるので、捨てないでとっておきましょう。
まとめ
いかがでしたか。本日はかぼちゃで作る甘納豆をご紹介しました。日本のかぼちゃでは作ったことがないので、どんな甘納豆ができるのかは謎ですが、もしご自宅にバターナッツかぼちゃが大量に余ってるという方がいたら、ぜひ作ってみてください。
ぜひ試してみてくださいね。
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